ナルソ・ワンキチとは、石田ショーキチさん、

SOWAN SONGくん、そして成瀬英樹の

三人のSSWによるユニット。


いわゆる酒の席のノリで始まったのだが

昨年2018年3月に東京・名古屋・京都のツアーを

敢行し大盛況。

 

 

三人でまさに膝を突き合わせて作った新曲

「土曜の夜じゃないか」も大好評!

 

 

珍道中を肴にしたMCも受けに受けて、大成功のうちに終わった昨年のツアー。

 

「またやりたいね〜!」と

各々の持ち場へ戻った後も

時々集まって演奏して

好評を得ていました。

 

2018年夏のショーキチさんのイベントでの集結。

キャンプのついでにリハをしました!

 

 

 

そして年末は僕の誕生日イベント 

「ナルーソニック」での集結。

 

過去の日本のポップスのカバーを

レパートリーにした

どちらかと言えば「遊び」の要素が 

強かったセットリストから

各々のオリジナルを三人でアレンジする

方向へ舵を切るきっかけとなった

この夜の名演。

 

 

 

そんな流れもありつつの

今回の結成1周年記念ツアー。

横浜・名古屋・大阪。

どの会場も大盛況。


本当にありがとうございました。

 

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まずは町田市某所にて、一度きりながら

非常に入念なリハーサル。

 

 

 

ナルソ・ワンキチのリハは

マイクは使わず生音でやります。

楽器の音に各々のボーカルの声量が

負けない三人だから出来ること。

 

 

モニターもないので

お互いの音をよく聴いてグルーヴを合わせます。

実はこれ、合奏の基本なのではないかと

僕は思います。

 

 

 

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4月19日から三日連続のツアー。

初日、横浜パラダイスカフェ公演の

リハーサル風景。

 

 

ステージではモニターのチェックを

しっかりやります。 


僕のモニターはお二人の声とギターを

多めに返してもらうようにして

二人のビートの合間を縫うリズムを心がけます。

 

 

横浜は僕が中学生時代を過ごし

ギターとビートルズに出会った

思い出の街。


いつ来ても青春の思い出の

ほろ苦さに胸が締め付けられます。

 

今回の目玉は「ギター・プル」

と呼ばれるスタイルの

各々のソロコーナー。 


ジャンケンで順番を決めて

その場で何を歌うかを決めます。

 

一人が歌うのを横で静かに見守るのが

「ギター・プル」のミソ。

これはナッシュビルなどで

ギターを回しながら

歌う会のことを言うらしく。

僕はこれ⇩を観て知りました。

 

ジェシ・ウィンチェスターの静かなる絶唱

ジェシの永遠のスワンソング。未見の方は是非です。

 

 

初日の横浜では僕は

「a blue song」を歌いました。

自分のライブでバラードを歌うことは

あまりないので久しぶりに。

 

名古屋では「WONDER」と

「リトル・ヒットラー」を。

前者は僕がやっていたバンド

FOUR TRIPSのデビュー曲。


後者はアマチュア時代に 

伊藤銀次さんにスカウトされる

きっかけになった大切な曲です。

 

大阪では前田敦子さんに提供した

「君は僕だ」と

最新アルバムからソワンとの共作曲

「はちみつマフィン」を

それぞれ歌いました。

 

ステージでとっさに

流れを読んで歌うという

スリリングなもの。 


面白かったですねえ。

 

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もちろん、ソワンもショーキチさんも 

流石に最高にご機嫌で。

 

二日目の名古屋でソワンが歌った

「Wの悲劇」の名唱は事件と呼んでも

いいくらいのもの。


僕は(恐らくはショーキチさんも)

目を閉じてじっと聴き入りました。

彼が歌う数分間

確かに時間が止まっていた。


音楽という芸術の素晴らしさを

改めて感じることが出来ました。

 

名古屋に来られていたお客様が

三日目の大阪公演でも 

ソワンにリクエストの

声をかけてくれたおかげで

大阪の皆さんも「Wの悲劇」を 

体験出来たのです。

めっちゃすごかったやんね!

 

ライブっていいな。

生モノすぎて本当にヒリヒリします。

 

このツアーにて芸名をSOWAN SONGから

マエソワヒロユキに変える彼。

SOWAN SONG名義の想いを込めた

これぞまさに「スワンソング」。

 

しかしすげえ歌だったな。

俺、マジで歌うのやめたくなったよ。

まったく。

やめないけど。

 

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ショーキチさん。

 

彼の「ギター・プル」も 

爆発的にカッコよくて。

なんなんだろうね、あのパワーは。

横で聴いてて圧倒されました。

 

プライマル・スクリームの

「ROCKS」は名古屋で

演ったんだっけ? 最高だったなあ。

そして大阪でリクエストを受けての

「恋するカレン」。

 

大滝詠一さんの

「カバーを聴けば

その歌手のオリジナリティがわかる」

という名言を思い出しました。 


何を歌っても完全にショーキチさんの

歌の世界にしてしまう。

 

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初日の横浜は久しぶりの緊張感を含めた

インタープレイを

お楽しみいただけたのではないかと。


店主の滝ともはるさんにも

気に入っていただけたみたいで

とても嬉しかったな。 

何と言っても滝さんと堀内孝雄さんの

「南回帰線」のシングルは

小学生の頃擦り切れるほど

聴いてたからね。

 

 

 

 

名古屋はまさに「神」。

あんなにエモーショナルに 

盛り上がったライブを

僕は体験したことがありません。

ダブルアンコールでも鳴り止まない歓声。

終演後、ショーキチさんと 

ぐっと抱き合いました。

 

 

 

 

大阪は僕とソワンの地元に近いこともあり

MCでぶっ飛ばしました(笑)

成瀬英樹歌いながら泣いちゃう 

なんて事件もありつつ。 


当然ながらさすが大阪!

名古屋にも負けない大盛り上がり。

 

 

 

 

 

 

終演後は皆でカレーを食べるという、ね。

 

 

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ショーキチさんがステージから引退?

 

連日の超満員のお客様に

楽屋では「引退バブルかよ〜^^」なんて

ショーキチさんは相変わらずの

自虐ギャグを飛ばしておりましたが(笑)

 

大丈夫。彼は男の中の男です。

必ず戻って来ます。

次にステージに戻ってくる時の彼は

一回りも二回りも大きくなって

またまたえげつないほどかっこいい

音楽を鳴らしてくれるはず。

 

何よりもこんなふうに

弱さも痛みも包み隠さず見せて

それでも表現を続けるショーキチさんに

僕は深くシンパシーを抱きます。

 

何の挫折も屈託もない人間が奏でる

音楽のどこが面白い?

石田ショーキチはロックだよ!

 

僕はそう思います。

 

 

 

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2019年6月29日(土)
成瀬英樹 レコ発記念スペシャルジョイントライブ 
"The Acoguist" 吉川忠英さんをお迎えして

場所 下北沢 風知空知
出演 成瀬英樹 スペシャルゲスト 吉川忠英
開場17時00分/開演17時30分 
予約 3,000円/当日 3,500円(共に+1drink)
風知空知メール予約(先着受信順整理番号付き) 
予約受付開始:4月1日(月)18時~ 
●メール予約:風知空知 yoyaku@fu-chi-ku-chi.jp
(ご希望公演名、お名前、枚数、電話番号をご明記ください)

成瀬英樹、新しい作品集「HIdeki Naruse with Friends」発売記念として
アコースティックギターのレジェンド中のレジェンド
吉川忠英さんをゲストにお迎えしての一夜です。

吉川忠英さんは僕の憧れの
アコーステックギターの名手中の名手。
そして、シンガーソングライターとして現在も
日本中を旅して歌って回っていらっしゃいます。

参加された作品はまさに「枚挙に遑がない」のです!
むしろ、ヒット曲で忠英さんがアコギを弾いてらっしゃらない曲を
探す方が難しいとすら言えます。

僕が子供の頃から愛聴してきた
名曲の数々も忠英さんのアコギなんです。

忠英さんへの想いはブログに記しました。ぜひご覧ください。
https://ameblo.jp/naruse-hideki/entry-12449940558.html