さぁ「夜、ナク、鳥」の本番が近づいてきた。
20年ほど前に実際にあった、4人の看護婦さんが引き起こす保険金連続殺人事件をベースにしている。
犯人はこの人、
いやいや、違う違う!看護婦さん、って言ってるやん。
これはキャストの井上幸太郎くん。とっても優しいハンサムガイだけど、限りなく犯罪者顔してるね、あは❤
4人の看護婦さん(20年前は看護『婦』でしたのよ)は、
そうね、そうなるよね、きっと。
死刑判決も出たこの事件。
こんなに愛らしい方々が、、、あぁ!!って本当の犯人ではないけれど、実際にはこういう瞬間だってあったはずだ。なんでこんなことになってしまったのだろう。
たぶんそういう想像から、作品づくりが始まっている。子どももいる、若き母親達の犯行。僕らが住む世界と彼女達が住む世界はそんなに離れているのか。
大竹野さんの手記にも書いてあったけど、このお芝居は加害者や被害者を、擁護するのでも否定するものでもなく、あくまで事件をモチーフとして、実際にどんなやり取りがなされていたか、想像してみようということだ。
この作品を瀬戸山さんが、どう見せたいか、どう読んだか。粘り腰での作品創りが進んでいる。
えげつないやり取りや重いシーンが続くなかで、
クズはほんとうにクズなのか。
とか
自分はクズではないのか。
とか
クズに巻き込まれた時、自分は逃げられるか。
とか
そもそも人を殺していい理由なんてあるのか。
とか。
ぐるぐるぐるぐる考えながら、役者の目の奥をじっと覗きこみたくなるような作品になっていると思う。
実際稽古場は明るかったりする。
綿貫Pがカレーを作ってくれたり。
じゃがいもたっぷり母カレー、おかわりした❤
ほんとうに素敵な方ばかりだ。(ヨイショ!)
いやいや、ヨイショとかじゃないョ。
真面目に楽しい現場です。
あと数日の稽古でどんな変化があるか、おもいっきりぶつかっていきたい!
「夜、ナク、鳥」17日初日!@吉祥寺シアター
土日はほぼ完売!平日は空いてます!
19日の公演のあと、アフタートークに出演します!!ぜひお越しください!