「愛する者よ死に候へ」
"愛する人、死んで下さい"
という意味です。
貴方は"愛する者を犠牲にして、愛する者を守る"ことができますか？
家族、友人、恋人…
誰かを犠牲にして誰かを守ることができますか？
そんなことを深く考えさせられる作品です。
「バジリスク～甲賀忍法帖～」
まずはあらすじから。
甲賀卍谷衆、次期頭領「甲賀弦之助」
伊賀鍔隠れ衆、次期頭領「朧」
対立関係にある甲賀と伊賀。
両者が直接争わぬよう、初代服部半蔵より"不戦の約定"を結ぶよう命じられていたのだが、互いの憎悪は消えることなく緊迫関係を保っていた。
しかし、ふたりの祝言(結婚)を間近に控え、甲賀と伊賀の四百年にも渡る永き争いにも終わりは近づいている。
…かに見えた。
運命とは残酷だ。
天下統一を成し得た徳川家康の命により、"不戦の約定"が解かれたのである。
両衆から十人を選抜。
互いに能力を駆使し殺し合う。
"勝った方の側を徳川の世継ぎと決める争い"
に利用されているのだが、憎しみ合う両衆が争うには充分な理由であった。
勿論、十人衆の名を記す忍法帖の中には「甲賀弦之助」「朧」それぞれの名が描かれていた。
愛し合うふたりは宿命に導かれ殺しあうこととなる。
はたして、弦之助と朧が出す答えとは…
甲賀と伊賀、誰が生き残りどちらが勝つのか…
「愛する者よ死に候へ」
複雑な想いが絡み合うこの世界。
自分自身に置き換えても最良の案というものが出てきませんね…
第1話は弦之助の祖父に当たる甲賀の現頭領「甲賀弾正」と朧の祖母、伊賀の現頭領「お幻」の話となっています。
最初はよく分からないまま話が進むので途中で観る のをやめてしまいがちですが、ぜひ最後まで観てください！
とても良い作品ですよ！
ではまた！