立憲民主党が公約第一弾として、政権交代したら最初の閣議決定で行うことを発表しました。
私はこれについて、非常に現実的で、政権取ったらすぐにできると好印象でしたが、これに好印象を抱かない人も多かったようです。
そこで、この発表について説明します。
1.公約第一弾はあくまでも最初の閣議決定で行うことであること
これは最初の閣議決定で行うことであり、これしかやらないというわけではありません。
上記の7項目はいずれも、予算が必要になったり、法改正が必要になったりするものではなく、内閣の方針1つでできるものです。国会審議を必要としないので、すぐにでも行うことができます。
つまり、政権を取ったら1日目にできることだけを記載しています。逆に言うと、1日でこれだけのことを達成するということです。
2.経済、福祉、教育、税制、エネルギーなどについて
経済、福祉、教育、税制、エネルギーといった国民の関心が強い政策ですが、これらはいずれも予算が必要であったり、法改正が必要であるものばかりです。政権交代を果たしたからといってすぐに変えられるものではありません。
国会で予算や法改正の審議を行わなければ変えられません。
いずれも、長い時間をかけなければできないことですので、今回の発表では見送っています。
もちろん、今回の発表で送ったからといってやらないというわけではなく、今後の発表でどのような政策を目指すのか具体的なことが発表されるでしょう。
旧民主党政権で大風呂敷を広げてしまった結果、多くの公約を達成できませんでした。
今回の衆院選で政権交代を達成したとしても、参議院は自公が過半数を握っていますので、ねじれ国会の元対応しなければならず、大風呂敷を広げたところで達成することは困難です。
今回の公約第一弾は非常に現実的で、やる気さえあればすぐにでも対応できることですので、私は好印象を抱いており、この内容であれば確実に達成してくれると思っています。