「不思議の扉」 | おひるねこ

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不思議の扉 時をかける恋 (角川文庫)/大森 望
¥540
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「君が見つける物語」と同じような形式の短編集。てーまは時をかける恋です。

「君が見つける物語」を読書家の友人が読んで、あまりよくなかったといっていましたが、あれもこの本も、あくまで読む本を見つけるのが目的なもので、じっくり読みたい人は、この本からまた元の話を探して読むべき本です。あくまでも紹介本としての活用が良いと思います。もしくは、ちょっとした暇つぶし。


乙一さんの話は「失われる物語」の話で、読んだことがあるものでしたが、あれも時をかける恋だったんだなぁとこれを読んで思いました。久々に読んだので楽しめました。


気に入ったのは、やはり普段から好きな作家さんの恩田陸さんの「ライオンハート」。空港で、借金取りに追われるような自分に突然少女が名前を呼んで「会えてよかった」!?彼女は未来であなたと出会うといいます。一体なんのこっちゃ。信じない自分は別れた後、今日ここに来た理由を果たそうとしますが……。

連作短編「ライオンハート」の一遍。思わず続きを読みたくなりました。


梶尾貞治さんは言わずと知れたタイムトラベルの話ばかりですが、デビュー作が載っていました。梶尾貞治さんのイメージが「クロノス・ジョウンターの伝説」なので、今回のそれらしきものもクロノスみたいな感覚で読みました。切ないです。


あとがきには、この時をかける恋のテーマに当てはまる本がほかにもたくさん紹介されています。SF好きな人は一度どうでしょうか。