イヤらしいのは 見る方? する方? | おバカな2人の二人三脚

おバカな2人の二人三脚

 ふたりで楽しいお気楽生活。 胸を張って前を向いて歩きましょ。

今日の話題はウチのブログカラーには不似合いです。
でも、面白かったので少しだけ書いちゃおっかな。

   *   *   *

ウチのベランダから環八が見えるのですが、その脇に公園があります。
公園
閉鎖してしまったもうひとつのブログでは何回か登場させた公園ですが、縦横30メートルくらいのこじんまりとしたものです。
毎日午前中は、いろんな団体がやって来ます。
あるときは先生に連れられた幼稚園の子どもたち。 あるときはゲートボールを楽しむ老人たち。 またあるときは、近所の老人ホームの御一行が日向ぼっこに。
時間割でもあるのでしょうか、それぞれの集団がかち合うことはないようです。

そして、今日は……。 幼稚園もゲートボールも老人ホームも来ていません。
珍しく、だーれもいない閑散とした……と思ったら、ベンチに人影が。
そこは散歩中のおじさんがよく休憩しているベンチですが、そのときは違う人たちでした。
こちらに背を向けていますが、どうやらカップルのようです。
左にスーツを着た男性、右は白のボタンタンクトップ(って言うのかな?)の女性
寄り添うように座る2人の距離が、仲の良さを物語っています。

仕事サボってかぁ?
なんて思ってしまうところが、僕もオヤジ化した証拠です。(この後、さらにオヤジ化が増すのですが^^;)
他に見るものもなく、僕はタバコを吸いながらボーと2人を眺めていました。
少しすると、女性の方が立ち上がり裾をはらいながら、公園を横切るように歩き始めました。 その先には公園内に併設された公衆トイレがあります。 薄着だったから冷えたんでしょうね。

……と思ったのは、どうやら間違いのようでした。
女性側のトイレは入り口を壁でふさぐ形になっているのですが、その壁で身体を隠して辺りをうかがうと、やおら手招きを始めました。
男は立ち上がり、きょろきょろしながら彼女のそばまで小走りに近づきます。

なにやら淫靡な香りが漂い始めました。
それまでは何気なく見ていた僕ですが、気が付くとベランダの手すりに身を乗り出していました。
男は再び周りを見渡すと、意を決したかのように壁の向こうに身体滑り込ませました。
2人が消えた先は、間違いなく ”ご婦人用” です。

 

こちらからは、もちろん中の様子が窺い知れる訳ではありません。 しかし、あれこれ想像し詮索すると、巨大な妄想となります。
僕はその時、2人が出てくるのを見届けてやる! と妙な決心をしました。

慌てて部屋に戻り、双眼鏡を持って来ました。
なるにも教えてあげようと思ったのですが、気持ちよさそうにお昼寝中。
Zzz…(*´?`*)。o○。
起こしたところで、「趣味悪~い!」 と言われそうなので、そのまま寝かしておきました。
出歯亀と言われようが構いません。 気になるものは気になるのです。
双眼鏡のピントを合わせ、2人が出てくるときに備えました。

待ってる間も妄想がそんどん拡がっていきます。
あの狭苦しい空間で……。 声を出さずに……。 後始末は……。 出てくるときに見られないか……。  ???

ロングサイズのタバコを3本吸ったので、15分ぐらい経ったでしょうか。
目隠し壁から、彼女の方が顔を覗かせました。 僕は双眼鏡を構え、彼女を視界に捕らえました。 おそらく20代前半だと思われます。 かなり明るい茶色に染まった髪が、風で顔に流れていました。
入るときより慎重に外の様子を確認すると、後ろ手に男の手首をつかんで、何もなかったかのように出てきました。
男は彼女より一回り年上のようです。 空いた手でしきりにベルトの辺りを気にしています。
どうやら僕の妄想は現実ようです。 まぁそんなことはどうでもいいんですが。

2人はそのまま公園の出口まで歩き、しばらく立ち話のあと、お互いが反対方向に歩き出しました。

え゙っ?
するだけ済ませたら、そのままバイバイかいっ!
本人たちの勝手とは言え、せわしない奴らだなぁwww

なんでラブホとか行かないんだろう? と思ったのですが、それこそ大きなお世話ですよね。
彼女たちが 「2人のヒ・ミ・ツ と考えたかどうかは知りませんが、残念でしたー!
僕も知ってるもんね。 だから、3人の秘密

この出来事、あとでなるに話したら、案の定 冷笑されました。
こういうイヤらしい気持ちって、女の人にはないのかなぁ?
 
ちなみに、ずっと観察していた僕ですが、欲情することはありませんでした。
う~ん、もう男として、僕は衰えてしまったのだろうか……?