「稲盛和夫直伝 人間の品格(プレジデント2022年12/2号)」
表紙の言葉「人間の品格」に惹かれて借りました。理想を語るだけなら、誰もができるかもしれない。現実を理想にどれだけ近づける努力をするか、その反省の繰り返しの大切さを感じました。
同じことをずっと言って伝わる。哲学、フィロソフィが血肉化していくには、繰り返しやることがいちばん大事。
「経営7ヶ条」
1.強烈な願望を心に抱く
― 潜在意識に透徹する程の強く継続した願望を持つ事 ―
2.誰にも負けない努力をする
― 地味な仕事を一歩一歩堅実に弛まぬ努力を続ける ―
3.勇気を持って事に当たる
― 卑法な振る舞いがあってはならない ―
4.常に創造的な仕事をする
― 今日より明日、明日より明後日と常に改良改善を弛まなく続ける。創意工夫を重ねる ―
5.売上は最大限に伸ばす、経費は最小限におさえる
― 利益を追うものではない 利益は後からついて来る ―
6.思いやりの心で誠実に「謙虚にして驕らず、善行を重ねる」
― 商いには相手がある、相手を含めてハッピ-であること皆が喜ぶこと ―
7.常に明るく前向きに「毎日の反省と感謝、心配などしない」
― 夢と希望を抱いて素直な心で ―
「人生の結果=その人が持つ考え方×熱意×能力」
信頼と尊敬を受けるような人間性を作るための哲学、思想が大事。ウソは言わない。人を騙さない。愚痴は言わない。誰にも負けない努力をする。勇気を持って仕事にあたる。優しい思いやりの心。謙虚にして、おごらず。正義を重んじる。足るを知り、欲張らない。怒ることを抑える。という 原始的であり、幼稚とも思えるような倫理観がトップとして持たなければならない哲学、思想。それが、行動に現れていなければならない。そうありたいと思っても、至らない自分を反省し、厳しく問い詰め、そうありたいと思う状況に少しでも自分を近づけていく。
人生をダメにする大きなファクターのひとつ、不平不満、愚痴。その対極にあるのが感謝。感謝は自分の心を打つくしていく要素でもある。→すごく納得!
仲間のために尽くす、世のため人のために尽くすということは、その人の心を美しくする。
「思う」ことはあらゆる行動の源である。「強い思い」が考えにつながり、成就する。