続き書きます。
ここの話が1番共感したというか、自分のことのように辛く感じました。おでかけするのに気に入ったバックがなくって、すねちゃっているんですよね。そして、お姉ちゃんが意地悪で、顔が鬼のように怖いんです。わたしも外食する前、着て行く服がなくて大泣きして、結局置いてきぼりになったこと何度もありました。誰に対して腹を立ててるのか、何が辛いのか、しまいにはなんで泣いているのかさえわからなくなっているのに涙が止まらないってことありますよね。ひとことでいうと絶望感。小さな出来事だけど、人間ってこうやっていろんなこと経験して、感情のコントロールや人の痛みを理解する能力を身につけたりするのかな、なんて思います。
おもひでぽろぽろは小学生時代と現代が交互に描かれ、ストーリーが展開されます。社会人のタエコちゃんもいろんな想いと葛藤しながら自分の道を決めたのですが、それは小学生時代の自分が導いてくれたのかもしれません。わたしは自分の過去を振り返るのが嫌です。嫌だったことや辛かったことの方が多くて、後悔や憎しみみたいな感情ばっかになってしまうからです。でもわたしの人生も過去があるから今があり、今があるから未来があるのかも。そんなことを感じさせてくれるおもひでぽろぽろ、やっぱり大好きであり、特別です。