何度帰っても そこには記憶がなく

きれいな景色さえ 冷たい

帰るべきところは

子供のころに遊んだ小さな丘

少し不気味な 神社の裏

雨の日の垣根


哀しいのか うれしいのか

丘に一本だけ立つ木に

しがみついて泣いた

小さかった友は 今も紙飛行機追いかける


行かなきゃいけないのは

わかっているから

もう少しここにいさせて

もつれてからんだ細い髪

ほどかないまま

いっそひきちぎって 痛みごと

捨ててしまおうか


心が今頃になって揺れるのを

・・・・怯えてる