妹の口癖は「小遣い最低20万円ないと生活できない」でした。

「そんなお金あげられない」はヤツにとって「児童虐待」です。


妹が無断で何日も外泊を始めた頃。
わけのわからない請求書や督促状がたくさん届くようになりました。
さらに小包もたくさん。

ヤツはまったく連絡が取れない状態だったため、ひとつ開けてみると、美容機器。
あとでわかったのですが、何十万もの請求書が届いていました。
このとき妹、10代。

さらにあとでわかったのですが、ヤツはあちこちから100万円近い借金をしていました。


ヤツは出ていく直前、母親に借金して親友と旅行に行きました。
10万円だったと思います。
「すぐ返すから、お願いします!」

そして旅行から帰り母親が「いつ返してくれる?」と聞くと

「親がこどもからお金取り立てるなんて信じられない!
普通は返さなくていいよって言うんだよ!?」


怖いのはこれが本気で言ってるということです。
踏み倒してやろうとかじゃなくて、ヤツはヤツなりに
人の道を説いているのです。

「貸して!」と拝み倒したのも本気
「返せだなんて!」と怒り狂ったのも本気

いまだに旅費は母へ返ってきてません。

ついでに専門学校の授業料を2年連続、1ヶ月で無駄にしました。


ヤツに費やすものは、
時間も
言葉も
怒りも
お金も

すべて無駄。


ボーダーさんの特徴のひとつ、人間関係の不安定さ。
「理想の人」が翌日には「あんな子、顔も見たくない」になる。


まさにヤツはこれの連続でした。
一人の友達とべったり、「一瞬も離れていたくないの!」
と恋愛中のようなテンションであちこち吹聴して回る。
実際、「親友」を家に連れてきては連続お泊まりすることがたびたびでした。
そのたびに
「今まであんないい子見たことない!」
と、何かの怪しい宗教のごとく一直線に親友に溺れていました。

ところが1ヶ月もたつと「理想の友達」の名前をぱったり聞かなくなる。
聞いてみれば
「あの子嘘つきだから」
「最低だから」
「二度と遊ばない!」


その繰り返し。


家にいた頃は、深夜に暴れて大騒ぎした翌日、こちらは
ロクに眠れずまだカッカしているのに、ヤツはケロリとして
ベタベタ甘えてくることがあり、この人、記憶がどうかしてるのかしら…?
と不思議で仕方ありませんでした。


荒れている時の被害は凄まじいけど、突然のご機嫌モードとの触れ幅も
こちらの精神を疲弊させるんです…


ヤツから連絡がきた…

ご機嫌らしい。


もう疲れた。

理解不能な理由で怒り狂って電話してくるのはもちろん勘弁。

でも、
ついこの間ぎゃーぎゃーわめいて何時間も電話かけてきたというのに
何事もなかったようにヘラヘラ連絡よこすのも吐き気がするほど嫌悪感。


いつまた、何が逆鱗に触れるか分かりませんし。


さわらぬかみにたたりなし

っていうけど、向こうからさわりにくるからどうしようもない。



関わりたくないんです、本当に。