「幸福学の先生に、聞きづらいことぜんぶ聞く」前野 隆司 | ひめぴょんのブログ

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岩国在住です。ここでの生活の中での楽しみをご紹介できたらと思っています。せっかくなので、行こうと計画中のイベント情報などもupすることにしてみました。

「幸福学の先生に、聞きづらいことぜんぶ聞く」前野 隆司、大和書房、2022年発行

著者は幸福学の研究家。幸福の定義、恋愛、仕事、お金、友人関係のテーマごとに対話形式で書かれています。「自己開示」は重要だと強調。ただ、他の本では聞くことの重要性を言われることが多いので、しゃべりすぎる傾向のある自分を戒めることが多いです。

幸せの4つの因子①「やってみよう!」因子。「自己実現と成長」の因子。目標を持つ。②「ありがとう!」因子。「つながりと感謝」の因子。感謝する。③「なんとかんる!」因子。「前向きと楽観」の因子。楽観的でいる。④「ありのままに!」因子。「独立と自分らしさ」の因子。他者と自分を比較しない。→紆余曲折を経て、いつのまにかこの因子を身につけてきた気がします。それに対して、夫はこれと真反対の感じ。自分で不幸に突っ込んでいっている感じです。天候というどうにもできないことに対して、よく文句を言っていますし、そうでなくとも、不機嫌全開のことはしょっちゅうです。

実践が大事。人は誰でも、いつでも変わることができる。→ただし、人を変えることはできない。怒りの沸点の低い夫に変わって欲しいと思うのですが、それを言うともっと逆上して手に負えなくなります。他人なら指摘しないのですが、夫だからつい言ってしまう。家の中の空気悪くなるのが、イヤですから改心して欲しいと思うのです。他人だと思って素知らぬ顔をすれば少なくともその後の手に負えなくなる悪循環は立てるのかもしれません。結局、私が我慢すればいいということか?解決策は不明。

対比的な二つの幸福。ハピネスとウェルビーイング。

ハピネス。長続きしない。消費したら終わり。ドパミン的幸せ。

ウェルビーイング。持続する状態。オキシトシン、セロトニンが関与。例:親切、寄付など。

容姿、年齢、身長、学歴、年収といった比較可能なステータスに表れないもので優しさ、誠実さ、楽観性、公共性の高さといった人間性の方が多くの場合は重要。

孤独感は健康に悪影響をおよぼすほど人間にとってよくないもの。

二種類の孤独。「ソリチュード(孤立、孤高)」「ロンリネス(孤独感)」その二つを分けるのは、その人のとらえ方しだい。

日本人は「心配性遺伝子(セロトニントランスポーター遺伝子 SS型)」が65%と多い。

一緒に生きていくうえで絶対にしてはならないこと(ゴッドマン博士)。①相手の人格に対する攻撃②優位な立場から相手を見下すこと(モラハラみたいなこと)③自己防衛的な態度④感情的になって相手を拒否する、あるいは対話を拒否すること。

一万時間の法則。誰でも時間をかけてコツコツ積み重ねていけば、いずれは花開く。

幸福も不幸も感染する(伝播する)。→とはいうものの、私の感謝癖は夫には感染しないようです。そして、夫の怒り癖・イライラ癖は長女にちょっと感染しつつある(夫を批判するその口調が怒りとイライラにあふれています)のでつい「あなたも同じじゃん」と言ってしまいます。ただ、長女の場合夫がいない場ではそういう態度にはならないのだと思いますが…。

思考の癖は変えられる。「感謝だなあ」と思うか「世の中はひどい」と思うか など。

習慣を変えれば、人は変わる。