たった1年の間に | おバカな2人の二人三脚

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 ふたりで楽しいお気楽生活。 胸を張って前を向いて歩きましょ。

春に受診した人間ドック。 毎年のお約束! と言わんばかりに ”要再検査” でした。
いつ行こうかなぁ、なんて逡巡しているうちに6月もあとわずか。 7月に入るととかもあるので、ここは6月中に手をつけた方が良さそう。

……と書くと、僕が自分の意志で再検にかかろうとしてるみたいですが、実態は、なるに 「もう行かなきゃダメだよー!」 って怒られたから。

はいはい、行きますよ。

受診先は、なるが勤めていた某大学病院にしました。
さすが、勝手知ったる場所ですから、事前の予約とかは全部お任せで済んじゃいました。
こういう病院での手順って結構分かりにくいから、なるがやってくれて助かるのです。

そして、きのうが受診日でした。
後日の検査で胃カメラが控えてますが、この日のメインは血液検査と腹部エコー。
診察を待つ間、廊下の長いすに座っていると、行き交う技師さんが なるに気付いて声を掛けて来ます。
「あら、久しぶり」「お元気そうですね」「今日はどうしたの?」 ……などなど。
そりゃそうです。 辞めて1年経ったとはいえ、なるの職場です。 うじゃうじゃ知り合いがいるのです。
そのたびに 「どうも、女房がお世話になって」 と会釈する僕は、彼女たちにどう映ったのでしょうか。

腹部エコーが終わって、半日ぶりに食事制限が解かれました。
循環器科の先生の診断まで ほんのわずかな時間しかなかったのですが、ダッシュで喫茶室に行き、ケーキセットを食べました。

循環器の先生も、もちろん なると顔見知り。
せんせい「やぁ~、どうも!」  (*^ー^)ノ ニコニコ
なる「こんにちは、よろしくお願いします」 (*^o^*) ニコニコ
なべ「……」(お辞儀だけ)

最初のうち、僕は完全に浮いていたと思います。
あの、僕が患者なんですが……。

ま、それは冗談として、すごいなぁと思ったのが、診察データのシステム化でした。
循環器の先生のPCには、血液検査の結果はもとより腹部エコーの画像/動画まで閲覧できるようになっていました。 他にも、へぇそんなことまで機械化しちゃうんだ、ってものもありました。
「使いにくいんですけどね」 と先生は言っておりましたが、何かニコニコしてましたから、満更でもないんじゃないかな。

先生の話を聞きながら、横を見ると、なるが ( ゚д゚)ポカーン とした顔でディスプレイに見入っていました。
病院にて
後で訊いたら、「あたしがいた時には、あんなシステムなかったよー」 と驚いていました。
そして、会計も自動清算機方式 (クレジットもDebitもOK!) に変わって。
なるにしてみれば、退職してからの1年で環境が激変したと感じたようです。 たった1年のはずなのに、自分が在籍していた時代が遠い過去のように思えたかもしれません。

でも、それでいいんじゃない? 遠い過去で。
寂しがることないさ。 方向は違えど、僕たちだって進化してるはずだよ。