
川上澄生と聞いても、ご存じない方も多いかもしれません。
宇都宮で英語の教師をやりながら、木版画の製作を続けた版画作家さんです。
地元で活躍された方にもかかわらず、その作品をじっくりと鑑賞したことがありませんでした。
もっとも、私が通っていた高校の先生であったこともあり、また校内には川上澄生さんの代表作である「初夏の風」のレリーフがありましたから、名前はよく知っていました。
毎年5月だけは、代表作である「初夏の風」の特別展示がされるということで、上記美術館へ足を運んだわけです。
「初夏の風」は、あの棟方志巧がこれを見て版画家へ転向したと言われる作品です。

「われは かぜとなりたや あのひとの
うしろよりふき あのひとの まへにはだかる はつなつの
かぜとなりたや」
初恋の詩なんですね。
