トランポ | kiki35のブログ

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日常の出来事。感じた事など思いつく事を書いてます。玉木さんへの応援も、勿論。

  ダルトン.トランポ(1905〜1976)脚本家、映画監督
   恋愛手帖、東京上空30秒、ローマの休日、黒い雌牛、テキサスの死闘、スパルタカス、栄光への脱出、脱獄、いそしぎ、ハワイ、フィクサー、ホースメン、ジョニーは戦場へ行った、ダラスの暑い日、パピヨン


  休日にも拘らず、6時前に起床して向かったのは、大阪ステーションシネマ。観たのは、「トランポ ハリウッドに最も嫌われた男」です。観客は20人くらいで、男性が中心。年齢層は.....彼が脚本を書いた映画を、公開時に見た世代が中心。私よりも、少し年上の方々です。
  東西冷戦時のハリウッド。赤狩り(共産主義者の弾圧)の為に投獄され、映画界で仕事が出来なくなってしまいます。ダルトン トランポ氏は、ハリウッド10(下院非米活動委員会への証言を拒否して、有罪判決を受けた10人の事を言います)のメンバーです。
  ただ彼は....才能ある脚本家。偽名を使って仕事を続けます。但し....B級映画で。俳優や映画監督は、そうはいかなかったのです。だから....委員会で証言しました。エドワードGロビンソン、イリアカザン、エドワードドミトリク.....。
  彼は家族と仲間の生活の為、B級映画の脚本を、書いて書いて書き捲る。ウィスキーと煙草とアンフェタミンを、原動力として....。

  切り口によっては、信念を曲げる事なく、国家権力に立ち向かった人物....として描く事ができます。でも、ここで描き出されるのは、共に困難に立ち向かった家族の物語です。
  皆で手を携え、1947〜1960の13年間を乗り切った。スパルタカスと栄光への脱出で、ハリウッド復帰を果たします。

  それにしても....お金と女性が大好き恋の矢で、政治も社会も興味無しびっくり大量生産のB級娯楽作品を作り、金儲けをする事をモットーとする、キング兄弟。下劣なんだけど、チャーミングで憎めないウインク
  トランポに仕事を与えるな!!....と言って来た下院非米活動委員会の人物を、野球を振り回して追い払う場面のスッキリする事爆笑!!彼等にとっては、映画は思想じゃなくて、金儲けの道具なんだから、「商売の邪魔をすんなむかっ爆弾」って事ですねウインク

  やがて....カークダグラスとオットー プレミンジャーから脚本の依頼が入り、娘の「彼等は何も出来ない」と言う助言を受け入れ、自ら「黒い牝牛」の作者である事を明らかにします。そして....「スパルタカス」も「栄光への脱出」も、ダルトン トランポ の名前でクレジットされます。
  実話ですが、エンターテイメントに仕上がっていますよニヤリ何より、映画ファンには嬉しい映像も見る事が出来ます爆笑

  最後に....これは、50年代にハリウッドでの話だけれど、現代社会にも通じる話です。彼等が煽った「共産主義者の脅威」を「イスラム教徒」や「移民」に置き換えて考えてみて下さい。ぞ〜っとしませんか??トランプジョーカー