こんにちは。
ひとりひとりに合うベーシックスタイル、NATURAL BASICを追求している、倉敷京子です。
前回、エレガントとスポーティの、
対極の調整のとり方をご紹介しましたね。
事例に挙げたこの方は、
この位抑えた色調でも十分活動的な雰囲気が出る、という話でした。
今回は、この方を事例にします。
一見、黒髪で目鼻立ちも大きく、
「濃くてハッキリした柄が良い」
…とアドバイスされることが多いかもしれません。
う~ん… でも、
どこか違和感がありませんか?
この方の場合、
このくらいの感じが良いかもしれませんね。
イエローベースに寄せたから、とかそういう観点ではないんですよ。
この方の場合はどうでしょう。
一見ソフトでイエローベースで…
穏やかな雰囲気をおススメされることも多いかもしれません。
どうでしょう?
どこか垢ぬけない感じがしませんか?
この方の場合、
ハッキリさせた方が、むしろスッキリしたかわいさが出るようですね。
適当につくった、「赤っぽい柄」で確かめてみましょう。
どの段階が顔とフィットしますか?
この方の場合、下段の雰囲気だと顔ばかり目立ちますよね。
逆に言うと柄が活きてないんですね。
では、上段の中では?
一番左は強すぎて違和感。
上段中央か右あたりがしっくりくる感じでしょうか?
このことから、
「ある程度のコントラスト感」が必要な方なんだな、と推測ができます。
次に、この方の場合は…
下段は「どれも同じ柄」くらいにみえませんか?
それでは、上段3つではどうでしょう。
上段の中央でも、
もう何だかモタつき感が…。
この方の場合、「白があること」
がイキイキと見える鍵かも…と推測ができますね。
こんなふうに観察していくと、
似たような柄でも、
ベストを選ぶことができるんですよ。
前回のエレガントな方の例だと…
先ほどの方々とは違って、
上段が、ちぐはぐな感じですね!
逆に、下段の微妙な色合いの中でも「違い」が見えてくるほど。
「コントラストが無いほど美しさの出る方なんだな」と推測できますね。
そんなわけで、この方があえて柄ものを着たい場合には、
この位 微妙な色合いが
ニュアンスがあって素敵なんです。
ちょっと長くなってしまいました。
大切なのは、
柄ひとつにもいろんな「段階」があって、
その「段階」に必ずあなたに「ピタッ」とくる段階がある、ということ。
そして、柄と人が一体となって、
お互いが響きあうこと。
ここまでの内容、
「確かに…」と感じたなら、
見る感覚があるということです。
遊び感覚で、「似合う」のその先の、
「素敵」を手にしてみませんか?