- 風が強く吹いている (新潮文庫)/三浦 しをん

- ¥860
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竹青荘に住む寛政大学の大学生、ハイジ、ニコチャン、ユキ、走、ジョータ、ジョージ、キング、ムサ、神童、王子の10人が箱根駅伝を目指す話。
まぁたいそうぶっ飛んだ話。素人同然の8人と故障もち、過去暴力沙汰を犯した奴のたった10人で、しかもたった1年で箱根駅伝を目指すという。無茶だろ。
主人公の走ももちろんそう思う。どうせきつくてやめるだろ、と始は何となくで参加していた練習。徐々に周りがやる気になってきて、自分もやる気にはなってくるけど、逆にレベルの違いにいら立ってあたってしまう。
清瀬の考え方がすごいなぁと思います。
走に「長距離選手に対する一番の褒め言葉は何か」を言う部分。
そんな考え方したこともなかったなぁと思います。
陸上の話は佐藤多佳子「一瞬の風になれ」に続いて2冊目。4冊目というべきかな?
一瞬の風になれのほうは、短距離のショートスプリンターでしたが、今度は長距離。
しかも大学生、箱根駅伝。
緊張感とかも違うよなぁと思います。
一瞬の風になれもリレーに命かけてたから、チーム性があったけど、こちらは一人でもかけたらだれも代わりがいない上に、たった1年の挑戦です。といっても、あとあと続くんだろうけど。
言い出したハイジが4年生で、ほかもばらばらだから、一回勝負なんですよね。
よーくあの結果にまでしてしまったな、と思いました。
でも、すごく面白い。
箱根駅伝が見たくなりました。読む時期、間違えた。
箱根駅伝は毎年なんだかんだ中途半端にみているだけなので詳しくないですが、
今「風が強く吹いている」で検索してみると、ほかのブロガーさんが大学当てしてます。
一つも実在する大学名を使ってないけど、結構あたりがあるんだなあと思いました。
ちなみに、「寛政大学」と検索すると、陸上をやる全国の大学生のメンバーがツイッターのつぶやきから集まったサイトに行けます。「寛政大学」のユニフォーム作っちゃったのね。
陸上のみならず何かしらスポーツをやっている人、ぼろアパートに住んでいる人、マンガ好きな人、体育館裏で野宿したことがある人、箱根駅伝が好きな人、読んでみてください。
- 永遠の0 (講談社文庫)/百田 尚樹

- ¥920
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終戦から60年目の夏、健太郎が特攻で死んだ自分の本当の祖父、宮部久蔵についていろいろ聞いて回る話。なぜ、祖父は特攻で死んだのか。
他のブロガーさんが紹介していて、「孫が祖父の戦争の事を聞いて回る話」という設定が気に入り、読んだ本です。
今となっては、ぜひいろんな人に読んでほしい本だと思います。
この本の主人公、健太郎は26歳。一番に司法試験に受けるといわれていたのに、落ちて落ちて落ちて、もう本も埃をかぶった司法試験浪人という名のニート。
更に姉は30近い年のフリーライター。もともと姉のアルバイトで祖父の話を調べ始めます。
26歳,30歳。戦争に対する知識は私と大して変わらないか、むしろ私の方が低いくらいかと思いました。でも、一番初めに話を聞きに行った先で、姉はこんなことを言います。
「自分の命を大切にするというのは当たり前の事じゃないですか」
「それはね、お嬢さん。平和な時代の考え方だよ。我々は日本という国が滅ぶかどうかという戦いをしていたんだ。たとえわしが死んでも、それで国が残ればいい、と。ところが宮部という男は違った。あいつは戦場から逃げ回っていたんだ。」
「それって素晴らしい考えだと思いますけど。」
平和な時代の考え方。逃げ回ることが素晴らしい。
作者に私たちはそれほどまでに知識がないと思われていると、このシーンを読んだときは少し憤りを感じました。さすがに戦争体験者に向かってそんなことを言うほど私たちは無知じゃないと。
でも、本を読み進めていくうちに本当に自分が無知でかつ平和な時代に生きていたんだなと思いました。
そして、戦争のことを何も知らないな、と。
真珠湾攻撃も、ミッドウェー海戦もどこか遠くて、せいぜい世界史の覚えるべき単語名だけでした。本当はどんなふうに戦っていたのか、どんな戦況だったのか、全くもって知りませんでした。
ましてや、ラバウルやガダルカナルなんて。
回天に関しては、中学校の時に選択の授業で、小論文の練習に見せられた「出口のない海」の映画で知っていたくらいでした。桜花なんてものもあったんだ。衝撃でした。
戦艦大和だって名前しか知らない。
神風特攻隊のことだって知らない。零戦の事も知らない。
ちゃんと知らなきゃな、と思いました。
そう思いながらも、この小説を読んでも、どこかやっぱり遠くて、解らない自分が悔しかったです。知ったつもりで、ちっとも知れてない解ってない。
知らなければならないと思いながらも、怖くて知ることができず、調べようとしませんでした。
でも、ちゃんと知ろうと思います。
解説で、児玉清さんがこう述べています。
「しかし、戦争の事も、ゼロ戦の事とも知らない若者たちが読んでも素晴らしい感動が彼らの心を包むであろうことは間違いないことをここで強調しておきたい。いや、むしろそういう若者たちにこそ、ぜひ本書を読んでもらいたいと痛切に思っている一人だ。作者の一つの意図もそこにあったと思う。事実、本書の中では、太平洋戦争とはどんな戦争で、どのような経過をたどったのか。また、この戦争に巻き込まれた我々日本人は、軍人は、国民は、その間に、どのように戦い、どのように生きたのか。国を守るために戦わなくてはならなくなた若者たちの心とは、命とは。」
今年で終戦67年目になります。
この本の初版(設定)からすでに7年もたってしまいました。
戦争を知らない人々が増えていく。それがとても恐ろしく思えます。
第一次世界大戦が1914年開戦1918年終戦。第二次世界大戦終戦が1945年。
第三次世界大戦というものが出現しませんように。また、世界の戦争がなくなりますように。
全ての日本人に。
- 鴨川ホルモー (角川文庫)/万城目 学

- ¥540
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以前よんだ「不思議の扉 あり得ない恋」の中にあったこの鴨川ホルモーの番外短編で俄然読みたくなったので読みました。
はじめはなんだかあほすぎて絶対読めないと思ってたのに、読み終えました。でも、すっごくあほらしくて笑えました。京大生への偏見が、生まれる。
「ホルモー」とは競技の名前で、「鴨川ホルモー」はこの年のホルモーの名前。
京都大学、立命館大学、 龍谷大学、京都産業大学の4校から各10人ずつ合計40人で行われる。
葵祭りの帰り道、何ともまぁ怪しげな勧誘のビラを受け取り、主人公はある理由からこの「京大青竜会」に入ってしまう。
とまぁ、こんな感じですが。
主人公の口調が独特で、なんだか『神様のカルテ』と同じようなノリで読んでしまいました。いや、神様のカルテはもっと感動的ですが。
万城目さんの書く主人公はそういえばいつも独特ですね。神様のカルテより、夜は短し歩けよ乙女や四畳半神話体系の主人公だな。
以前この鴨川ホルモーを読もうと思った時には、冒頭のホルモーの説明でやめてしまったんですよね。
だから、また読みなおすのにはすでに得体のしれないものを読む感覚でした。
京都についてはいざ知らず、失礼だけど、龍谷大学や京都産業大学の存在は知りませんでした。へぇ、都合よく東西南北なのかと、これで知ったわけです。
あいにく京都旅行前には読み終わりませんでしたので、こちらの小説めぐりはしませんでしたが、四条大路は通ったかなあと思います。
鴨川デルタは行ってみたかったな。
うまーくはめられてる感が楽しかったです。「阿部」とか「鴨川ホルモー」とかね。
映画は見ていませんが、このあきれるくらいのノリはどこまで描かれたんだろう。
京都在住の人、また上に挙げた4つの大学に通っている人、ホルモォォォォと叫んだことが実はある人、安倍晴明な人、笑える話が読みたい人、読んでみてください。
友人のおすすめする雑貨屋に行ってきました。
尾張旭にある「東風」という雑貨屋は4つの雑貨屋一緒になったショップでした。
和雑貨から、陶器やら庭の雑貨、お部屋の棚、服までいろいろ売っていました。
その中でもかわいい食器が安いのは、瀬戸物としてやきものが盛んだからでしょうか?
更に東風の中の一番奥には、[cafe natural]というカフェが。
もちろん入りました。
ここは、4月1日をもって閉店だそうです。間に合ってよかった。
尾張旭にある「東風」という雑貨屋は4つの雑貨屋一緒になったショップでした。
和雑貨から、陶器やら庭の雑貨、お部屋の棚、服までいろいろ売っていました。
その中でもかわいい食器が安いのは、瀬戸物としてやきものが盛んだからでしょうか?
更に東風の中の一番奥には、[cafe natural]というカフェが。
もちろん入りました。
ここは、4月1日をもって閉店だそうです。間に合ってよかった。

他のお客さんもいましたが、あまりに素敵すぎる店内に思わずとってしまった一枚。
写っていないところにはシャンデリアがありました。

今まで行ったカフェには、あまりハーブティーはなかったのですが、
今回初めてカモミールティーを提供していたので、思わず注文。
「図書館革命」で出てきたみたいに、ほんとに緑色みたいな色でした。
おいしかったです。
上の写真にも少し写っていますが、「お好みではちみつを入れて飲んでください」
と言われ、ちょっとびっくり。
ハーブティーを飲んだのも初めてだったので、はちみついれるんだーと感心しながら、はちみつを入れたものも飲みました。
色が若干変わって、味も匂いも変わって面白かったです。
はちみついれたほうが私は好きかな。
いつもケーキセットを頼みますが、今日はシフォンケーキを頼んでみました。

これが結構でかかった。
シフォンケーキを食べたのも初めてだったので、大満足でいただきました。
とてもおいしかったです。
4月1日でやめてしまうのがもったいないお店でした。
なんだかんだみるだけで何も買えなかったからまた来て今度は買いたいなーと思います。
可愛い食器って使ってみたいよね。
- 空の彼方〈3〉 (メディアワークス文庫)/菱田 愛日

- ¥683
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メディアワークス文庫です。完結編かな?
元貴族であるアルフォンスと太陽のもとに出られない防具屋の店主のソラ、そしてスカイシールドやいろんな人々のつながりの話。
今回は、アルフォンスの父がシャイニーテラスに営業停止にするに暴虐きわまりない法を発布する。それは、アルフォンスを貴族に呼び戻すためだけのためだったのだ。
それに対して、アルフォンスは抑えようもない怒りを感じて……。
一番初めの巻はシャイニーテラスのソラを中心とした物語のように見えましたが、最終的にアルフォンスとソラの二人となりました。
今回は、前のようにたくさんの物語があるのではなく、アルフォンスとソラの物語です。
アルフォンスがスカイシールドの傭兵になってもう1年たつんだーと思いつつ、彼の貴族や親に対しての決着、ソラの過去への決着などを見て、ため息が出ました。
最終的にいい形で綺麗にまとまり、うれしかったです。
この表紙でバッドエンドだったら詐欺だと思うのですが。
ファンタジーが好きな人、想いを持っている人にお勧めです。