憲法記念日SP 〜憲法、愛国心、明治150年〜 | 無頼派エレクトロ。

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え~、「時代を彩った銘器と名曲」の途中ですが、憲法記念日につき急遽投稿します。

 

 

今年初め、「社会意識に関する世論調査」というものを受けました。

プリントの説明書きによると「調査実施:一般社団法人 中央調査社」「調査主体:内閣府 政府広報室」となっています。

調査員が訪問してきて口頭で質問を受けたので、質問および回答についての記録は残っていません。

というわけで、以下は記憶に基づくやり取りです。

 

1問目で、いきなり頭に血が上りました。

調査員「愛国心はありますか?」

僕「はあ?愛国心?全くないっ!」

調査員「いや、1~4の中から選んで下さい」

僕「4!全くないっ!」

2問目もしくは3問目は、「日本についてあなたが誇れるものは?」

もうね・・・

現政権への忖度がここまで浸透しているのかと思いましたよ。

勤勉さだの歴史だの選択肢がたくさんありましたが、僕が選んだのは「自然」。

しばらく迷ってから、「文化・芸術」も。

その2点だけです。

「最近、日本について良くなったと思うものは?」

この質問にも景気とか外交とか選択肢がたくさんありましたが、僕が選んだのは「防災」のみ。

「悪くなったと思うものは?」という質問に対してなら、枚挙に暇がないんですけど。

 

ちなみに、調査員は70~80代のご婦人でした。

きっと、社会貢献したいという気持ちの強い方なんだろうと思います。

にも関わらず、質問内容に対する反感のあまり、ぶっきらぼうな態度を取ってしまいました。

僕自身も行政の委託で統計調査員をやっているので(国勢調査や、それに類したもの)、露骨に嫌な顔をされたり、不平不満をぶつけられたりすることがあります。

気持ちは分かる筈なのに、いざ自分が調査対象になってみると、やっぱり煩わしいものですね・・・(笑)

全ての質問が終わったあと、さすがに気の毒だと思ったので世間話をしたり「気をつけて帰って下さいね」などと声を掛けたりしたのですが、悔いが残ります。

あらためて、申し訳ありませんでした!

 

 

 

さて、前述のやり取りだけを見ると「非国民」とか「反日」とか言われそうですが(笑)、僕はむしろ愛国心の強い人間だと自負しています。

ただし、何をもって「国」とするかが問題。

僕にとっての国とは、国土(自然)であり、そこに暮らす人々や生き物であり、そこで育まれてきた生活や文化のことです。

まかり間違っても国家という観念や政治体制などの上部構造(それらを引っ括めて「共同幻想」とも言う)ではありません。

なので、国旗(日の丸)を掲げて愛国心をアピールしている人たちを見ると、強烈な違和感を抱いてしまうんですよ。

「そういうことではないんじゃないの?」と。

最近は若い世代を中心に「国=政権」みたいな認識が広まっていて、それゆえに「政権批判をするのは愛国心のないやつ」といった偏見もまかり通っていますが、まずは「国」とはなんなのかをあらためて考えてみる必要があると思います。

でないと、「憲法とは国家権力を縛るためのもの」という立憲主義の根本すら理解できないでしょう。

憲法のなんたるかを理解していないのに、「変えれば何かいいことあるかも♫」みたいなノリで変えられたらたまったもんじゃありません。

 

あ、でも僕個人は憲法改正の必要性はあると思っていますよ。

まず、時の権力による勝手な解釈や運用をさせないために、権力に対する縛りをさらにも強化すること。

そして、生存権を示した25条などを現代の実情に合わせてアップデートすること。

(終戦直後と現代では「健康で文化的な最低限度の生活」の定義が全く異なる筈なので。)

9条に関しても僕は金科玉条のごとく護持すべきだとは思いませんが、少なくとも安倍政権下における書き換えだけは断固として反対です。

緊急事態条項の設置など、言語道断。

間違いなく、この国を滅ぼすことになります。

(国民のためではなく誰のための改憲や緊急事態条項であるかは、もう言うまでもないでしょう?)

 

ついでだから書いておきますけど、政府の音頭取りによる「明治150年」キャンペーン、ホント都合のいいことばかり喧伝していますよね。

以前にも当ブログで紹介しましたが(「夏休みの自由研究~日本の近代化と自然破壊・戦争~」)、明治天皇が詠んだ次の和歌にこそ、明治の時代精神が端的に示されていると思います。

「狼のすむてふ山の奥までもひらけるかぎりひらきてしがな」

(狼が住んでいる山奥までも徹底的に開発しまくれ)

なんのために開発しまくるかといえば、それはもう富国強兵・殖産興業のためですよね。

その挙句、国土は乱開発や公害で荒れ果て、さらには度重なる戦争で甚大な被害を内外に与えることになったわけです。

しかし、今また「坂の上の雲」を追いかけ、同じ轍を踏もうとしている人々がいます。

負の側面にも目を向けて、批判的に継承するというなら歓迎なのですが。

 

 

 

これ以上、自然を壊すな!命を奪うな!

日本を取り戻したいのは、こっちこそです。