MK21S パレット リコール、サービスキャンペーン作業 | ナルズ工場長の出来事

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皆様(・ω・`*)ノ【。+゜コンニチワ。+】



すっかり春。

暖かいっていうより暑いです。


朝っぱらから駐車場に除草剤撒いて

いたら汗だくなオイラです(´・ω・`)




今回はスズキのパレットのリコール。




スズキ MK21S パレット



運転席シートに関するリコールが1件、

サービスキャンペーンが1件。

ステアリングに関するサービスキャンペーンが

1件です。



運転席に関するリコールは「シートライザ」

それとサービスキャンペーンは

「シートリフタ」


リコールのシートライザは部品交換で

シートリフタは点検してダメだったら交換って

意味合いです。



対象車一覧(シートライザ)↓



対象車一覧(シートリフタ)↓




ステアリングに関するサービスキャンペーンは

「オートステアリングロックユニット」


対象車一覧(ステアリングロック)↓



ステアリングロックの方はパレット以外にも

ワゴンR、アルト、ラパンも対象になります。

プッシュスタート車がそうですね。



リコールは基本的に部品も工賃も

もちろん無料になっていますので

受けたほうが良いと思います。


上記の対象車一覧でも不安な方や

もっと色々なリコールもあるのではないか?と

お思いの方はスズキのHPから検索できますので

ご確認して下さい。


http://www.suzuki-recall.jp/search/search.php


車台番号だけわかれば調べられます。






ではリコール作業。

シートライザを対策品に交換します。


シート付近にもステアリングにもエアバッグ

ありますので万が一あるので

最初にバッテリーマイナス外し。



外して少し放置してから作業します





その前にシートライザって

なんやねん?って思いますよね。


オイラも名前聞いただけじゃわかりません

でしたw


これです↓



簡単に言うとシートのステー。土台のステー

って言った方がわかりやすいかな。

※画像ではシートのサイドカバーを外してあります。


この運転席の右前のステーを交換します。





ライザ



こんな感じのステーです。


シートにはボルト3本で固定されています。






比較



←が対策品。→がついていたもの。


違いがわからないぜw


対策品の部材の板厚が2.9㎜で

ついていたものが2.0㎜らしいっす。




完成



対策品に交換。

上の取り付けボルトのみ再利用できませんので

付属のロック剤付きボルトに交換。


リコール作業はこれで終わり。


一緒に作業できるシートリフタの点検。


シートライザとシートクッションフレームとの

ガタを見る点検です。


これはほとんどが基準値以内が多いとの事。


今回の車両も基準値以内だったので

点検のみで完了。




お次はステアリングロックユニットの

点検。

スズキのプッシュスタート車にお乗りの方は

わかると思いますが

エンジン切るとハンドルロックします。


ステアリングに負荷をかけてエンジンスタート

をしたりするとロックが逝っちゃうらしいのです。


これは点検してどうこうでなく

いざ出先なんかで壊れるとエンジンはかかるけど

ハンドルロックしたまんまじゃ

帰れないじゃん!!って事で

スズキの方から交換しちゃってくれという

お達しがあったので交換していきます。


普通のキーでエンジンかけるタイプなら

機械式なんでロックが外れないって事は

構造上なかなかありえないからね。

プッシュスタートのタイプは電気式に

ロックしているのでロックしっぱなしも

考えられるね。






ロックはステアリングの付け根の

コラムカバーの中にあります。


手順書によるとステアリングを外して

やるという事でしたが

コラムカバー外すだけで交換は可能なんで

ちょっと楽しました(´∀`)





ひとつ注意なんですがコラムカバーを

外すネジがここにあります。

これはステアリングがまっすぐ状態だと

隠れてしまうので画像のように

どちらかに切った状態で外します。


これがバッテリーを先に外すとハンドルロックが

かかっていますのでバッテリー外す前に

先にここのネジだけ外しておきましょう。









カバーが外れるとロックユニットが見えます。

カプラーとハーネスクリップがついているだけで、

あとは固定ボルト2本です。






固定ボルトは上(メーター側)から

外します。

これは以前のキーでのシリンダー交換と

同じ交換要領です。


締め込んでいくとボルトの頭がポロッと

とれる例のボルトで固定されています。


なので取り外す時はボルトの頭が

ないので工具がかけれません。


防犯上こういう仕組みなんで

外し方は割愛します。


ってかみんな知ってるでそw





外れたロックユニット




信号が入るとユニットから四角いロッドが

出てきてロックするといった単純な構造です。





比較




←が対策品です。


画像のように対策品には刻印があります。


むろん刻印がないのは非対策品となります。





完成




さくっと交換してカバー戻して完成♪


シートと合わせても時間的には

慎重にじっくりやって2時間くらい。


リコールの部品交換は

ご自分でやる事はできません。

たまに自分で交換するから部品だけ

くれといった方もいらっしゃいますが

それは不可能です。



もちろん当店でリコール作業、

クレーム作業が可能です。

スズキ以外も全然おkです。



お気軽にお問い合わせ下さいまし(´∀`)





それでは

(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪