って    ろくなときじゃない




楽しかったり


うれしかったり


うかれていたら




詩なんてかけるはずない





詩なんてかけるひまがない



あなたは だんまりだから


又一方的に私が押し切る


あれこれ意味のない言葉並べ


ズッコケタせりふがからみつき


結局最後は


何やってんだろって


自分にしらける




一枚の写真の中にしかいない  YOU


肝心なことだけいえないでいる私



いったいいつまで空回りしてんだか・・   



何度帰っても そこには記憶がなく

きれいな景色さえ 冷たい

帰るべきところは

子供のころに遊んだ小さな丘

少し不気味な 神社の裏

雨の日の垣根


哀しいのか うれしいのか

丘に一本だけ立つ木に

しがみついて泣いた

小さかった友は 今も紙飛行機追いかける


行かなきゃいけないのは

わかっているから

もう少しここにいさせて

もつれてからんだ細い髪

ほどかないまま

いっそひきちぎって 痛みごと

捨ててしまおうか


心が今頃になって揺れるのを

・・・・怯えてる

ほとんど天国が見えかけたとき


麻酔から 醒めた


だけど まだオペは終わってなくて


気付いてもらわなきゃって 渾身の力振り絞り


手首動かしてみた


その手を握った看護師さん


頑張るんよ  もうすぐ  縫うから


えっ   ええっ?




このまま全身麻酔かけたら 植物状態になるかもしれません


執刀医と麻酔科医の相談する声が


手術台の私に聞こえた


うそ~っ




今朝病室で目覚めたとき


ベッドから降りて初めて気付いた


ベッドが血だらけ


パジャマも血だらけ


足を伝ってまだ血が流れる


血まみれの自分にやっと気付いた時


ナースコールを押す前に  隠さなきゃ  着替えなくちゃ


ってまずそう思ったの



しばらく考えて やっぱり  無理かな


助けを呼ぼう       後で聞いた話 この時既に命のぎりぎり


輸血と点滴を両手 両足から


オペ室に運ばれてからもまだ 意識はあった


麻酔のマスクをかけられる 


意識のかけらがまだ残ってるとき




私はこんなんじゃいや!   あわただしく運ばれて家族の誰とも話してない


こんなんで このまま植物になるなんて!そんなの絶対許さない!


そのあと 意識が消えるまで 2秒



・・・・


・・・・・ がちゃがちゃ  目は覆われててなにもみえない


ここどこ?   ぴ ぴ ぴ モニターの音?




予定より 早く麻酔から覚めてしまったらしい


ここから後は


ご想像にお任せします



こうして 新たな命が誕生しました


あなたなら どう答える?


誰か


早く  


教えて


どうして   みんなに会おうとしたのか


みんなの中に逃げ込みたかった


幸せ?って聞かれたら


幸せって 答えるしかない  だから 聞かないで


声をかけられたら


笑顔つけて 振り向くしかない


何が幸せなのか  自分でも解らない 



いつもとぼけているのは


自分自身に対して


このままずっとごまかして


向こうの世界にもっていくよ



幸せと幸せそうとは  大きく違う


そんなに簡単に 答えられるものじゃない



         ごめんなさい


         いつもと違う  

     

         明日は


         とぼけた 私に帰るよ