「おしごとそうだんセンター」ヨシタケ シンスケ
お仕事 ひいては 生き方に関する哲学的な本。ユーモラスな中に本質が見え隠れします。私自身 仕事をするようになってある程度の年月が経ったからこそ腑に落ちます。誰かのためにが自分のためにもなるし、自分を大事にしないと他者も大事にできない。そういうことを仕事をすることで実感できます。以下は文中引用とミニ感想です。
「どんなしごとをしていくか」は「どうやって生きていくか」とだいたい同じ。「自分は何を大事にしたいか」「じぶんにとってしあわせってなんなのか」をかんがえるためにしごとがある。
どんなおしごとをしても、「わかること」がかならずある。何をえらんでも「次の何か」の役に立つ。→迷ったからといって立ち止まるのでなく、何かやる!やり続けることが力になります。
おしごとをするってことは、自分の力で生きていけるってこと。そうするといろんなことを自分できめられるようになる。
めざしていたおしごとになれなくても、その「めざしていた気持ちや努力」はかならずあなたを助けてくれる。「がんばりかた」を知っている人はなんだってできる。→確かにそうだなあと思う。
大人になるっていうことは、どんなおしごとでも、自分らしいやりかたでおもしろがれるようになる、ってことでもある。なりたいもの、やりたいことがどんどんかわっていくのは、大人になったしょうこなのかも。
たのしくおしごとできるかどうかは、けっきょく「いっしょにおしごとする人がどんな人か」だったりする。おしふぉとにかぎらず、どうしてもいっしょにうまくやっていけない人とは、はなれたほうがいい。→そうは言っても、離れることは簡単でない場合もあるし、離れることでいろいろな影響もある。特に離婚などは。
世の中がかわっていけば、おしごともどんどんかわっていく。必要としてくれる人がいないとつづけていけない。
おしごとをすることで、自分をしあわせにすることができれば、自分の大事な人もしあわせにすることができる。「しあわせの順番」。
おしごとをすることで「自分ってなんなのか」「世界ってどういうところなのか」「自分にとって大事なことはなんなのか」が、すこしずつわかってくる。