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±2.5センチ

シリーズに渡りお送りするレーザーポイント。



パート10の今回は、±2.5センチの謎、です。



レベラーは単純そうに見えて奥が深く、


時間が掛かる作業の割りには平らになっていなかったり、


細土が不十分だったり、


鎮圧されていなかたり、とても考えさせられる作業機です。



レーザーレベラーは、圃場を±2.5センチの精度で平らにしていく作業機です。


これって、かなり凄いことです。


たとえば、100m×100mの圃場を±2.5センチの範囲内で平らにするとどんなことが起きてくるか?



水の周りが良い、除草剤の効きが良い、などいろいろメリットはありますが、


一番のメリットは、


生育が均平になるということです。



秋にコンバインで刈り取りを始めると、


「畦際の稲はボリュームがあるんだけど、中に行くとパサパサなんだよな・・・。」


なんてことが無くなります。



見た目の均平以上に、生育の均平。


これが収量に影響してくるのでかなり大事ですね。




そもそも、±2.5センチは、レベラーを置いたときに土と作業機との間に生まれる隙間が最小2.5センチなのだと思われます。


これが、小さすぎると、土を削りすぎ、大きすぎると土が動かないので均平になりません。



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2.5センチといったら、小指の第一関節ぶんくらい。


この隙間から稲株が逃げないので、プラウにて反転します。



現在、稲株を腐食させる技術を勉強中。





2010・カンチョク日程

皆さんおはようございます。


晴れマークが付いていますが、雨が降る青森県藤崎町。


想定内といいたいところですが、今日から5月。


入水時期が、徐々に迫ってきております。シラー


今年の入水は5月6日。


昨年の5月4日に比べてたった2日の違いですが、これがまた大きい。



さて、2010年ナリミツ農園乾田直播日程が決まりましたので、ご報告します。




播種日・・・5月6日(木)


圃場1・・・成田バイパス?裏 10:00~11:00


      3反8セ  まっしぐら  条間12cm密条播きテスト


圃場2・・・新潟運輸裏 13:00~14:00


      6反9セ  まっしぐら  条間24cm


圃場3・・・新潟運輸裏 14:30~15:30


      9反6セ  つがるロマン 条間24cm


全播種終了後(16:00~予定)、ケンブリッチローラーにて、鎮圧作業に入ります。


播種量は全て6キロ。



播種機・・・ノードストン・シングルディスクタイプドリルシーダ3m


鎮圧機・・・ダルボ・ケンブリッチローラー4.5m



予定は未定。


場所は昨年と同じです。いまいち?な方は、メールください。


天気により、播種日が遅くなる可能性がありますので、ブログチェックはお忘れなくビックリマーク


早くなることは、まずありませんのでご安心を。


皆さんご遠慮なく見に来て下さい!!



給油

シリーズに渡りお送りするレーザーポイント。


パート10は給油方法です。



他の馬は知りませんが、CT1001・センイチくんの場合、


エンジン回転2000で、レベラー、バーチの高速作業を行ないますと、



1時間に約8~10リットルの軽油を呑み込んでいきます。


とっても大飯食らい。



燃料タンクが150リットル。


こいつに給油となるとポリタンクいくつあっても足りません。



ナリミツ農園の場合は、レーザー、バーチ作業になると、


軽トラック一台が軽油配送車に変わります。




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軽油タンク、コンプレッサー他の七つ道具に占領される軽トラック。




給油ポンプはこちらから購入。



自作の軽油タンクで、あなたの給油を楽々にしてください。






オーバーヒート

シリーズでお送りするレーザーポイント。


パート9の今回は、



オーバーヒート対策についてです。



他の馬は知りませんが、CT1001・センイチくんの場合、


1日1回ラジエター周囲の埃、チリを清掃してあげないと丸2日連続作業出来ません。


バーチ、レベラーの高速作業は特にそうです。


水温計の温度が徐々に上がりオーバーヒートの傾向表示が・・・。



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網を取り外すと、チリがビッシリです。


隙間という隙間をシリコンにて埋めてからは、丸1日は余裕でもつようになりましたが、


以前は半日くらいでオーバーヒートのときもありました。



対策としては、ボディ、フレームからの隙間を埋めることにつきます。


便利なのはシリコンです。


透明なシリコンを使うときれいに仕上がります。



また、分解式のボンネットなのでその隙間からもチリを吸い込みます。


デザインはいいんですけどね・・・。



今のフルオープンボンネットになってからはどうなのかな?


使用している方いましたらコメントをビックリマーク




コツコツと

月夜を見ながらレベラー開始。


お化けが出そうです。


日中は雨ときたので、急遽1時にオープンしました。



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暗いと、土をどこに置いたか分からん。


しかも、カドが8つもある田んぼ


経験が頼りとなる。


明るくなるまでに粗整地して、お天道様が出て来たら仕上げる。



案の定、昼前に雨が降ってきました。


今年は、雨が多く、1日中晴れの日が少ないので、コツコツやるしかない。



あと、約6町。


残りは四角の田んぼばかりなので、トラブルが無ければ、スムーズに行くはず。



ようやく先が見えてきたようです。






蘇生田

昨日は朝から雨で、レーザー無理かと思っていたら、


午後になって、急に日差しと風が。


午後2時ごろより急遽オープンし、4枚を1枚の圃場に仕上げました。


ラッキーでした。



この圃場、毎年稲刈りを作業受託しているのですが、1枚が超湿田。


こんな田んぼは1枚にすると甦ります。



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1枚なので、草刈り1回、水回り1回。


大変なのは、追肥だけ。


田んぼが甦りました。



あとは、この圃場を活かすも殺すも管理者次第。





最後のひと削り

シリーズにわたりお送りするレーザーポイント。


今回はパート8です。


シリーズは、右のテーマ欄をクリックしてください。



パート8は、最後のひと削り、です。



複数田を1枚にする場合、1番上の田んぼは何回削っても土が引っかかってきます。


プラウで深く起こしていれば削って来れますが、


完全に削り切った場合、なかなか持って来れません。


削っているうちにネリネリ層が・・・。


そんなときは、奥の手、スパイラルを上げてハイド板のみで削ります。




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ゆっくり走るとメリメリ削れます。


ビックリするぐらい削れます。


1回削ったらスパイラルを下ろして土をほぐします。



ご承知のとおり、上の圃場は、作土層が浅いので、次年度プラウ等にて深く起こしましょう。

復活

CT1001整備シリーズパート8。


パート7の続きです。


シリーズは右の整備シリーズをご覧ください。



さて、作動油ポンプのボルト、ドライブシャフトを取り付け、


レベラー作業開始。


ヤギも一安心。


と思いきや、またも異音発生。


ヤバイと思いエンジン停止、降りてみるととオイル漏れ。


泣きが入ります。


カバーを外すとボルトは飛んでいません。良かったです。


叩かれて緩んだようです。


そう、隙間は5ミリ。



ヤギ、今回は渾身の力で締め上げる。


レベラー作業開始。漏れは無し。


ヤギ帰宅。




約1時間ほどしてうちの母親がおにぎりを持ってきた。


下を見るとオイル漏れが・・・。また泣きが入り、自宅のピットへ。


ボルトを外してみるとオイルシール、パッキンがいかれてる。




「1回目は緩すぎ、2回目は締めすぎか・・・。」



なんと言っても隙間は5ミリ。これを知ると渾身の力で締め上げたくなりますわ。



三度目の正直で、レベラー作業復活。


漏れは無くなりました。



ヤギやっと一息つけると思ったら、携帯が鳴りました。


ヤンマー営業マンから、


「余裕があったら、T中くんのCTの所に来て下さい。」だって。








ドライブシャフト

CT1001整備シリーズです。


パート7になるのかな。



久々のトラブルネタなので、整備シリーズにUPします。


整備シリーズは、右の欄からご覧ください。




さて、オイル垂れ流し事件 から早2日。


天気の良い日にレーザーレベラーが出来ないこのストレス。




CT1001・センイチくんは、ほとんどを油圧の力で動いています。


油圧の力をポンプに伝えるのがドライブシャフトになるのですが、


センイチくんには、2本のドライブシャフトが付いています。



1本は、下から覗くと見えるゴムブーツに覆われたドライブシャフト。


もう1本が座席下にあるドライブシャフトです。



今回破損したのは座席下のトランスファーFDSドライブシャフト。


時間にして1400時間経過。


ガタツキがでて、隣りの作動油ポンプの圧縮ボルトを直撃。


ボルトが飛んで作動油70リットルのうち約40リットルオイル漏れ。



そんなにイカれることは無いと思うのですが、


シーズン後のガタツキチェック、グリスアップ、


そして、異音がしたら降りて下を除く、これが一番です。


かなり凄い音がします。


ガガガガガガガガガガガガガガガ


とまるで爆発しそうな音でした。


これは、ボルトが叩かれている音なので、すぐエンジンを止めましょう。


そのままにしているとボルトが飛んで、戦線離脱します。



コクピット足元のカバーをオープンすると、シャフトが見えます。


ボルトとの隙間は約5ミリ。


これでは、少しのガタツキで接触です。なんとかならんものか。


シャフト外し、取り付けは大人3名がベスト。


分解して、後ろ入れて、繋いで、前入れます。


シャフトは入るところが1ポイントしかないのでマーキングしておくべし。



潜っての作業になりますので、防塵メガネはご用意を。





気持ちよさそうに

種まきされた種籾も、2葉期を迎えています。


プール育苗の苗たちは、


気持ちよさそうにプールに入っていました。




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苗箱すれすれの水位


これがポイントです。