Machの日記 -17ページ目

Machの日記

365度回転の人生を生きる

日本の経営者の方々は、「イノベーション」という言葉が大好きです。

何かにつけ、会社の発展のためには「イノベーション」が必要であることを社員に訴えます。

まるでお経を唱えているかのようです。

「イノベーション」を何度唱えれば、奇跡は起こるのでしょうか?


「イノベーション」と聞いても、私は、流行の言葉を安易に使いたくないので、それなりに調べます。

ピーター・ドラッカー著の「イノベーションと企業家精神」も読みました。

この言葉が日本の経営者の方々に普及し一般化したのは、ドラッカーの影響が大きいでしょう。日本人はドラッカーが大好きですから。

でも、「イノベーション を最初に定義したのは、経済学者のシュンペーターのようです。1911年にその著書の中で書き記しているそうなので、結構、古い言葉です。

ドラッカーは「イノベーション」の考え方を企業経営に持ち込んだ点で優れており、会社大好きな日本人の間に一般化させた点は評価されるべきでしょう。


私が「イノベーション」という言葉を初めて聞いたとき、その言葉自体に大きな感銘を受けることはありませんでした。それよりも、それと同じようなことは学生時代に読んだ本の中でも語られていたな、という印象でした。


その本とは、トーマス・クーン著の科学革命の構造 です。1962年の著書ですから、もう古典です。

パラダイム という概念を用いて、代表的なのは天動説から地動説への転換のような科学史上の革命的な変革(パラダイム・シフト)がどのように起こるのかを分析したものです。


当時、私も若かったですから、社会に対する不満ばかりで、社会の価値観を変えてゆくにはどうしたらよいのか、その方法論を模索していました。あくまで模索していたのであり、「革命」を起こそうとしていたわけではありませんよ。乱読していた本の中で出会ったのが、「科学革命の構造」でした。


この本の良いところは、科学史での変革の過程だけにとどまらず、様々な分野へ応用することができる考え方を示している点です。私は、本を読んでいるときに、想像力がとめどもなく広がっていってしまい、「考える人」状態になったことを覚えています。暇なときには、思索する限ります。


当時から20年以上も経って、また「科学革命の構造」を手しました。もっとも、購入するまでの思いはなかったので、近くの図書館で借りてきました。自分が人生の迷いの中にあり、解決のヒントになればと思ったからです。

熟読はせずにざっと目を通したのですが、何か文章があっさりとしていて、面白みがなく、読み終わって、こんな本だったのかしら??と唖然としました。

学生時代にあれだけ熱くなった本だったのに!これだったら、ドラッカーの本のほうが面白いじゃないか!



時の経過は恐ろしいものです。かつて夢中になった女の子に20年後に出会ってしまったときのようです。

まだまだ修行が足りないのかもしれません。本の内容が変わったわけではないのですから。




科学革命の構造/トーマス・クーン
¥2,730
Amazon.co.jp

イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集)/P.F.ドラッカー
¥2,100
Amazon.co.jp


今日は、連休の最終日、先週末に中止となり代替開催となったJRA阪神競馬のレース予想をするために、駅近くの喫茶店に出かけました。

もっぱら競馬予想するときには、前日発売の東スポを使うのですが、昨日は発売休止だったので、スポーツ誌がそろっている行きつけの喫茶店に出向きました。


コーヒーを飲みながら、スポーツ誌を眺めていると、店内の有線放送から映画『パピヨン』のテーマ曲がながれてきました。いい曲です。その曲が流れている間、目をつぶり頭の中に映画の映像を思い浮かべました。




映画『パピヨン 』。映画が好きな人は、ご存知でしょう。

もう昔の映画で、製作は1973年。主演はスティーブ・マックイーン 、共演はダスティン・ホフマン。脚本は、赤狩りでハリウッドから追放されたダルトン・トランボ

ストーリーは、無実の罪で終身刑を言い渡された主人公が、何度も脱獄を繰り返し、ボロボロの状態になりながらも、不屈の精神で最後に脱獄不可能といわれた監獄島から脱獄に成功するというものです。

この映画は、テーマは重なりますが、最近の脱獄映画の名作である『ショーシャンクの空に 』とは異なり、もっとドキュメンタリーのような淡々とした映画です。

映画は、中学生の頃、劇場ではなく、テレビで見ました。当時はスティーブ・マックイーンが大好きで、その一連のなかで見たのですが、彼の作品の中では異色の作品でした。ハリウッドの大スターにもかかわらず、独居房で生き抜く為にゴキブリを食べるシーンがある、なんてことが衝撃的なシーンとして宣伝に使われたりもしました。



この映画のテーマ曲を聴きながら、僕が真っ先に思い浮かべたのは、そのゴキブリを食べるシーンではなく、脱獄には全く関係がない別のシーンでした。



主人公が脱獄に失敗し、独居房に入れられ、死の淵にあるときに、夢の中で彼が裁判(神の審判?)を受けるシーンです。

彼は、「無罪の罪で投獄されたのに、どうしてこのような苦痛を味わうのか、俺は無実なんだ!」と何度も天に向かって問います。

その問いに、天の声は、「お前は、投獄される前に何をしてきた?意味のある人生を送ってきたのか?お前の怠惰な生き方こそが、罪なのだ。」と答えます。

彼は、確かに投獄された罪は犯していいませんでしたが、娑婆ではずっとチンピラ稼業を生業としてきたので、天の声に「俺は有罪だ」と、価値ある人生を送ってこなかった怠惰さゆえの罪を認めるのです。




曲が終わると同時に、目を開け、またスポーツ紙に目を戻します。

「東北では震災の影響で皆大変な思いをしているのに、お前は競馬なんかにうつつを抜かしていいのか」と天の声が聞こえたような気がしました。

でも、競馬に罪はあるわけではなく、怠惰に生きることが罪なのです。


さあ、一生懸命に今日のレースに取り組もう!と意気込んだのですが、負けてしまいました。





パピヨンのテーマ: http://www.youtube.com/watch?v=gi2wzcJOun0


これもいいです→ http://www.youtube.com/watch?v=DXfY4Anxp9k&feature=related


パピヨン [DVD]/スティーヴ・マックィーン,ダスティン・ホフマン
¥3,990
Amazon.co.jp


パピヨン-製作30周年記念特別版- [DVD]/スティーブ・マックィーン,ダスティン・ホフマン,ロバート・デマン
¥4,179
Amazon.co.jp


スティーブマックィーン プレミアムDVDコレクション/スティーブ・マックィーン
¥9,980
Amazon.co.jp


私の実家は、栃木県の宇都宮市にあります。

今回の地震によって、石壁が崩れてしまったようですが、家自体には大きな被害はなかったようです。

落ち着いたら、実家に一度帰省しようかと考えています。



実家に帰省したときに、必ず立ち寄るのが益子です。

母親の生家が益子の近くなので、昔から益子へはよく行きました。



益子は、益子焼で有名なところです。

陶器に特に造詣が深いわけではありませんので、益子焼 のことを多くは語れません。

益子焼は、濱田庄司島岡達三 など一部の大作家さんを除けば、無名のたくさんの若手作家さんたちが作った湯のみなどの日用品をお手ごろ価格で購入することができます。

たくさんの作品の中から自分の感性にあったものを見つけたときの喜びが格別なので、出会いを求めて益子に出向きます。



最近のお気に入りは、もう中堅クラスの作家さんになるのかもしれませんが、千田義昭 さんの作品です。

数種類の陶土を重ね組み合わせて練り上げる練上手 という手法による作品を中心に制作しています。

見た目が美しいこともさることながら、練り込みによって模様を出しているので、表面に色づけしたものとは異なり、外側の模様と内側の模様が全く同じになるのです。一見すると、色づけしたようにも見えるので、内側にどうやって模様を描いたのか、疑問に感じてしまいます。



5年ほど前に益子の益子焼窯元共販センター へ寄った際に、偶然、千田義昭 さんの作品に出会い、一目ぼれし、近くのお家まで出向き、いくつかの作品を購入しました。奥さん(千田静子 さん)も作家さんで、夫婦そろって練り込み作品を制作しているそうです。人の良さそうな感じの方でした。

人気ブログランキングへ


明日を夢見て-購入した一品



千田さんの作品に興味のある方は、「静工房 」というホームページをご参照ください。


千田義昭

陶歴書 プロフィール
1951年 鹿児島県に生まれる
京都府立陶工訓練校卒
京都市立工業試験場陶磁器科卒
数種類の陶土を重ね組み合わせて練り上げる技法(練上手、絞胎)による作品を中心に制作しています。




【益子焼】練上手コーヒーカップ  千田義昭 作 【楽ギフ_包装選択】和食器 陶器 茶器【smt...

¥13,650

楽天



千田義昭 作【益子焼】練上手湯のみ 【楽ギフ_包装選択】和食器 茶器 コップ

¥6,140

楽天


千田義昭 作【益子焼】練上手フリーカップ 【楽ギフ_包装選択】和食器 茶器 コップ
¥6,825
楽天


送料無料!千田義昭 作【益子焼】練上手マグカップ 【楽ギフ_包装選択】 和食器 茶器【smtb...
¥7,508
楽天




中野区に住んで、今年で5年目になります。
中野区といっても、JR中央線沿線ではなく、西武新宿線沿線に住んでいます。
現在住んでいる場所は、公園の少ない中野区内にあって、市民の憩いの場所として大きな敷地面積を持つ哲学堂公園が近くにあり、都心に近い割には落ち着いた環境の中にあり、気に入っています。

月初に引越しをしたのですが、中野区内で、それも歩いて5分ぐらいの近くの場所への転居でした。


中野区内に移り住んで、これで3回目の引越しとなります。


引越しは確かに面倒なのですが、気分を一新し、身辺を整理するにはいい機会です。
今回の引越しは、前に借りていた部屋の家賃が高かったので、家賃支出を抑えるのが目的でした。
家賃を下げても、間取りには結構こだわるので、すぐには決まりませんでしたが、地場の不動産屋の管理物件の中に使い勝手の良さそうな間取りの部屋がみつかり、最寄り駅から徒歩5分ぐらいで静かな環境の立地だったこともあり、その部屋への転居を決めました。

ただ、新しい部屋にはシューズボックスが備え付けられておらず、ショップでいくつか見たのですが、プラスティック製の安っぽいものや大きくて場所をとるものばかりでした。


そこで、ネットで探したところ、奥行きが浅く、木製でインテリア性に富んだシューズボックス (幅60・奥行25・高さ94 )が見つかり、早速、注文しました。


注文の品が届き、組み立ては少々手間取りましたが(それでも20分ぐらいで完成)、想像していたとおりの狭い玄関先でも邪魔にならない奥行きのおしゃれなシューズボックスで、部屋にもぴったりとはまりました。



シューズボックスの配置したことで、自分の新しい部屋が完成し、ようやく一息つけました。


これで、心機一転。新生活のスタートです。


人気ブログランキングへ

送料無料・代引不可・ 薄型シューズボックス LP-4245-ホワイト

¥9,000
楽天
人気ブログランキングへ

人や物が集中する東京のような大都市は、常に外に向かって開かれる必要があり、グローバルな街づくりが求められます。都市の魅力について語るとき、人それぞれに意見はあるでしょうが、私にとっての大きな魅力とは、流動性多様性があることです。常に変化し続け、人や物が行き交い、様々な文化が交錯する場所だからこそ、新しい文化が生まれ、それが人を惹きつける大きな都市の魅力になる。私が大学生として地方から東京に出てきたときに、一番刺激的に感じたのも、そんなグローバルな感覚でした。


ただ、東京に長く暮らしていると、生活者としての部分が自分の中で大きな位置を占めるようになり、自分が住んでいる地域や街とのつながりが重要なものに感じられるようになってきました。

若い頃には、自分が住んでいるご近所のことなんか考えもしなかったのに。


現在住んでいる中野に5年ほど前に移ってきたのだが、最寄り駅から自宅へ向かう途中にちょこっと寄ってしまった飲み屋さんを通じて、ご近所の方々と交流を持つようになりました。

現在住んでいるエリアは、昔は数人の地主さんが土地の大部分を所有していた名残りがあり、ご近所の人たちを大別すれば、現役の大地主、昔の大地主、古くから住む借地人、新しく転入してきた新地主と自分も含まれるその他大勢に分かれます。後者のその他大勢の中にも、都心が近いエリアだけに、様々な属性の人たちがいます。もっとも、後者の人たちはコミュニティの意識は低いから、地域の中であまり人とのつながりを求めようとしないので、大きな影響力を持ちません。


私が自分の住む地域とのつながりを持つようになって、大きく変化したことがあります。

それは、働き方の意識です。

それまでは、自分が働く職場が生活の中心だったこともあり、すべてが会社中心に動いていました。

もちろん会社の中以外にも友人はいるし、仕事とは関係ない趣味もあります。

しかし、会社に隷属しているような意識から抜け出せませんでした。給料をもらっているから仕方がないと我慢することも多かった。

若かい頃だったら、気に入らない会社だったら、転職すればいいと気軽に考え、実際、そうしてきました。

ただ、歳を重ねるにつれ、転職することによっても、会社という組織の中で働くことと仕事をすることとの乖離、つまるところ自分は何のために働くのかという根本的な問いの解決にならないと思うようになりました。

これが、地域というローカルなコミュニティとのつながりもったことで、相対的に会社への帰属意識の比重が減ったこともあったのか、プロフェッショナルとして仕事を全うしようという強い気持ちを持てるようになりました。

この意識の変化は、あらゆる意味において、私の仕事に対する取り組み方を変えました。また、自分の生き方も変えることになったように思えます。


経営学者でもあり社会思想家でもあるピーター・ドラッカー の著書『プロフェッショナルの条件』の中に「プロフェショナルとして働くには、職場とは別のコミュニティが必要である」といったような記述があったと思います。



グローバルな社会の中で生きてゆくためには、自分が本当につながりが持てるローカルなコミュニティが必要です。地域コミュニティは自分が住んでいる場所なだけに、大きな安心感を与えてくれます。究極的には、その地域に住みたいから、この仕事を選ぶという選択肢もあっていいと思います。


私が中野にこだわるのも、そんなことが理由の一つです。


プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))/P・F. ドラッカー
¥1,890
Amazon.co.jp