コロナ禍だからこそ文化施設の推進を | 大人のための政治教室

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政治や社会のことを書きます。私の考えや、皆様に知っておいて欲しいことを書いています。

表題通り、今こそ博物館、美術館や図書館などの文化施設の推進を求めます。

 

1.人の動きの制限について

まず、コロナによって人の動きを制限しなければならないことは間違いありません。だからと言って、何でもかんでも行動を制限した結果どうなったでしょうか。人々のストレスはピークに達し、ろくな娯楽もない状態で爆発しています。爆発した結果が現在で、政府の自粛要請を無視して娯楽を求めようとしている人が多いことが現状です。特に、国や自治体などが管理している文化施設は安易に閉鎖されがちです。

 

2.感染リスクのランク付け

感染リスクの高さをランク付け、感染リスクが極めて低い施設を開放し、積極的に利用させることを推進します。現在は、感染リスクが極めて高い飲食店やカラオケ店などと、極めて低い博物館や美術館、図書館などが同列に扱われています。同列に扱われているのですから、人々は感染リスクの高さを気にせずに行動することになります。

 

3.文化施設は感染リスクが低い

図書館や博物館は大きな声を出して会話をする施設ではありませんし、中で飲食をするような施設でもありません。静かに黙って楽しむ施設です。アルコール消毒、マスクの着用のような当たり前の対策に加え、入場人数に制限を設けることによって密も回避できます。このような施設で感染するリスクはゼロに近いと言えます。また、博物館や美術館はともかくとして、図書館は多くの自治体にあるため、図書館に行くために遠出をする人は皆無でしょうし、図書館は一人で行く人が多数です。また、近年は検索機や自動貸し出し機の普及で、司書に会わずに借りることができる図書館も多いです。

 

4.ステイホームの充実

特に図書館の場合、本を借りることが主目的ですから、借りた本を家で読んでいればステイホームが充実します。ステイホームが充実していれば遊びに行くことも少なくなります。図書館に限らず、本屋やゲーム屋など、自宅で楽しむことを目的とした商品を販売する店舗にも休業要請をすべきではありません。インターネットでも購入できますが、現物を見てから買いたいという人はまだまだ一定数います。

図書館を休館したばかりにステイホームが充実せずに外出をするような人がいては本末転倒です。

 

5.国民の教養レベルが上がる

博物館に行くことや本を読むことなどによって、国民の教養レベルが上がります。教養レベルが上がるということは、様々な技術が身に付きやすくなり、経済発展しやすくなるということです。コロナ禍という経済危機を救済するためには、国民の教養レベルの向上が必要になります。

 

以上が主な理由です。

なんでもかんでも自粛要請をして国民に我慢を求めるのではなく、感染リスクの低い施設や、ステイホームを充実させるための施設の利用を積極的に行い、国民にコロナ禍の新たな楽しみ方を享受することが大切です。

昨年に比べて外出する人が多い理由は、国民の我慢が限界を迎えたことが明らかであり、少しでも娯楽を提供しなければストレスがたまってしまいます。ストレスがたまると政府の要請を無視して行動する危険性が高まるだけでなく、凶悪犯罪に走ることや自殺をしてしまうこともあります。ストレスのはけ口として少しでも娯楽を提供することが大切です。