今日は「サトラレ」4巻です。
「サトラレ」ってストーリー自体は繋がっているんですが、オムニバス形式になっていて不思議な漫画です。
そりゃそうですよね!
「サトラレ」同士が出会えないからストーリーも分けて考えないといけないですもんね。
話考えるの大変そうです。笑
4巻で印象に残ったのはサトラレである「片桐りん」と、その恋人であるプロの棋士「宮本直己」の話です。
ある日、ふたりは遊園地に行くのですがそこである家族と出会います。
実はこの家族、最期の日を遊園地で過ごし、一家心中をしようとしていたんですね。
そこで名人宮本直己は、些細な事をきっかけに全てを見抜き、一家心中を止めます。
棋士ならではの洞察力なのですが、大事な所はそこではないんです…。
"いくら取り繕っても本心というものは隠せないもの"
ということ。
相手が「サトラレ」でなくても注意して見る事で、その人が何を考えているのか少しだけ分かるのではないでしょうか。
"心は隠せないものだから隠さない"
これが名人宮本直己の考えです。
だから"辛い時は辛い、楽しい時は楽しい"と表現しても良いんじゃないですか?
そうして嘘偽りなく、互いに支え合って生きることができればもっと自分らしくいられる気がしました。
私たちも皆、ちょっとした「サトラレ」だと思ってモノの見方を変えてみてはいかがでしょうか。
ではまた!