十月大歌舞伎観劇記 | 上野の Rock Bar 「g.o.s」 店主のあれこれ放談♪

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上野唯一のRock Bar『g.o.s』は連日熱く!激しい!夜が続く。狭いお店ですのでシングルBarに向いております。台東区上野2-5-7石井ビル3F 19:00~LAST 03-3834-5766 そんな店主の叫びのブログ(笑)は当然気まぐれ更新。さあ、今夜も一献!!!(^^)!

若い時からお世話になってるI社長からの熱心なお誘いで、久々に歌舞伎鑑賞。


しかし、携帯を忘れても待ち合わせ出来るもんだね。(笑)


驚いたのがI社長の奥様が和装なのは普通に理解出来るんだが、おいらの連れまで和装で来てるからビックリしちゃったね。

聞けば、奥様と事前に打ち合わせていて女性同士合わせたんだとか。

全くサプライズだね。(社長も知らなかったとか)


「体育の日だから、男はジャージにすればよかったかな?ねえ、廣瀬君」て、社長真顔で言わないでくださいよ。(ユニークな方です)



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芸術祭十月大歌舞伎 七世松本幸四郎追善 新橋演舞場 夜の部


今回の観劇が決まってから色々な意味で楽しみにしてたのが、高砂屋の「御所五郎蔵」。ご存知染五郎の怪我による代役だ。この十月が今年唯一のお休み月だった高砂屋。

お鉢が回ってきたのが初役の御所五郎蔵・・・

「任」でないんでないかなあ・・・そんなイメージを持ちつつ観劇。


吉原雀で幕を開け、華やかな舞台に紀尾井町と対峙する高砂屋。

初っ端の見せ場、黙阿弥ならではの七・五調の渡り台詞。

いいねえ、いいよいいよ、高砂屋!! 粋な男伊達を演じてるじゃん。

若い紀尾井町に劣らぬ若々しさはこの人の神髄か?前半最後の見せ場の扇の洒落たやり取りも、見事に決まったね。I社長も完全にじわが来てました。

(因みに粋な社長、席割が嬉しい。おいらと社長は三回席、奥様と連れは一階席。気取らない社長は芝居は常に一番後部の席を指定する。おいらもこんな経営者になりてえなぁ)


少々脱線したが、こちらも初役で逢洲を演じた高麗蔵に一言・・・


同じく初役の皐月役の京屋を完全に食ってた!!。見様によっては京屋の皐月が完成されてないんだが、高麗蔵の「意を汲む」役の中の眉の一つ一つの動きには驚き。

その後の勧進帳での駿河も素晴らしかった。


しかし大詰めでの京屋は良かった。今回「腹切りの場」を初めて観劇したが、肩の角度と構えが上手い!!初日から一週間経って、高砂屋との位置関係がしっくりきてるのだろう。

そして、高砂屋との尺八と胡弓の辞世の奏で。こちらも素晴らしい。


紀尾井町にも一言・・・腹黒い大悪党を演ずる松緑は「任」は有るが、相変わらず台詞回しに難が有る。苦手な「さ・し・す・せ・そ」に力が入りすぎている。意識し過ぎてるね。

所作はいいのに勿体無いねえ。


亀寿の子分梶原、これがいい!!成長の遅い!?彼だがこんな役どころはぴたっとハマる。

橘屋に所縁のある演目、いつかは五郎蔵を演じてくれ。



ちと眠いね・・・


また機会が有ればこの続きを記しましょう。


ちと呑みすぎ!?