言葉なくして表現できる? | おバカな2人の二人三脚

おバカな2人の二人三脚

 ふたりで楽しいお気楽生活。 胸を張って前を向いて歩きましょ。

きのう、なるとシブヤ大学に初めて参加(出席?)しました。
が~まるちょば(GAMARJOBAT) がナマでパントマイムを教えてくれるという授業で、なんか面白そうじゃんって。

日本人でありながら、国内より海外での知名度が高いパントマイムユニット(パントマイミストとかパントマイマーとも言うみたいです)で、イギリスでは名誉な賞を何度も受賞しています。
 (徐々に国内でもブレイクし始めたようで、公演のチケットは取り難くなっているそうです)
『ソトコト』というエコマガジンのCMに出ているので、見たことがある方もいると思います。
ご存じない方は、これを機会に覚えて損はないと思いますよ。

    が~まるちょば(GAMARJOBAT) 公式ページ

教室は表参道ヒルズのスペース[O:](オー)
定員は120名でしたが、150名近く入っていたと思います。 大入りでした。
受講者は若い人中心でしたが、小学生やご年配、さらには外人さんもチラホラ。

定刻を少し過ぎたころ、彼らの活躍振りがスクリーンに映し出され、授業が始まりました。
そこで生徒の気持ちを掴んだところで、2人がひな壇に登場です。

「おぉ~! が~まるちょばの舞台が目の前で見れる!」

寸詰りの茶色いスーツに トレードマークのモヒカン。
うわぁ、ホンモノだ! 恥ずかしながら、舞い上がってしまいました。

が~まるちょば

彼らのステージは、パントマイムとお笑いとマジック(手品)の要素をミックスして、それをアップテンポで表現します。 コトバこそ話しませんが、それ以外は何でもOKって感じです。

パントマイムって言うと、
  ・マルセル・マルソー
  ・顔を白く塗ってピエロの格好
  ・見えない壁が、あるかのように……
  ・マネキン人形のように動かない
なんてイメージがあるようですが、が~まるちょばのパントマイムは全然違います。
その後の講義の中で、HIRO-PON先生は 「パントマイムってそんなもんじゃないんです、そんなのはどーでもいいんです、と僕は思います」 と熱く語っておられました。
「僕たちのやってることをパントマイムって認めない人も実際います。 でも僕たちはパントマイムを変えたいんです」

どんな分野でもそうですが、既成の殻を破るというのは、口で言うほど簡単ではありません。
既成概念に固まった人からは、揶揄されたり非難されたりします。
そういった中でやり続けるには、相当な覚悟と精神力が必要になるはずです。 もちろん、技術の裏づけも必要になります。

講義全体を通して感じたことは、芸や個性を一段上まで高めようと、真摯にパントマイムに取り組んでいるなぁ、ということ。 この姿勢には、とっても好感が持てました。
その道を極め、世界の頂点近くまで登りつめた人の言うことは含蓄があります。
そういう人に僕は弱いんです。 簡単に感化されちゃいます。

   *   *   *

”ジェスチャーとパントマイムの違いを知る” というテーマでの90分でしたが、なると2人、しっかり習得してきました。
いや~、それにしても面白かった。 とっても充実の1日でした。
やってみて分かったけど、パントマイムって思った以上に難しいですね。