V36 スカイライン クラッチ作動変更No.2 | ナルズ工場長の出来事

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皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

東京とか神奈川とかでは

雪がけっこう降ったらしいですね。

 

こちら鴨川は一瞬降りましたが

雨でした。

雪も降らなかったし凍結もしなかったから

ホッとしてます。

 

でもめちゃくちゃ寒いんです(+o+)

 

東北とかに住んでいる方には

まだ温いと思いますが寒がりなオイラには

めっちゃ辛いのですわ。

 

ハヤク春コナイカナーって震えながら

仕事しているオイラです(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はV36の

クラッチ動作変更作業の

続きをやっていきます。

 

 

前回まではミッションを降ろし

ミッション側に動作変更の機構を

組み込んだところまでです。

 

 

 

前回の内容はコチラ

 

 

ミッション側は準備完了で

次は車体側の作業を進めていきます。

 

 

 

 

 

シール交換・ブッシュ交換

 

 

フライホイールを取り付ける前に

恒例のクランクリアシールを交換し周辺も清掃しました。

 

V36の場合、

エンジン側にパイロットブッシュ(パイロットベアリング)が

入りますので、これも先に交換しておきます。

 

 

 

 

 

 

フライホイール装着

 

 

フライホイールの取り付けボルトも新品交換してあります。

 

【V36フライホイールボルト取り付けトルク】88Nm

 

参考までに。

あまり需要なさそうですけどw

 

 

 

 

 

 

 

 

クラッチディスク

 

 

キット付属のクラッチディスクです。

エクセディ製ですね。刻印ありました。

でも品番みたいなのは削り落とされてました。

色々事情があるんでしょうw

 

※前回のブログでディスクはカッパーミックスと

書きましたがウルトラファイバーミックスの間違いでした。

見た目はもう純正ですね。

 

一応4つのダンパーがあるんで

操作はしやすそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カバー取り付け

 

 

センター出しを行いカバーを取り付けました。

 

カバーもキット付属のカバーで

圧着力が純正比140%UPのカバーです。

カバーもエクセディ製です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミッション結合

 

 

ミッション載りました。

 

キットのステーなどがミッション載せる際に

接触などがわからなかったのでステーのみ仮止めで

載せています。

 

結果接触とか無かったですがステーがあると

ベルハウジングの取り付けボルトがつけにくいので

個人的にはステー無い方がやりやすいですかね。

 

※位置関係は画像を参照

 

 

この後は外したペラシャやマフラーなどを戻して

ミッションオイルを注入し

下回りは完了です。

 

 

 

 

 

 

 

 

残るはクラッチマスター交換です。

 

キットに付属されてきたマスターに交換していきます。

 

 

 

 

 

クラッチマスター

 

 

クラッチマスター交換はけっこうハードです。

 

通常ブレーキマスターとクラッチマスターが

メンテできるようにカバーがあり、それを外しせば

なんとかいけるかな?と思ってましたが

けっこう難しいので、ワイパーカウル一式外しました。

 

ここまで外したけど作業性はあまり上がらないようなw

 

画像に見えてるクラッチマスターのタンクは

その下にホースがあり

実際のマスター本体はもっと下にあるんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとわかりづらいかもですが

マスター外してる途中の画像です。

 

横にチラっと見える黒いのがブレーキのマスターバックです。

 

まずタンクをホースごと外してパイプ外していく感じです。

 

辛い体勢プラスせまい場所なのでなかなかの作業です。

 

 

でもこんなのはまだ序の口。

 

クラッチマスター交換の一番の難所は

室内なんです。

 

上の画像を見るとわかるかと思いますが

マスター本体の取り付けが室内からなんです!

 

この室内からの取り付け方法が

ハード作業になる原因ですわ(´;ω;`)

 

 

 

 

 

 

 

室内

 

 

寝そべり作業となるので最初っからシート外しちゃうのが

得策です。

シルビアやツアラーなんかはシートあっても

ワンチャンいけるんですが

V36はいけません…

 

そしてシート外してもかなりキツイ体勢での

作業になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

マスター取り付けナット

 

 

クラッチペダルの上部分です。

 

奥にチラっとしか写ってませんがマスター位置は

こんな感じです。

ロングエクステンションやショートエクステンションを

駆使すればペダルなどはそのままで取り外す事が

できます。

取り付けナットは2個なんで頑張ります٩( ''ω'' )و

 

 

 

 

 

 

マスター比較

 

 

何とかマスター摘出しました。

 

腕と首と腰にかなりのダメージを負いながら

作業したので体がバッキバキですわ(´;ω;`)

 

んで苦労して外したマスターなんですが

比較してみると

 

あれ?これ同じじゃね(。´・ω・)???

 

 

よーく見てみると

やっぱり同じマスター…

 

 

マジか!こんなに苦労して交換したのに!!

 

って思いましたが

このCKV36は走行距離9万キロ位なので

リフレッシュを兼ねて交換したと思えばいいかと

思うようにします(オモイコミ強)

 

 

参考までにクラッチマスター品番

 

 

ちなみに取り付けの方が外す時より

楽でした( *´艸`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、エア抜きを行い

クラッチミートポイントを調整します。

 

 

 

 

 

 

 

 

レリーズシリンダーとミッションのクリアランスです。

 

キットのステーで取り付けると

こういった位置関係になります。

 

エア抜きがけっこうハードやで(;゚Д゚)

 

 

 

 

 

 

エア抜き後、クラッチ操作してみると

踏む力も重くなく(ほんの少し重くなったかな?レベル)

クラッチミート(半クラ)も純正とほぼ変わらずでした。

 

 

 

 

 

 


試乗した結果、非常に乗りやすいクラッチです。

 

あとついでに

ミッション下にあるステーを撤去しハーネス移設して

あります。

外す前の画像を撮り忘れましたが

純正は触媒にあるセンサーをとめるステーがあり

車高を落とすと擦る可能性があります。

ステーを撤去しハーネスを撤去した後の画像です。

これなら擦る事もありません。

 

 

 

 

その後、オーナー様が数回走行会(ドリフト)で

使用していますが

今のところクラッチミートがおかしくなるとかフェード現象は

起きておりません。

以前の純正クラッチの時にフェードした同じ条件で

走行しても動作変更後は全く症状は出ていないそうです。

 

 

 

 

 

 

 

これでバッチリですね('◇')ゞ

 

 

 

 

 

 

 

 

これにて作業終了となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ