みなさま こんにちは
約半年ぶりの
妄想カフェ
ちりめん山椒
が大好物で
運よく実山椒が
手に入った年は
作ります
今年は
小さなプラ容器二つ分
枝からさらに小枝にわかれ
その先に2〜3個ずつ
なったいる実を
手作業で外していきます
かなり
か な り
地味な作業
なのですが
美味しいちりめん山椒
を作るためなら
どっこい重い腰を上げて
覚悟を決めて
黙々と取り組むわけです
終わりが見えない作業なので
気合も重要
本日のBGMは
ブラームス
交響曲第1番
聴きながら作業していると
何やら
ブラームスさんが
「去年の実山椒より少し粒が小さめだけど
質はよさそうだね…」
なんて言いながら
一緒に実を外してくれるような
気がして(←重症!)
ほんの少し捗るような
気(のせい)がしてきます
偉大な作曲家
このとてつもなく地味な作業を
一緒にやったら
(やるはずないけれど!)
何が起こるか
妄想の扉が今開く
…
バッハ
一家総出で鼻歌交じり
ものの5分ぐらいで
終わらせてしまいそうです。
やった~!
…と思ったのもつかの間
「じゃ、こんどは魚の燻製を作ろう!」
と
持参したクーラーボックスから
大漁(大量)の魚が…
ギョギョっ!
…さかなくんまでやってきました…
モーツァルト
一緒に座っていてくれるのは
5分ぐらいかな
なんとなく
部屋をきょろきょろ興味深く眺め
「あ、この猫の置物どこで手に入れたの?」
なんて言って
即興で
『ネコちゃん遊びましょ♪変奏曲』
を弾いてくれそうな気もしますから
まあ いいか
ベートーヴェン
まずは山椒の実の産地
色、つやを吟味しはじめ
香りを嗅いだら鼻の中に
山椒の実が入ってしまい
大騒ぎ
…またか…
気を取り直して姿勢をただし
端正に作業に集中してくれそうですが
数を数えながら作業しているので
話しかけたら怒られそうです
ちなみに今回の山椒
ベートーヴェン先生に叱られないように
100粒あたりの重さをはかりました
100粒/5g=20粒/g
総重量は91グラムでしたので
20×91=1820粒≒1800粒
「先生、およそ1800粒の実山椒ですね!」
「だから君は詰めが甘いのだよ、しっかり数えたまへ!」
プロコイエフ
おそらく嗅いだことのない香りに
驚きつつも
「これが日本のスパイス…ハラショ!」
と感動し(たぶん)
『1800粒の実山椒へのオマージュ』
を作曲してくれることでしょう!
瀧廉太郎
実を枝から外すたびに
留学先のドイツで食べた
ソーセージの中にもよくにた胡椒が
入ってたっけ
…
と懐かしみ
「先生、実山椒は熊本県産ですよ」
(大分県産でなくてすみません)
と上申すると
日本にもこんなに素敵な
山椒という”ピリリ”が
あったのだ…
と静かに感動し
作業の手は止めずに
創作意欲の炎をしずかに
燃やし続ける廉太郎先生に
胸キュン
・・・
なんて妄想をしながら
サイモン・ラトル&ベルリン・フィルの
すてきな演奏を聴きながらの作業
でなんとか無事終了
全楽章通して聴いても終わらず
4楽章は2回繰り返して聴きました
たのしかったです
さ、あとは
ちりめん と 薄口しょうゆ
を
手に入れるだけ
☆