JZX100 マークⅡ クラッチ交換No.1 ミッション降ろし各部チェック | ナルズ工場長の出来事

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予感が的中したと言うか

前回のブログ冒頭でインフルの件を

書きましたが

すっかりインフルが発症し数日お休みに

していました。

インフルのA型でしたわ…

 

思えば発症する3日前くらいから

腰が痛かったのはインフルの前兆だったんだね。

 

今はすっかり回復し完調しております。

それと同時に腰痛もすっかりありません。

 

インフル休業で

その間の仕事を延ばしていただきました

お客様にはご迷惑おかけしました。

 

インフルで休んだツケを

毎日残業でやっつけ中のオイラです(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

 

今回はJZX100マークⅡの

クラッチ交換作業です。

 

 

2速ベタすると滑り現象が起きてきたらしい。

 

このマークⅡはドリ車なんで

クラッチ系統のトラブルはすぐに対処しないとね。

 

んで

このマークⅡはよくありがちなATから

マニュアルミッションに載せ替え車両。

 

しかも中古購入した時には

既に載せ替え済みだったんで

今現状のクラッチは何が組んであるのかも不明。

 

乗ってみた感じだと純正っぽいけど。

 

ドリ車だから一概に言えないけども

JZX100ターボのノーマル車両なら純正クラッチでも

滑るって事もないと思う。

載せ替え時に中古のクラッチを組んでる可能性も

あるね。

 

 

あと気になったのが

クラッチが滑ってる滑ってない関係なしに

クラッチ踏んだ感触がおかしい。

あとシフトを操作した感触もなーーんかおかしい('ω')

 

これもミッション載せ替え車両あるある

だけどテキトーに組まれちゃったか??

 

 

そこも含めてチェックしないとね。

 

 

 

 

 

 

兎に角ミッション降ろしてみよう('◇')ゞ

 

 

 

まずは室内から

シフト系統を取り外し。

 

こんな感じにね。

 

 

シフト関係を取り外して

こんなんなってるのは載せ替え車両です。

 

ここでシフトの操作時の違和感が判明。

おそらくだけど。

とりま後ほど紹介します。(次回になるかも)

 

 

なーんかクラッチ交換しただけで

済みそうもない予感がががが(´;ω;`)ウゥゥ

 

 

 

 

さて

室内の作業が終わったので

下回りに移りミッション降ろす準備を

進めます。

 

 

 

ミッションオイルを抜いている間に

周りの物をバラします。

 

JZX系のミッション降ろしは

ごくごくオーソドックスなFR車の作業です。

 

特に難しいところもありません。

 

ちょっと違うって言ったら

JZX100のクラッチはプル式なので

それくらいかな?

 

当店ではシルビアに続き

JZX100のクラッチ交換をかなりの台数行って

いますので慣れたもんですわ( *´艸`)

 

さくさくーってバラしていきます。

 

抜いたオイルもチェックします。

特に異物もなくオイル汚れも距離相応なんで

ミッション自体のコンディションは悪くなさそうです。

 

 

さくっと降りました。

 

 

フライホイールは純正ですね。

 

見た感じは悪そうには見えませんね。

 

でもミッション載せ替え時にフライホイールは

新品ではなさそうですね。

恐らくというか大体の載せ替えのフライホイールは

純正の中古ってパターンが多いですね。

 

 

 

 

フライホイール

 

 

よくよく観察してみると

フライホイールボルトが色んなのが使われてる

っぽいです。

一本ロック剤が飛びてちゃってるねw

 

中古のボルトをかき集めたのかな?

 

フライホールのクラッチディスクのアタリ面には

滑り現象が出ていた痕跡も見られます。

 

 

降ろしたミッション

 

 

先ほども言いましたがJZX100クラッチは

プル式なのでクラッチ関係はミッション側について

ミッション本体と一緒に降ります。

事前にサービスホールからフライホイールと

クラッチカバーの取り付けボルトを外して

本体ごと降ろすって感じです。

 

プル式でも車体側にクラッチが残る車種もあるんだど

100はミッション側になります。

 

なので降ろす時はメンドラの先端が

交わせば降りるので比較的簡単だったりします。

 

 

 

 

クラッチディスク(フライホイール側)

 

 

ミッションからクラッチディスクとカバーなどを

取り外してチェック。

 

アイシンだから純正、もしくは純正同等の社外品。

 

こちらはフライホールと接触していた側になります。

 

ディスクは見た感じ、残りもまだまだあるし

フェイス部の欠けなどもありません。

 

あとは見た目じゃ判断できない反りがあったり

焼けがあるのかも知れません。

 

クラッチディスク(カバー側)

 

 

こちらはカバーとの接触していた側になります。

 

ちょいと画像ではわかりませんが

実際はこちらの面の方が荒れていて

焼けも入っている感じです。

 

 

 

 

 

クラッチカバー

 

 

カバーはまだミッション本体についたままですが

アタリ面のチェック。

 

よーく見ると

アタリ面の一部が接触していません。

新品時のフェイスの処理がまだ残っている

ところも見受けられます。

 

おそらく滑った原因はここでしょう。

 

ディスクかカバーのどちらかが

反っていたり歪んでいてピッタリ接触して

いなかったのでしょう。

 

もちろんクラッチディスクとカバーは再利用

できません。

 

ディスク&カバー交換で

滑り現象は解決できそうです('◇')ゞ

 

 

 

 

 

原因が

わかったところで今回はこの辺で。

 

 

 

 

次回クラッチディスクとカバーを交換して

いきます。

 

 

 

 

お楽しみに♪

 

 

 

 

 

それでは

(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪