今回書く「盗み失敗」は、実は私の身に起きたことだ。
といってもただのスリなのだが・・・。
長年サンパウロに住んでいるおかげで
警戒することに慣れている。
その警戒によって盗みから逃れることができた。
私とオレはPC用クーラーの部品を探しに Centro にある Sé というところにいた。
ありそうな店発見。
『とりあえず吊るしてみました』 と言わんばかりに
店の入り口には商品が山ほど吊るしてあり、1人通るのがやっと。
茂みにできた小さな穴のようだった。
オレはその店内へ部品を探しに、その間私は店の外で待機。
待機している間、そのごじゃっとした商品を眺めていると、
左後方から人が近づいてくる気配を感じた。
目だけを動かし、目の端で見ると太った女が3人こちらへ向かって歩いてきいるのが分かった。
するとそのうちの2人が私の前に現れ、
大声で「みてみて、コレ!すっごい可愛い~!」と商品を物色し始めた。
『・・・可愛いのとか置いてねぇし。』
と思った瞬間私のすぐ後ろに人が立った。
熱というか、圧迫感というか、デブというか・・・。
あの独特な肌を撫でるような、あのキモい感じはカバンを肩にかけている側に来た。
盗るか触るかの目的以外にあの距離で立ち止まるなんてありえない。
すかざすカバンを体の前にまわし、肩にかけた状態で両手で持ち、脇を締めた。
数秒後、諦めたのか背後から気配が消え、
大声で商品を物色していた女2人もどこかへ行った・・・。
スリの勝敗は一瞬で決まる。
スリは失敗に終った・・・。
盗む対象の目の前で何か注意を引くことをやり、そのうちにもう一人が取る。
計画としてはいいと思うし、成功例もいくつか耳にする。
がしかし3人一緒に歩いてきて、途中で二手に分かれるのはよそうよ。
しかもコソコソできない体系って・・・。
向き不向きは確かにある。
でも誰がどう見ても不向きだろ、あれ。
気付こうよ・・・・。