ここでは妹からの被害について書いていますが、以前、職場にもボーダーの方がいました。

同僚の女性で、出会ってすぐ「あたしボダだから!」って言われました。

当時はあまりよくわからず「うつっぽいってこと?」程度に解釈しました。


その後、彼女が退職するまで、彼女の行動で社内の人間関係と空気が
めちゃくちゃになりました。

まず気分の浮き沈みが激しい。
彼女宛ての電話を回しても、無視されることが何度もありました。

ランチタイムも苦痛でした。
突然しくしく泣きだしたり、話し掛けても一切無視、無言で睨み付けられたり。

困り果てていたある日、上機嫌の彼女に言われました。
「ごめんね、あたし考え事してると返事できないことがあるんだ。
そういう時はあたしに気を遣わずほっといてくれていいから。」

だから話し掛けて返事がなかった時、構わずに他の人としゃべっていたんです。
すると彼女は先輩のところに走っていき
「無視されている、いじめられている」
と泣きながら直訴しました。
びっくりしました。

それに懲りて、以降はいっそう気を遣って
ムリヤリ話し掛けるようにしましたが、徹底的に無視され続けました。
もしくは「別に!」「うるさい!」って言われるだけ。

話し掛けてもダメ、ほっといてもダメ。
みんな疲れ果てました。
ランチタイム恐怖症でした。


電話を回しても無視、話し掛ければ「うるさい!」
こんな子、なぜ先輩なり上司なりが指導しなかったのかと
不思議に思われるかもしれませんが、誰も注意できませんでした。
なぜならものすごく危なっかしい雰囲気だったから。


私は数年前、妹に「絶縁」を申し渡しています。
あちらは「不当ないじめ」だと思ったままのようです。

あの頃は私も二十歳そこそこ。
「絶縁」と宣言して籍でも抜けば法的にもそれなりに縁が切れると思っていました。


別に一方的に絶縁したわけではありません。
「家族が一緒に暮らすルールを守る」か「絶縁」。
どちらかを選んでくれと言った結果、ヤツが絶縁を選んだんです。

一緒に暮らすルールは以前にも書きましたが、
無断外泊禁止、着信拒否禁止、など。

ほかには
・小遣いを月に10万円くれと騒がない
・家族の物を勝手に持ち出さない
・学校に行く
・守る気のない約束はしない

要は心配や迷惑をかけないで生活してくれというだけです。

だけどヤツにとっては虐待レベルの話だったようです。
「そんなルールなんて守れない。でも絶縁とか意味分かんないし」
と、ヤツは逃げました。

その後もヤツは着信拒否したまま、隙を見て勝手に帰宅していました。
これ怖かったです。
鍵開けたまま出ていくわ、ガスやストーブつけっぱなしだわ。
機嫌が悪いと私の部屋に生ゴミぶちまけたりもされました。
物を無断で持っていかれるのもしばしばでした。
泥棒が鍵持ってて日常的に出入りしているようなものです。

バイト先で待ち伏せして鍵を取り上げ改めて「絶縁」を宣言しました。
ヤツはしれっとしてましたけど。


この時すべてが解決したと思っていました。
浅はかでしたね。

ボーダーが身内の場合、容易に逃げられません。

今も手探りで防衛の日々。

ブログタイトルに
「遠距離パーソナリティー障害」
と銘打ってるように、今現在、私は妹と暮らしておりません。

妹は18~19歳くらいから家を出たり戻ったりしていましたし、
その数年後には不倫の末、結婚しました。

よく嫁にもらってくれる男がいたもんだと感心してしまいますが、
ヤツは昔からモテる方でした。その代わり別れは早いけど。


とにかく、我が家は平和になりました。
当時ボーダーという言葉をあまり意識していなかった母は
「結婚したからあの子も少しは落ち着くね」
と喜び、私はどうか離婚しませんようにと祈りました。

当然ながら、結婚したからといってヤツがおとなしくなるわけがない。
嫁に行って半年。
ヤツの旦那から電話が来ました。
疲れ切った声で。

「こんな人だと思わなかった。今から連れていきますから引き取ってください」

電話の後ろでヤツが「死ね!」とぎゃーぎゃー騒いでいるのが聞こえました。


聞けば旦那さんはそこそこマトモらしい。
嫁がいるのに店の従業員(妹)に手を出し不倫するような男だけど、
とりあえず話は通じるらしい。
そんな旦那さんには悪いけど、連れてこられても困る。

とりあえず電話で話を聞きました。

聞けば、ヤツの理想は結婚したら働かず、趣味程度に家事をやって
旦那に小遣いを最低でも月10万円もらう、というものだったそうです。
事実、そういう生活ができるとばかり思っていたそうです。

一般的な家計でそんな優雅に暮らせるわけがありません。
しかもヤツ自身、分不相応な借金を抱えてたわけだし、
旦那さんの方にも借金やら何やらいろいろあったらしい。

旦那さんは自営業だったため、ヤツにも当然、協力が求められるわけです。
しかしヤツが自由に使えるいわゆる「お小遣い」は10万円には程遠い。

働いてあげてるのに!
結婚してやったのに!
結婚したら左うちわで遊んで暮らせると思ったのに!
裏切り者、詐欺師!


…と、まあこういう思考回路で暴れまくったらしいです。
比喩でなく、部屋がめちゃくちゃになるまで。

「死ねマジ死ね!」と電話の向こうでわめくヤツの声を聞きながら
ああこれはすぐ離婚されるなぁどうしよう…
と絶望的な気分になったものですが、幸いなことに今のところ
まだかろうじて結婚生活を送っているようです。

ただしいつまで保つかわからない恐怖と隣り合わせ。
旦那さんには本当に申し訳ないけど、一生添い遂げてほしい。


ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。