「GSワンダーランド」という
素敵な青春音楽映画をご存知ですか?
60年代のバンドにまつわる
ドタバタ喜劇の体裁ですが
音楽的時代考証のしっかりした
見応えのある映画です。
この映画の全編にわたり
僕もコーラスの一人として
参加させてもらっています。
主題歌「海岸線のホテル」は
橋本淳 作詞 / 筒美京平 作曲、でして
「ああ、俺は憧れの京平先生の作品に
参加したんだ」と
なんとも言えずうれしい気持ちでした。
(そしてその気持ちは今も続いています)
そのレコーディング時のエピソード。
僕が歌い出すとブースから
「成瀬さんの歌は1977年の
桑田佳祐さん登場以降の歌い方だから、
ちゃんと60年代の歌い方をしてください〜!
歴史的整合性が取れません!」
とご指摘されて非常に興味深く頷きました。
なるほど!確かにそうかもしれない、と。
そのナイスなディレクションをしてくださったのが
この「GS ワンダーランド」の音楽監督である
偉大な先輩 サリー久保田さん。
今日、実に久しぶりにお会いできて
嬉しかったのです。
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というのもサリーさんは
星野みちるさんの新しい
作品のプロデュースを
担当されています。
僕は星野みちるさんの音楽人生を
ひそかに応援してきました。
AKB48の一期生である、みちるさん。
ちょうど僕が提供した2007年の
AKB48のシングル「BINGO!」の直前に
卒業されたとのこと。
僕の楽曲とはすれ違いだったのですね。
しかしながら
彼女がシンガーソングライターとして
地に足をつけて活躍される姿を拝見し
もしかしたら48グループ卒業後の活動の
一つの雛形になったのでは
と感じていました。
今日は友人のライターKさんに
お誘いいただいて
ようやく星野みちるさんのライブを
観ることが出来ました!
念願でした。
「夏なんだし」は小西康陽さんプロデュースの名曲です
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想像していたよりずっと
大人のシンガー「星野みちる」が
そこにいました。
パーカッションとチェロと
みちるさんのピアノのシンプルな編成。
魅力的な声は
歌詞をしっかりと
こちらに届けてくれます。
言葉と音を丁寧に扱うシンガー。
僕の尊敬するシンガー
高田みち子を思い出す局面すら
ありました。
目を閉じて聴いていると
違う世界へトリップさせられるような。
すごいな。
この人はこれからどんなアーティストに
なってゆくのだろう。
サリーさんご提供の
「逆光」すごくいい曲です。
さすがだなあ。
ありていに言います。
僕は彼女の音楽のファンになりました。
そして彼女の笑顔の。
ラストには
サリーさんも登場して
ご機嫌なセッション。
星野みちるさんのこれからに
僕は期待したいと思います。
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終演後、物販に並んで
7インチを三枚購入。
どさくさに紛れて
愛聴盤にもサインを頂きました。
あれですね
サインを待って並ぶ間って
本当にドキドキして
幸せな気持ちなのですね。
うん。
みちるさんとは旧知の
ライターK氏にご紹介いただいて
作曲家であることと
AKB48に曲提供は
「BINGO!」から始まるので
ちょうどニアミスですね、とお伝えすると
「あ、でも私、BINGO!は劇場でよく
歌っていましたよ」と笑顔で。
目の前にいる大人の
シンガーソングライターが
かつて僕の曲を歌い踊っていた
とはどうしても頭の中で
像を結ばず
それでもやはり
うれしい、爽やかな気持ちで
帰途につきました。
またライブに伺いたいと思います。
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Live Information
2019年6月29日(土)
成瀬英樹 レコ発記念スペシャルジョイントライブ
"The Acoguist" 吉川忠英さんをお迎えして
場所 下北沢 風知空知
出演 成瀬英樹 スペシャルゲスト 吉川忠英
開場17時00分/開演17時30分
予約 3,000円/当日 3,500円(共に+1drink)
風知空知メール予約(先着受信順整理番号付き)
予約受付開始:4月1日(月)18時~
●メール予約:風知空知 yoyaku@fu-chi-ku-chi.jp
(ご希望公演名、お名前、枚数、電話番号をご明記ください)
成瀬英樹、新しい作品集「HIdeki Naruse with Friends」発売記念として
アコースティックギターのレジェンド中のレジェンド
吉川忠英さんをゲストにお迎えしての一夜です。
吉川忠英さんは僕の憧れの
アコーステックギターの名手中の名手。
そして、シンガーソングライターとして現在も
日本中を旅して歌って回っていらっしゃいます。
参加された作品はまさに「枚挙に遑がない」のです!
むしろ、ヒット曲で忠英さんがアコギを弾いてらっしゃらない曲を
探す方が難しいとすら言えます。
僕が子供の頃から愛聴してきた
名曲の数々も忠英さんのアコギなんです。
忠英さんへの想いはブログに記しました。ぜひご覧ください。
https://ameblo.jp/naruse-hideki/entry-12449940558.html