JZX100 マークⅡ クラッチ交換No.2 クラッチ組み、軽量フライホイール交換 | ナルズ工場長の出来事

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皆様(。・ω・)ノ゙ コンチャ♪

 

 

今日久しぶりの雨が降りましたね。

予報じゃ雪になるとかならないとか。

 

チキンなオイラは速攻で通勤車のタイヤを

スタッドレスにチェンジしましたw

 

本当はもっと早めに交換するんだけど

今年はなんやかんやで雪降らなそうな

天気だったからね。

延ばし延ばしになってたので

いいきっかけになりました。

 

でも

今だ雪が降らないってねw

まぁ夜や朝方のアイズバーン対策って事で。

 

でもでも

アイスバーンだとスタッドレスも滑るんだよなぁ…

 

雪降ると1歩も外に出たくなくなる

オイラです(´・ω・`)

 

 

 

 

 

今回もJZX100マークⅡの

クラッチ交換の続きです。

 

前回ミッションを降ろし

クラッチディスクとカバーの状態をチェック

したところです。

 

前回の内容はコチラ

 

 

クラッチを組み付けていきます。

 

使用するクラッチはコチラです。

 

クラッチ

 

 

クスコのクラッチキットです。

 

キットといってもフライホイールセットのシングルとか

ではありません。

あえて街乗りもできて操作性を重視しましたので

カッパーミックスをチョイスしました。

 

エンジンを大幅にパワーアップする予定が

ないのでこれで十分かと思います。

 

皆さんご存知かと思いますが

カッパーのディスクは何処のメーカーでも

ほぼ同じです。

当店ではカバーの性能がクスコ製が優秀なので

けっこうクスコを組みますね。

今、いくらシングルメタルのクラッチが乗りやすく

なったとはいえ、まだカッパーの方が

乗りやすいです。

 

クスコのカバーでしたら踏む力も

重くならないしね。

 

 

 

 

 

 

んで追加でこれも交換します。

 

クロモリ製軽量フライホイール

 

 

当初から滑りが出ての交換目的でしたので

もしかしたらフライホイールもヤバくなってるかも?

って事で事前に用意してました。

 

 

 

フライホイールって聞くと毎回これを

思い出す( *´艸`)

 

 

これがわかる方は同世代ですwww

 

徳川さんにしか扱えない代物だぜ。

 

 

 

 

 

 

んでは交換していきましょうかね。

 

まずJZX100の場合、クラッチがプル式で

ミッション側にクラッチが残っているので

取り外します。

 

クラッチ構成

 

 

真ん中にあるのがスラストベアリングです。

 

JAX100の場合、クラッチカバーのスプリング部分に

スラストベアリングがくっついています。

ベアリングの右横にあるデカめのCリングを外せば

スラストベアリングは外れます。

 

スラストベアリングの左横にあるシムなどは

スラストベアリングとカバーの間に入るものです。

 

シムやCリングなどはダメになったって

あまり聞きませんがクラッチ交換と同時に

これらも全て交換します。

 

以前、お客様の要望で再利用して

組んだところ、シムが原因で

異音が出てしまった事もあります。

どうしても再使用してくれって要望がない限り

ここは交換します。

 

 

フライホイール比較

 

 

言うまでもなく左が新品、右がついていたものです。

 

シルビアとかだとけっこう純正と軽量フライホールって

形状が違いますがJZX100だとあんまり変わりませんね。

少し違う程度です。

 

 

 

クランクリアシール交換

 

 

もはやクラッチ交換のバリューセットの

クランクのリアシールも交換します。

 

ちなみにJZX100の場合、このクランク側に

パイロッドベアリングが入ります。

 

もちろんパイロットも交換してあります。

 

 

 

フライホイール固定ボルト

 

 

フライホイールを交換しましたので

この固定ボルトも交換します。

純正で十分です。

シール剤が最初っから塗ってあります。

 

 

 

 

フライホイールが組みつけ完了しました。

規定トルクで締め付けます。

 

 

 


仮組み

 

 

本来でしたらクラッチはミッション側に組んで

(はめて)載せます。

なのでフライホイール側にはクラッチをつけません。

 

でもこの仮組みが重要だったりします。

 

フライホイールが新品なので

ノックピンが固かったりします。

 

そうすると後々かなり面倒なので

ミッションを載せる前に仮組みすると

載せる時にスムーズにすみます。

 

 

オイラはここで位置をマーキングしておきます。

※画像ではまだマーキングしてません。

 

そうすると載せた時のサービスホールからの

位置合わせがラクショーになります(・∀・)

 

これかなり重要です( ..)φメモメモ

 

 

 

 

クラッチカバー組付け

 

 

仮組みを外しミッション側にカバーを取り付けます。

 

カバーを取り付けるっていうより

スラストベアリングを取り付けるって感じかな。

 

 

 

クラッチディスク

 

 

んでディスクを組みます。

 

組むっていうか差し込むだけ。

 

ちなみに裏表あります。

クラッチの原理を理解していれば

向きを間違える事もないです。

 

スペース的な問題もあるから

ちょっと観察すれば気づきますけども。

 

前記した通り

ミッション側にクラッチ関係を組み

ミッションを載せます。

なのでよくあるセンター出しとかしません。

 

だって既にメンドラに刺さっている訳ですからねw

 

この辺がJZX100の楽なところだったりする。

 

 

 

準備が整ったので

いよいよミッションを載せていきます。

 

 

ミッション載りました。

 

 

 

ガツーンとドッキング!

 

漢のロマン、ドッキングです。

 

通はテリーバージョンではなく

グレート(カメハメ)バージョンなんだな(´Д`)

 

昔っから思うけど

テリーにもダメージすごいイッテルおねww

 

 

 

 

 

やっぱりシルビアなんかに比べると

ほんとJZX100は載せるのラクショー。

 

ラクショーっていっても

メンドラの先端とパイロットを合わせなければ

いけません。

でもそれもサービスホールから

けっこう見えるお陰であんまり苦労しないかなw

 

これで

あとマフラーやらレリーズやらを組んでいけば

完成なのですが

前回書いたと思いますが

クラッチ以外にも色々と不具合を発見しましたので

ここで中断し、その不具合個所を先に修理していきます。

 

 

 

クラッチを組んでミッション載せたところで

今回はこの辺で。

 

 

 

 

 

次回不具合個所を修理していきます。

 

 

 

 

お楽しみに♪

 

 

 

 

それでは

(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪