山形さくらんぼ狩りと温泉巡り ☆ 其の五
これまでのお話しはこちらから
創業は明治25年の老舗旅館。
日本秘湯を守る会の会員宿。
500年以上続く秘境の温泉地、銀山温泉が
全国区の大人気温泉地となったのは
言わずと知れた、NHKの朝ドラ『おしん』によるところが大きい。
その『おしん』の中で、泉ピン子演じる主人公の母が
酌婦として働きに出ていた旅館が、ここ能登屋だ。
チェックイン14:00~チェックアウト10:30
こんなに大きそうに見える建物でありながら
客室は、本館・別館あわせて15部屋。
常に人気が高く、週末ともなれば予約は非常に困難。
ましてや銀山川に面して、温泉街を臨む客室は8部屋だけ。
さくらんぼ狩りで賑わうこの6月にどうしても泊まりたかった!
電話予約を入れたのは半年前。
なんとか、本館川側最後の一部屋を確保したのだぁ!ヽ(^。^)ノ
だがしかし。
予約できたのは7.5畳間。
できれば10畳のお部屋が希望だったのだが。
だって、7.5畳と10畳、一人1000円しか違わないんだよ。
そりゃ絶対10畳が良いでしょう(笑)。 ←だったらもっと早く予約しろ!
だから実のところ、あの1週間前に山形・新潟地震が起こった時は
不謹慎とは重々承知ながら、広い部屋にキャンセルが出ないかと
ちょびっとだけ期待してしまったのだが。
結果、こと能登屋さんに関しては
あの地震におけるキャンセルはまったく無かったそうだ。
ま、半年以上前から予約して楽しみにしていたのは
おじゃる☆だけではないもんね。
そんな簡単にキャンセルなんてしないわなww。
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というわけで、7.5畳という狭さに一抹の不安を覚えながら客室へ。
贅沢言うな!!と怒られそうだけど
プチ閉所恐怖症なので、圧迫感があるのはダメなのよ~(T▽T;)。
あ、オ〇ケが怖いと言いながらも
古い建物が好きなのはなんでかしらねぇ?(爆)
フロントから謎の赤い橋を渡ってエレベーターへ。
あの外観でありながら、エレベーター完備( *´艸`)。
エレベーターだけでなく、館内いたるところ
壁は真っ白だし、床もピカピカ!!
大正浪漫の雰囲気はそのままに
美しく快適に、合理的に改装されている。
金ぴかのドアノブが付いた重厚感のある洋風ドア。
本館三階、楓。
ここまでは、とても可愛らしい仲居さんが案内してくださった。
荷物は「お持ちしましょうか?」と聞かれずに
最初から持ってくださっている。
めっちゃ重いバッグなのに(T▽T;) 。
申し訳ない!!
おじゃる☆が手に持った「腰掛庵」の手提げ袋に気づいて
天童に行ってらしたんですか?
腰掛庵大人気で、1時間以上並んだりするんですよ~♪
私、まだ行ったことないんです!!
と、思わぬところで話が盛り上がった(笑)。
ドアを開けると、踏み込みというか中廊下?
奥行きがあり広い、ここだけで2畳分以上ある。
洗面台もお洒落だわ!ヽ(^。^)ノ
ただし、スキンケア用品などはない。
それは、あとで大浴場でww。
部屋の前にトイレの紹介というのもどうかと思うけど
流れ的に仕方ないww。
洗面所の右側引き戸がトイレ。
清潔でもちろん洗浄機能付き。
そしてこちらが7.5畳のお部屋♪
画像だとちょっと狭そうかな?(笑)
まぁ、実際7.5畳なので、広いわけはないのだがww。
でも思ったほどの圧迫感は全くなかった!!ヽ(^。^)ノ
7.5畳の他に2畳分の広縁があり、
明るい山の緑の景観が広がっているからだろうか。
また片側が、すぐ壁ではなくて
床の間や作り付けの戸棚で
わずかながら空間が広がっている視覚的効果も大きいのかも。
造り自体は昔のままだが、畳は新しくて綺麗だし
なんだかとても落ち着く居心地の良いお部屋♪
狭さからくる不安なんて、一瞬で吹っ飛んだ!!
戸棚には、コップ、金庫、秘湯を守る会の書籍、小物置き、カメムシ対策ww。
乱れ箱の中には浴衣他一式。
黄色いのはバスタオル、一人一枚。
浴室には、タオルの備付けは無いので常に持参。
浴用タオルは昔ながらのシンプルな名入り!
しかもビニールのこちらも名入り巾着付き!!
やったぁ~~!ヽ(^。^)ノ
脇の小籠の中に、色違いの歯ブラシ、シャワーキャップ、髭剃り、櫛。
浴衣の柄は男女共通。
淡いグレー系でよくみれば「のとや」のロゴ入り。
その下には、半纏ではなく袖なしの羽織り。
鍵は一本。
我が家のように常に別行動夫婦にはちょい不便(爆)。
お茶請けはなんだったかな?(;´▽`A``
煎茶の他に、ほうじ茶のティーパックもあった。
広縁の障子の影には・・。
左に鏡台、右に箪笥。
箪笥の下には空の冷蔵庫。
私物が入れられるし、飲み物が欲しければ
自動販売機が4階にあるので、不便はない。
自販機のラインナップ↑( *´艸`)。
広縁のテーブルの上に灰皿とマッチがあったが、
この木造建造物群の街並みであっても禁煙ではないのだね。
そう言えば、長寿館の別館に泊った時も灰皿とマッチがあったっけ。
広縁からの景色。
三階だと屋根が邪魔して、銀山川は望めないww。
江戸屋さんは、カフェを併設したお土産屋さん。
目の前の2軒のお宿は残念ながら今は営業していない。
しかし、廃業したわけではなく廃墟化していないのもさすがだ。
昔ながらの造りで、部屋の間仕切りが壁ではなくて襖のため
プライバシーやセキュリティ面に問題があり
営業を休止しているらしい。
湯治場の時代にはそれでなんの問題も無かったのだろうが
世界中からお客がやってくる今の銀山温泉。
時代にそぐわなくなったという事か。
かの銀山荘の所有物件で、改装復活の予定はあるのだが
重機が入れないなどの問題も山積し、
なかなか実現しないまま7年経過との事。
ぜひ、早い復活を祈っている。
ちなみに、外から見ると青枠、三階左側が楓の間。
中央の張り出し部分(赤枠部分)が邪魔をして
温泉街全体が見渡せないのは残念だ(爆)。
館内フリーWi-Fiありだが、
電波が届くのは、フロント周辺と本館2階客室まで(;´▽`A``。
3階までは届きません(爆)。
試したけどダメだったww。
浴室は3ヶ所!!
通常の男女別大浴場のほかに
フロント脇、空いていればいつでも入れる貸切の洞窟風呂と
チェックイン時に予約する、山の上の貸切露天風呂!!
もちろん全部入りましたよ~!!
そのおかげでまたしても銀山温泉での湯めぐりは
ほとんどできなかったけどね(;´▽`A``。
それはまた別記事で(^_^)v。
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