息子のサッカーを通じてリーダーシップについて考える機会がありました。
サッカーが割と上手な息子と弱小チーム
息子は同学年ではサッカーは上手な方。Jリーグ下部組織のスクールでスーパークラスのセレクションに合格しました。
一方、所属しているクラブは強いチームではない。
めちゃくちゃ弱いわけでもないけど、決して強くはないです。
試合を見ていると、息子がもどかしそうに指示を飛ばす姿がよく見られます。
基本的に一つ上のカテゴリで試合に出ているので一個学年が上の子供たちと一緒にプレイしているのですが、
年上とか関係なく、「そこは〇〇だろ!諦めんな」「ディフェンスが軽い!寄せろよ!ビビんな!」
とか、喧嘩してる?ってくらい檄を飛ばしています。
最初は、そんな・・・お友達にそんなこと言って・・・大丈夫かしら??
と、心配してましたが、試合が終わったらケロッと楽しく鬼ごっこしてたり、全く問題なさそうで、今は日常の一風景として受け入れております。
で。練習試合で息子のチームより格上のチームと対戦することもよくあって。
試合中、スーパークラスでは通るパスも所属するクラブチームではなかなか通らない。
とか、なかなかもどかしそうなシーンをよく見ます。
そんな様子を見ながら、チーム移籍した方が良いのか、それともここだから学べることもあるからこのままいるか。
悶々と考えていた時に、ふとリーダーシップが育まれる環境について考えるに至りました。
リーダーシップが育まれるのは環境次第
クラブチームの試合中は、檄を飛ばして年下ながらキャプテンシーを発揮している息子。
それは、自分が上手いという自負があるからだと思います。
ですが、スーパークラスの練習風景を見ている時、そういった掛け声やキャプテンシーを発揮する様子は全くありません。
息子が檄を飛ばさなくても、みんなやってるし、そもそも息子より上手な子がたくさんいるんです。
パスも通るし、ハイレベルな練習ができて楽しそうなのですが、このチームを引っ張る!といったリーダーシップが育まれる環境ではない。と思いました。
そもそも、チームとして試合に出ることもないのですがね・・・
というわけで、今いるメンバーと共に成長してチームとして強くなるために自分自身がもっと成長する!
というようにマインドチェンジした方が、目の前の勝ちにこだわるのではなく、長い人生を考えた時に息子にとって良いのでは?
と思うに至りました。
試合に勝つのは楽しいし、見ているこちらも勝ってる試合を見る方がはるかに気分がいいのですが、勝ちにこだわりすぎるのもね。
まだ小学生だし、キャプテンシーを発揮できたり、個人の能力を上げていく方が息子にとっては良さそうだ。
そんなことを思っていたら、ちょうどピッタリの記事に出会いました。
風間はJリーグの監督を経験し、あらためて日本サッカーの大きな課題に気づいた。
それは「突出した個」の不足。
優れた選手はいるし、平均値は間違いなく上がっている。だが、ヨーロッパに目を向けたら、10代の中心選手がたくさんいる。育成改革が必要だと確信した。
「小野伸二の世代の頃までは、高校からJリーグに入って来る選手はみんな強烈でしたよね。野球でいうところの4番打者、エース級がごろごろいた。今は驚きをもたらす選手が減ってしまった。
昔なら中田英寿、名波浩、小野伸二、中村俊輔たちは特別なプレーヤーとしてヨーロッパへ行った。そういう個性がどんどん薄まっていると感じています」
なぜエース級が減ってしまったのか? 風間は育成の構造に原因があると見ている。
「Jリーグの初期は、地域のエースがJユースにさえ集まりすぎることはなかった。それがいつしか、様々なチームが短期的に“今”を見て“その時点のエース”を集めてしまっている。
たとえばJユースの人数は1チームあたり約30~40人。そこにエースを集めると、エースの役割をできるのは1人になってしまう。『キャプテン翼』だって、大空翼、日向小次郎、松山光らエース級が異なるチームを背負っているから切磋琢磨して、それぞれのスケールが大きくなるわけじゃないですか。
早くからエースを集めすぎる傾向が、小野伸二のような選手の数を減らしていると思います」
まさに、私が懸念していたことを言語化してくれていました。
ユースにエース級を集めても、エースの役割を発揮できるのはそのうち一人。
本来、他のチームだったらエースとしての役割を伸び伸びと発揮できるかもしれないけれど、エース級をたくさん集めた中で、さらにエースの役割ができるってのはまた競争が激しいことですもんね。
男子校のメリットと同じ!?
このことは、男子校のメリットについてもよく語られることと同じだと思いました。
リーダーシップを身につけさせたいなら男子校!?
女子校のメリットとして「男子がいないので頼らない気質が育つ」と書きました。クラブ活動や生徒会など、学校生活のあらゆる場面でリーダーシップを発揮する機会があるので、自主性や積極性が育つとよく言われます。じつは男子校の場合も同様で、「男の子のリーダーシップを育てたいなら男子校」という説があるのです。
男女で成長スピードに違いがある
前述の「男の子のリーダーシップを育てたいなら男子校」という説には理由があります。なぜなら、思春期の男女には成長段階の違いがあるからです。小学生の男子は、同学年の女子と比べると身体の成長が遅く、精神年齢も得てして男子は女子の1〜2年遅れくらいと言われます。特に最近は女子の方が強くなっているので、共学校に男子が通う場合、思春期の男子は女子の前で影がうすくなりがちです。本来リーダーシップをとる潜在能力を持った男の子が、経験する場がないためリーダーシップを十分発揮できなくなってしまうということもあるのです。
出典:
中学校の先生の友人がいるのですが、こんなこと言ってました。
あらゆる委員長や生徒会の役割はほとんど女子で埋まるのが現実。
男の子でリーダーシップがある子が出てこないね〜
と。
男の子にリーダーシップないわけではなく、男子と女子の成熟度の違いによるところが大きいんじゃないかな〜
ということですよね。
サッカーの話に戻りますが、そういう意味で、子供の頃の経験が原体験となり、その後の生き方に影響することを考えるとプロになれるわけじゃないんだし、「経験」という意味では強いチームに所属していないことで得られる経験もあるよな〜
と前向きに考えることにします。
もちろん、強いチームだからこそ得られる何かだってあるでしょうけれど。
それは、今のところスーパークラスで享受してもらったらいいのかな。