「子どもはみんな問題児」 中川李枝子 | ひふみのへや ~narimasu-hifuka~皮膚科専門医の葛藤雑記帳〜

ひふみのへや ~narimasu-hifuka~皮膚科専門医の葛藤雑記帳〜

皮膚科専門医(皮膚診=ひふみ)です。日々の診療で患者さんたちから学んだこと、主に「肌」・「皮膚」(ときどき「推し」)をテーマに綴ります。溢れる情報に溺れそうな時代ゆえ、信頼性の高いサイトも紹介します。
必要に応じ加筆/訂正することがあります。

 

落ち込んだとき、煮詰まったときに いつでも 何度でも 助けてくれる”心の友”を紹介させてください。

 

 

「子どもは みんな 問題児。」 中川李枝子

 

 『ぐり と ぐら』 、知っている人~?

  はい、皆さん よく 御存じですよね。

  今から やく60年前に 出版されました。

  その作者の ほんです。

  

  通院してくださっているお母さまがたに

  ぜひ、目次だけでも チラリと

  目をとおしていただきたい! 

  目次を眺めるだけでも

  育児につかれ 傷ついたハートを

  癒してくれること 請け合いです。

  

  「核家族化」が問題ではなく 当たり前になった 

   アラフォー初産 も 珍しくはない

   街では 人助けするにも 下手に介入すると

   おかしな事件に巻き込まれるかもしれない

   現代。 

   

  昔は、いたらしいです。

  ”おせっかいなおば(あ)さん”。

  自分の母や義理母よりも さらに無責任な

  しかし経験値の高い 大人たち

  に出会う機会はめっきり減りました。

 

  が、育児の羅針盤はやっぱり必要。

  地域で繋がったママ友たちやSNSで飛び交う

  情報に疲れたとき、

  ぜひ この本を 手にとってみてください。

 

  きっと、その時探している言葉、答えが

  見つかるはずです爆  笑

 

 鉛筆さて、作者の 中川李枝子 さん の 

  もう一つの職業は?

  はい、保母さんでした!

  「みどり保育園」に17年間務めたそうです。

  保母さんとしてのお顔のほかに、

  27歳ごろに発表した『いやいやえん』で 

  厚生大臣賞をはじめ各種の受賞したのち、

  押しも押されぬ児童文学者に。

  

  挿絵を描かれた山脇百合子 さん は 実妹。

  あの絵が あってこそ 『ぐり と ぐら』

  の魅力に不可欠なことに 異論をはさむ人は

  おそらく少数派でしょう。