がんの闘病記は「がん備忘録」で、がんのついての情報などは「がん治療」のタグでご覧ください。

 

 

 

 

à un brillant avenir avec lumière d'espoir

 

إلى مستقبل مشرق مع نور الأمل

 

สู่อนาคตที่สดใสกับแสงแห่งความหวัง

 

先日載せた今年の残暑見舞いです。

そのときに「語句の意味は後日」と書いたので、本日から数回にわたり解説します。

 

「未来」がそれぞれ「อนาคต」「مستقبل」「avenir」です。

 

タイ語の「อนาคต」は、インドのサンスクリットの「未だ来ていない」から来た言葉です。

おそらく昔の中国人が漢訳をするときに「未来」という字をあてたのでしょう。

タイ語ではないので推測ですが、元々は「อนา」が否定を表す言葉で、「คต」が「到着する」を表す言葉のようです。

サンスクリットは仏教で使われている言葉でもあるので、タイ語と日本語は意外な共通点があります。

 

アラビア語は「受け入れる」という動詞「قبل」が語源の、「迎える」(「استقبل」)の受動分詞でもある「迎えられる場所」(「مستقبل」)が、「未来」という単語です。動詞は全て辞書に載っている形です。

 

フランス語の「avenir」は、場所を表す前置詞の「à」に「来る」という意味の「venir」(不定形=英語の原形)が合わさったものです。「来たる場所」ということなのでしょう。

「未来」という意味のフランス語には、英語に入った「futur」という単語もあります。名詞でもあり形容詞でもあります。

形容詞女性形の「future」が英語になっています。フランス語の形容詞の女性形が、英語では名詞で使われている単語がいくつかあります。

avenir」と「future」の違いは、わかりません。

フランス語は形容詞は後ろから修飾するのが一般的なのですが、「明るい未来」は前から修飾している文章が多くヒットしたので、形容詞を前にしました。

 

例文ではフランス語(と英語)は不定冠詞になっています。アラビア語には不定冠詞はありません。タイ語は冠詞がありません。

フランス語とアラビア語(と英語)に定冠詞が付いていないのは、定冠詞が付いた「未来」だと、みんなが同じ未来を目指すということにもなるためです。

「明るい未来」は一人ひとり違います。

 

「~へ」については下記ブログを参照してください。

 

「明るい」に関しては下記ブログを参照してください。

 

明るい未来へ進んでいきましょう。

 

to a bright future with light of hope