羽田空港対策特別委員会には、毎回、羽田空港が住民環境に及ぼすとても大切な情報が提供されています。

その一つが、
ゴーアラウンド、と呼ばれる、着陸やり直しの情報です。

例えば、今年の3月2日の委員会には、1月のゴーアラウンドが、
以下の様に報告されています。
画像では見にくいので、PDFも参考にしてください。

haneda080302202603羽空資料 6ページ~


このゴーアラウンドの報告なのですが、1月のゴーアラウンドが、3月の委員会で報告されるように、報告が少し遅くなっています。

以下は、新飛行ルートが及ぼす騒音影響ですが、令和7年11月12月の報告が、
令和8年3月です。(この時は令和6年の資料も出ていて比較できますね)

haneda080302202603羽空資料 10ページ~

 

大田区が行っている調査は、更に遅くて、昨年令和7年9月の調査結果が、
令和8年3月に報告です。

haneda080302202603羽空資料 12ページ~

報告があるのは、貴重で、低騒音と呼ばれる機材でも
大きな騒音が出ていたり、
天候により、騒音が大きくなったりしますので、
毎月の報告から、改善策を求める大切な機会になっています。

報告は、
いつ、どこ行きの便で、どんな機材の飛行機が、
どの地点で、
どのくらいの騒音を出したか、

というかたちで報告されます。

これが、
どういう経路で内陸部に影響を及ぼしたか、見ることが出来るのが、
国交省のHPの羽田空港飛行コースです。

 

例えば、先日5月10日のゴーアラウンドは、
以下の図の、左上、青いルートで飛んでいます。

大田区にも影響があったことがわかりますが、品川区や港区目黒区渋谷区、、、などにも
影響があったでしょう。

しかも、ゴーアラウンド後の内陸飛行は、低く飛び続けることが多いように思いますので
内陸部の騒音としては、大きく、驚かされます。

羽田空港飛行コースホームページ

このシステムは、大変便利なのですが、

残念なことに、1ヵ月しか見ることができません。



ゴーアラウンドは、
危険回避のための措置である一方で、
着陸をやり直さなければならないほどの事態になったということですから
やり直した結果、内陸部に飛行することもまた、ひとつのリスクにもなり得ます。



委員会に報告のある、ゴーアラウンドや、
新飛行ルート、南風運用時の、大きな騒音の飛行機の機影なども
確認できると良いと思い、

先日5月15日の羽田空港対策特別委員会で、国に要望するよう、大田区にもお伝えしました。

faq.pdf
Q) 過去1ヶ月分しかデータが見られないが、他期間のデータを見ることはできないのか
A) 本システムは、騒音発生状況を適時に見ていただくものであることから、提供期間を1ヶ月としております。

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ゴーアラウンド=着陸復興の大田区議会への報告

滑走路はA~Dまで、4本ありますので、全ての滑走路で、着陸やり直しは
起こり得ますが、羽田空港対策特別委員会に報告されるのは、

A滑走路北向き着陸とB滑走路西向き着陸だけです。

CD滑走路の着陸復興は、内陸の住民生活に影響を及ぼさないから
ということのようです。

C、D滑走路が、港区や江東区や千葉県や川崎市などに影響を及ぼす可能性が0とは言えないと思います。

歴史的な経緯で、大田区議会には、羽田空港対策特別委員会が設置されています。

日本全国で、空港に関わる特別委員会が、あるのは、大田区議会だけです。

毎月、こうした貴重な情報が提供されていますので、
他の自治体にも設置されれば、着陸復興だけでなく、夜間飛行、新飛行ルートなど、
空港が地域に及ぼす環境影響について、考え、改善する大切な機会になると思います。

委員会に、道路整備の計画について、報告がありました。

大田区道の総延長は、約774kmですが、そのうち、令和8年度に整備する予定の道路は、3,930m。

計算すると、区道の0.5%を整備する予定だということで、
200分の1ずつ整備していることになります。

上下水道やガス管などの工事の際に、路盤も整備し直していますが、
道路全体では無く、上下水道やガス管部分です。

これで、適正な整備ができるか質問したら、穴や亀裂などは、部分的に補修すると答弁しています。

近年、道路陥没が起きていますが、大丈夫か質問したら、地下の空洞調査を行っていると言います。

コンクリートの劣化が、下水管に穴をあけ、道路陥没につながった可能性が指摘されていますが、200年間に一度の補修だったり、部分的な補修だけの道路なら、硫化水素にふれなくても、劣化するでしょう。

一方で、
区道の総延長は、774km、これに都道、国道を合わせると、
大田区内の道路の総延長は、835kmで、
面積は、7㎢です。

大田区の面積は、61.86㎢(令和島含む)ですから、
区の面積の11.7%は、道路です。

雨水の地下浸透を促すため、
区や都は、地下貯留槽や、雨水浸透マスなどの設置を義務付けていますが、

道路が、
雨水の地下浸透を妨げている問題に、取り組む必要があります。

透水性舗装が言われますが、
価格も高く、すぐ砂などで目詰まりし、更新が必要で、
令和6年度で区の透水性舗装は、0.3㎢にすぎません。

公園や海上公園、河川緑地をあわせると、3.8㎢。
公園などは、雨水が浸み込む、と思っていると、

近年は、公園に建物を建てたり、コンクリートを敷いたりしていますから、
雨水の地下浸透を意識した整備が必要です。

道路7㎢、公園など3.8㎢、
10.8㎢

区の面積61㎢の17.7%を占める公共用地が、自然環境に及ぼす影響は、
思ったより大きいということです。

仮に、道路などで雨水の地下浸透を妨げ、地中の地下水位を下げているなら、
その責任を果たすため、民地の開発とのバランスを取っていかなければならないと思います。

file00040155都市基盤事業概要令和8年

八潮市の道路陥没の報告書を読んだら、
シールドトンネルの老朽化や劣化(と思われる)と書かれていたので、

同じ、シールドトンネル工事で作るリニア中央新幹線が心配になって、
大田区を通じて、JR東海に質問した回答について口頭で報告を受けました。

質問】八潮市のシールドトンネルに起因すると思われる、道路陥没事故の報告書が出たのは知っているか、リニアのシールドトンネル工事は大丈夫か

回答1】硫化水素が原因でトンネルに穴が空き、陥没したと把握している
回答2】リニアトンネルは硫化水素の発生はない
回答3】完成、供用開始後も、定期点検や補修などをする考え

報告書は、シールドトンネルのつなぎ目やコンクリート部分の残存物の概要から、
硫化水素によって腐食した下水道管に起因するものであると考えられる。

としていますから、
硫化水素によって腐食した下水道管に起因するもの、と考えれば、
硫化水素の発生が無いリニア中央新幹線は、大丈夫ということなのでしょう。

ただ、
この調査報告書の道路陥没の要因 は、

穴が空いたのは、
その下に吸い込み口があったから、
という前提で、結論を導き出しています。

*下図黄色とピンクのマーカー部分

以下報告書、P57
0219houkokusyo八潮市陥没報告書

水分で満たされた土壌から、水分が減って
路盤などの振動で、空洞ができた可能性については、
指摘されていません。

路面をアスファルトなどで覆い、雨水が浸透しなくなって、
土壌から水分が奪われ、空洞が出きた可能性は、検討していません。