続・観劇記 | 上野の Rock Bar 「g.o.s」 店主のあれこれ放談♪

上野の Rock Bar 「g.o.s」 店主のあれこれ放談♪

上野唯一のRock Bar『g.o.s』は連日熱く!激しい!夜が続く。狭いお店ですのでシングルBarに向いております。台東区上野2-5-7石井ビル3F 19:00~LAST 03-3834-5766 そんな店主の叫びのブログ(笑)は当然気まぐれ更新。さあ、今夜も一献!!!(^^)!

朝ラン気持ちいい!! 予定外の6kmラン。快調なペースはこの時期ならではの産物か?

汗の引きも早く、凛とした空気が気持ちよかったです。



昨夜の大歌舞伎二演目目、歌舞伎十八番「勧進帳」。


昼夜で、弁慶・富樫の入れ替え上演はファンにはたまらんですね。

うん、だからね・・・演舞場も一幕席が有れば嬉しいんだよね。

おいらが、暫く歌舞伎公演から遠ざかってたのがその部分。

観たい演目をその日の体調や、気分で気軽に観劇出来る歌舞伎座の一幕席は、おいらのスタイルにうってつけだったんだよね。 今回の勧進帳も歌舞伎座だったら、昼夜観劇してるだろうしね。


当代の高麗屋・成田屋の襲名披露の勧進帳も観劇してきたが、(祖母に感謝ですね)25日間全て観劇したのが、平成九年の歌舞伎座での勧進帳。

成田屋の弁慶、天王寺屋の富樫。


勿論弁慶有っての勧進帳なんだが、おいらは富樫のファン!!

東京ではなかなか実現しなかった、この組み合わせを知った時から「全公演を観に行こう!!」と決め、雪降る日も一幕席の列に並びました。


勿論今回の夜の部、高麗屋の弁慶、成田屋の富樫も京屋のおじさまの義経での上演を観劇している。


義経に関して言えば、梅幸さんのそれが一番印象に残っている。(成田屋の襲名披露でのその義経は言葉では言い表せない)


そして富樫・・・今回は成田屋さんね。

ここでも記しておこう、平成八年の納涼歌舞伎での中村屋の富樫が、今でも一番の出来栄え。大和屋の弁慶、福助の義経だったが、全てを飲み込んだ富樫・・・弁慶の主君に使える主従に感銘を覚える富樫・・・関の通過を許し、くっ!!と踵を返す富樫。

この印象はあまりに強い。中村屋の復帰も待たれるばかりだ。


さて、今回の勧進帳の違った見ものが太刀持ちの豆高麗屋の金太郎君。

成田屋の後ろで行儀良く座ってましたよ。座ってるのが芸だからね。

成田屋の背中を見ながら御爺様の高麗屋をじっと見つめる金太郎君。

いつかは弁慶や富樫も演じるんでしょうね・・・

「芸の継承」これが歌舞伎の良さでもありますね。


山城屋の義経が舞台を締めた今回の勧進帳。

やっぱ当代成田屋は弁慶の方が好きだね。(息子の富樫はかっこいいけどね)


良い勧進帳でした。 立唄が伊十蔵、立三味線が栄津三郎だったのもGOOD!!


終演 19:41 少々物足りない大歌舞伎でした。