こんにちは^^
【NATURAL BASIC】 倉敷京子です。
ときどき書きたくなる、「マニア目線シリーズ」という項目を作りました。
以前、別に書いたことのある記事ですが、
私自身気に入っており、また、ほとんど訪れる人のないブログでしたので、こちらで新たに記事にしておきたいと思いました。
それは……
「サザエさんの口紅」についてです^^
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TVアニメ版のサザエさんは、一度はみたことがあると思います。
(今年で放送開始から48年めになるそうですね)
ところで、そのサザエさん、口紅の引き方が密かに変わっていることに気づいていますか?
サザエさんは、歌にもあるように「おでかけしようと町まででかける」ときなどに、おめかしするときがありますよね。
そのときの口元が、以前は、
「口の真ん中にチョコン、とクチビル型に赤い口紅を付けていた」(←この状態、わかりますか?)のですが、最近は、「口のラインそのものがピンク色」になっているのです!
この、「色」と「カタチ」から、現代のメイクが浮き彫りになっています。
現代では、同じタイプのモデルがいた場合、より口の大きなモデルが採用されると聞きます。
表情が豊かにわかるからというのがその理由。
昔は、女性は大口を開けて、歯を見せて笑うのは「はしたない」という日本独特の文化がありましたが、今は、そうではなく、表情がよりはっきり現れたほうが魅力的に見える、というふうに変化してきています。
また、最近になって、赤い口紅の復帰も見られますが、化粧品業界では色がハッキリ出るカラーを打ち出し始めたのは、もう既に数年前なのですが、なかなか市場には「定着」はしないようです。
これは、まだまだメイクに自然感が求められていることといえます。
それが、サザエさんの今のお化粧スタイル「口そのもののラインがピンク色」(=口そのものの存在を大きく描くけれども、色は自然な感じ)に表れていると見ました。
流行の先端を行くのも素敵ですが、「印象が良い」ということを優先すると、世相に合わせることも大切。
マニアックな目線で、サザエさんをそんな風に観察しています。