こんな事を言われることが少なくありません。
「やりたいんだけど自信がないんですよ」
身も蓋もない言い方をすれば出来ない言い訳に過ぎないんですが、
言いたい事が分からないわけじゃないです。
ここで言う自信とは達成する確率が低い或いは分からないと言う意味で
言っていることが多いのですが・・・
そんなことが分かっているくらいならチャレンジとは言わないんですよ。
何かチャレンジングな事を達成した人って言うのは
分からない状態で飛び込んでいるわけです。
もちろん、計画通りにすごいことを達成する人もいます。
でもそれは、その人にとってはチャレンジングじゃないことであるか、
そう見せているだけで裏ではトライ&エラーの連続な訳です。
普通の人がせいぜい10パターン程度しかシミュレーションしない所を、
数千パターンのシミュレーションをこなしたら
そりゃあ簡単に実現しているように見えますよ。
小さなトライ&エラーを繰り返して常に微調整していく。
これを繰り返していたら少なくともその分野では
かなりの勘が働くようになります。
ところが、チャレンジを一切しないで
出来ると分かっている事しかやらないと・・・
この勘が働かない。
この勘って言うのは、特に見通しが利かない時代を生き抜く上で
結構大切なものだと思います。
この勘があると、見通しが利かなくてもなんとかなると思えるし、
事実何とかなる。
結果が分からない状況に飛び込んで、必死にトライ&エラーを繰り返して得た
とても価値のあるご褒美がこの勘だと思うのです。
どうせ先の見えない状況に投げ込まれる運命なら、
自分から飛び込んで楽しみ方を学ぶ方が楽しいと思うのですが・・・。
学びの冒険者 原口直敏