旅日記「僕の空」世界一周編リターンズ -7ページ目

旅日記「僕の空」世界一周編リターンズ

世界一周しちゃいなよ!
Go!Go!EasyTraveler!

香港ハーフマラソンが終わったらどうしようかと思っていた。

 

1月18日のマラソンの後、帰国は1月22日にしてしまった。

久しぶりに香港に行くから一週間くらいいたれ!と計画したのだが、

前回の旅でだいぶうろついてしまった香港にあまりやることはなかった。

マカオでカジノでも行ってブラックジャックでもやってみるか~、

などと持て余していた。

 

そして、重慶マンションの宿にもうんざりしていた。

南京虫は3日間滞在して出てきていないから、おそらくいないだろうと。

ベッドや掛布団も汚いけどダニに噛まれてはいない。

ただ、体の内側からの痒みは依然としてあり、夜は満足に眠れなかった。

ホコリからくるアレルギー反応だと思う。

 

重慶マンションの宿から逃げ出して、

別のホテルに泊まって豪遊したろかな!とも思った。

香港で美味い酒でも飲んでやろか!

 

そんな折、友人のLeoから提案があった。

「中国の深圳に行ってみない?」

重慶マンションにずっといるのはつらいでしょ?と言う。

 

マレーシア夫婦のケンとアイビーは、元々深圳に泊まっていて、

マラソンのためだけに香港に宿泊していた。

マラソンが終わったので深圳の宿に戻るそう。

これは、香港より深圳の方が宿代、食費が安いので経済的だと言う理由。

 

せっかくの提案だし、深圳は前の旅で通り過ぎただけだったから

行ってみることにした。

 

Leoに同行することを伝えると、

「じゃあ2泊分の服を持って、旺角東駅に11時半に集合で!」

となった。

 

行くと言ったものの、僕には一抹の不安があった。

2026年1月現在、高市首相の

「中国による台湾軍事侵攻は日本の有事になりうる可能性がある」

発言によって、日中関係は悪化している。

 

そこに「日本から来ちゃいました~」な僕が中国本土に入る際、

「お前、何しに来たんだ!?怪しいやつめ」

となったら面倒だな~と心配があった。

 

しかし、前回の世界一周中の中国旅では

「尖閣諸島問題」でものすごく日中関係が悪かった時だった。

(その時は香港でも日本人が殴られた事件があったような)

中国旅の運ってないな。

 

まあ、なるようになるだろ。

 

朝起きて何も食べないのはつらいので、サンドイッチを食べた。

400円くらいかな。

 

前日は歩いて旺角まで行ったのだけど、

それをLilyに言ったら、

「Are you crazy?」と呆れられた。

メトロで尖沙咀から3駅なんですが、

歩く必要はないでしょ!と言うのが香港スタイル。

旺角までメトロで向かった。

 

待ち合わせは旺角東駅。旺角駅とは別の駅。

歩いて10分くらいだったので歩いていった。

 

途中、時間があったのでマクドナルドでコーヒーを。

マクドナルドの2階から道行く車を眺めた。

ちなみに香港のマックでは「アメリカ―ノ」がブラックコーヒーだった。

 

昨年、香港で悲しい火事があった。

でもこれが伝統的な建設現場なんでしょう。

 

 

待ち合わせの旺角東駅でLeoたちと合流。

向かった先は、

トノダイキヤ!

何かと言うと、ビュッフェ形式の日本食レストランです。

一人当たり200香港ドル(約4000円)と言っていたんだけど、

プロモーション価格だったかもしれません。

全部友人お任せ!

 

それではどんな日本食だったのでしょうか。

まずはおビール。アサヒのスーパードライ。隣はお茶。

日系ビールは総じて日本製ビールより薄い。

 

ウニとカニの寿司。

ウニもカニもシャリも、昔のなんちゃって日本食レストランより美味しい。

日本の回転ずし(最近は回転していない)の〇〇すしより美味しい。

 

刺し盛。

貝類やトロも美味しかった。これも全然悪くない。

 

キャビアまで注文できます!これ食べ放題に含まれている!!!

 

ケンとアイビーからキャビアの食べ方レクチャー。

手の甲にキャビアを乗せて食べるんだそう。

 

僕もやってみましたが、酔っぱらいはじめて

目がいっちゃっています。

 

ビールの他にも日本酒があって、

刺身には日本酒が合うんだよ!と言った手前、

飲まないわけにはいかないじゃないですか。

 

ケンと熱燗を飲み始めた次第。

 

他にも、

エビや握りもありました。

 

手巻き寿司

 

スペアリブ

 

 

 

店内の様子。

 

 

この辺でだいぶ食べ、飲みしていた。

ケンが奥さんのアイビーに広東語で言われている。

全然わからないけど、

「あんた飲みすぎ!」

と言われているのはわかった。

 

そう飲みすぎなのである!!!

これがこの後、エライことになるわけです。

 

未来にどんなことが待っているかなんて

わかったら誰も苦労はしない!

 

その後は深圳に向かうべく、地下鉄に乗って北上した。

羅湖駅と言う駅まで。

 

香港側のイミグレはかなり簡単に通れた。

パスポートをスキャンしただけ。

 

中国本土との間の免税店でこんなのあった。

サントリーの響 約19000円

 

響のオシャレなやつ 約46000円

 

その後、中国のイミグレへ向かった。

LeoやLilyは香港人のIDを見せれば終わりなんだけど、

僕はタッチパネル式のこんな画面に入力する必要があった。

Leoはなんかトラブルがあったらマズイからと先に僕を行かせてくれた。

 

入力が終わって、査証官のところへ。

ここが何を言われるかわからんから緊張した。

 

会話は英語です。

女性査証官「何日滞在するの?」

僕「2泊3日です」

女性査証官「深圳の他には行かないの?」

僕「深圳だけです」

女性査証官「(以上です)」

 

なんだ~。こんな簡単に終わるんか~!

 

と言うわけで深圳に突入!

 

しかし、ここで体の異変を感じ始める。

なんだか熱っぽいぞ。

 

そりゃ、連日の睡眠不足に、マラソン、

暴飲暴食の3コンボ!なんてしていたら体も悲鳴上げるよな。

 

そこに来てタクシー!!!

これが運転荒いんだ!

アクセルとブレーキが急だから、

車酔いをし始めた。あ~吐くのは勘弁してもらいたい。

この辺から体との闘いが始まった。

 

深圳のオシャレスポットへ。

 

 

この像が有名みたい。

 

この辺のショッピングモールにはアーティスティックな展示品が多く、

若者が集まっているスポットらしい。

 

面白い場所に連れてきてくれているのだが、

自分の体との闘いが繰り広げられている僕に

芸術を感じる余裕は全然なかった。

 

熱っぽい、車酔いに加え、腹痛も襲ってきていたのだ!

 

そんな状態で晩御飯へ。

なんて美味しそうな鍋料理だ!

いや実際美味しかったのよ。

 

でも、腹痛がどうにもならん!

我慢の限界に来たので、食事中だけどトイレに行かせてもらった。

 

このタイミングで書かせて頂きますが、

香港とか中国の最先端の深圳ですが、トイレ事情は日本の清潔感に

遠く及ばないのですよ。

 

そもそもトイレットペーパー流せないところもあるし。

さすがにショッピングモールのトイレには香港も深圳も流せたけど、

そこには日本にはある

ウォシュレットがない!

日本の快適さに慣れていると、どうも外国の不便さが目に付く。

 

あと、ショッピングモールが広いからトイレ探すのが大変。

目の前のトイレを逃すと、次にトイレに会うのがいつになるやら。

そして、この日は昼間からビールを飲んでいた。

ビールを飲むとトイレがすごく近くなる。

この日はトイレにも悩まされた。

 

 

用が済み、レストランへ戻ろうとすると、

ある店の看板が目に入る。

ポップマートってご存じでしょうか?

 

中国発のおもちゃブランドで、

日本でも大人気!らしい。

 

重慶マンションで眠れぬ夜を過ごしている僕に

妹からLINEで、

「中国にいるんでしょ?ポップマートの人形を買ってきて!」

妹の娘二人、つまり僕の姪にお土産を買ってこいと言うのだ。

 

こっちは全然眠れてねーのに!

 

「そんな暇ね~!」

と返信していたのだ。

 

しかし、思わぬところで現れたもんだ。

まあ、買ったるか。

 

姪っ子は小学四年生と幼稚園年長。

上のお姉ちゃんが「スカルパンダ」と言う人形を集めている。

そういや正月、我が家にたくさん持ってきて並べていたな。

スカルパンダってこんなっす!

 

これのいやらしいところは

ガチャ仕様なんですよね。

どう言うことかと言うと、

色違いとか顔の作りが異なる人形が

10種類くらいあって、箱を開けてみないとどのキャラが入っているかわからない。

自分の好きなキャラが出るまで買い続けないといけない。

日本のガチャポンなんてせいぜい300~500円だけど、

この人形、4000~5000円だよ。

やることえげつないわ。シークレットもあるらしいし。

 

まあいいやと店頭に入ると

丁度スカルパンダの商品が展示されていた。

何も考えず、これでいいやと手に取ってレジに持っていく。

 

そして店員にVISAのクレジットカードが使えるか?と確認した。

使えるとのこと。

 

前に仕事で中国の北の方に行った時に、

VISAやMaster Cardが使えなくて困ったことがあったので、

念のため確認した。

 

そしたら女の子の店員さん、

「ありがとう~」

と日本語で言ってきた。

 

なぜ日本人とわかったのだろうか。

英語で話したら日本人か韓国人の二択にはなるけど、

わかったとしてもわざわざ言わないよな。

日中関係が悪くなって憎し日本!じゃないのかな。

 

僕も「ありがとう!」と日本語で返した。

 

彼女からしたら大した理由はなくて、

日本人って思ったから言ってみただけなんだけど、

こう言う体験があると、

国同士の政治上軋轢を完全に個人にも当てはめようとすることは危険よな、

って思う。

 

日本に来る中国人で、マナーが悪い人も多いのだけど、

きちんと郷に入っては郷に従う人もいるだろうし。

目の前にいるその人を見るようにしたいですね。

 

ってことを通っている地元の焼き鳥屋の大将さんに言うのさ。

「中国人って悪い人ばかりじゃないですよ」って。

 

するとね、中国人のお客さんがやってくる。

大将さんはあまり良い印象を中国人に持っていない。

けど他のお客さんと同様の接客をする。

 

そしたらその中国人のお客さん、会計時に

「私、これ食べていません!」とクレームをつける。

 

お客さんが注文したものを手書きで書き留めるスタイルだから、

間違えて提供するってことは僕が通って6年で見たことはない。

そもそも、その中国人のお客さん、注文したものと食べたもの一致できてるんかい?

って話もあるし。

 

中国人、悪い人ばかりじゃないですよ!って言っているけど、

目の前の中国人が悪いやつが多くて、バツが悪かったりする。

(他にも悪い中国人話はある)

 

閑話休題

 

ポップマートでお土産を買うミッションを終えて、

レストランに戻った。

 

アイビーから「遅いからなんかあったのかと思った!」

と心配をかけてしまった。ごめんなさい。

 

ポップマートでお土産を買っていたんだ、と

人形を見せると「カワイイ」と。

 

そこにすかさずLilyが

「でもこれマーケティングで仕掛けられたブームだからね~」

 

うちの姪っ子、YouTubeばかり見ているからな。

踊らされているのは間違いない。

 

そんなことを話しながらの夕食でした。

 

その後もショッピングモールをぶらぶらして、

タクシーでホテルに行く。

 

タクシーはアプリで予約して、ピックアップするスタイル。

Leoに全部お願いしてしまっている始末。

 

そして、ここでも僕は、

 

あ~小便してぇ~

 

膀胱キャパシティーの限界が近づいていた。

タクシーこい、早くこい!

なんど立ちションしようと思ったことか。

 

しかしですね、深圳。

監視カメラがものすごくあるの!

立ちションなんてしたら絶対記録される!

(短期旅行者なんて捕まえようがないですが)

 

タクシーに乗ると、後部座席もシートベルトを締めろってLeoから言われた。

日中は後部座席のシートベルト着用も監視対象となっていて、

していないと後日、ドライバーに罰金命令が届くそうな。

恐ろしい社会だな。

 

予約したタクシーに乗り込む。

小便を我慢、我慢。

 

先にケンとアイビーのホテルに向かう。

ようやく着いた!

と思ったら、同じホテル名だけど二人が泊まっていないホテルだった!

 

あ~もう無理!全然関係ないホテルけど小便に行かせてくれ!!!

 

九死に一生を得た僕。

 

ゆうきりんりん

ア〇パ〇マン

 

である。

ケンとアイビーのホテルは歩いて2ブロックだから歩いていこうとなった。

どうぞどうぞ。こちとら膀胱新しくしたから。

 

そんで夜の深圳を歩いている。

この写真の街灯などに監視カメラがたくさんついているのわかりますかね?

 

時刻は午前0時を回っているのだが、レストランの灯りは煌々。

 

ケンとアイビーのホテルに着いた。

じゃあまた明日ね~。

 

 

 

 

ってならなかったのよ!

 

 

 

 

日付が変わって、夜食を食べることになった!

しょ、正気か!?

 

串焼き屋さんです。

周りには地元の人たちも酒を飲んでいた。

 

この日は2026年1月19日。日付が変わって1月20日。

月曜やぞ!

深圳の中国人、明日も仕事じゃないんか!?

 

これチンタオビールの大麦がいいやつらしい。

腹痛はいつの間にか治っており、

ビールも飲んでやったわい!

 

焼き肉は焼いたものを持ってきてくれる。

 

さんざん食べて飲んでの日でした。

ホテルに帰ったら3時くらいになっていて、

Leoと明日は10時に起きてから行動しようとなりました。

香港ハーフマラソン当日。

 

5時半過ぎにスマホの目覚まし、スマートウォッチの目覚ましを

セットし、絶対に寝過ごさないようにしたのだが、、、

 

 

全然寝られんかった!

 

 

窓を閉めて寝ていたのですが、

アレルギー性鼻炎持ちの僕は、ホコリで鼻がつまる。

口をガムテープで閉じられたら窒息するレベルだ。

 

寝ようとしても鼻つまりと

相変わらず肌がチクチクして眠れなかった。

 

ようやく寝たのは3時くらい。

そして、セットした時間より早く起きてしまった。

 

うーん、こんなコンディションでハーフ走り切れるのだろうか。

 

こんな出来事が身に降りかかって、

スポーツ選手やプロ音楽家のコンディションの整え方が

どれほど難しいのかを想像した。

 

日本国内もそうだし、

海外遠征する時はなおさら。

 

変化する食事、気温、睡眠環境に適応しないと

勝負時のパフォーマンスに大きく影響する。

勝負時に重慶マンションに泊まるようなアスリートはいないと思うのだけど、

眠れなくて、実力発揮できませんでした!なんて目もあてられない。

 

実力を発揮するためにコンディションを整える、

いかに自分に適した環境を作り上げるかも含めて、

 

プロ

 

なんだな。

 

 

前日にTシャツにゼッケンをつけたのだけど、

僕のゼッケンには

 

「Charity Runner」

 

の文字があった。

 

前の日記で僕はマラソン参加費を払っていない。

その理由がこの後わかる。

 

日本も1月18日は暑かったはず。

南に位置する香港も当然暑く、日中は半そでで過ごせた。

それくらい暑かった。

 

その辺を考慮して、

半そでTシャツ、ロングのストッキング、短パンの装備。

マラソン中に部屋に誰かが侵入してくる可能性もある。

金、クレジットカード類はジップロックに入れて、

ランニングポーチにて携帯。

写真を撮るためにスマホも詰め込んだ。

 

さらにランニングポーチに

塩飴、ランニング補給ジェルを装備した。

このランニング補給ジェルに救われた。

 

 

重慶マンションの1階に降りると、

準備運動をする人たちがビル内にも入ってきていた。

 

スタート地点はこの尖沙咀。

僕らより1ターム前の人たちが今にも走り出そうとしていたのだ。

 

尖沙咀駅の地下構内。

こんなにランナーがあふれていた。

 

待ち合わせ場所で待っていると、

Joyceと友人たちに合流できた。

 

Joyceの友人には

目が見えない、耳が聞こえない障がい者ランナーがいて、

Joyceは目の見えない男性の伴走者としてハーフマラソンを走る。

Joyceの他にも障がい者支援団体の一員として伴走する方がいて、

僕も今回はその団体の一人として参加することになっていたのだ。

だからゼッケンに「Charity」の文字が入っていた。

 

さすがに広東語がわからない、

伴走なんてしたことがないから一緒に伴走することはなかったけど、

肩を掴んでもらって一緒に移動するだとかはした。

 

僕のことを色々気にかけてくれたJoyceは、

優しい人なんだな~と改めて感じた。

 

参加者が全員集まったところで、

所定の荷物を預ける地点に向かった。

 

 

スタートは尖沙咀で、ゴールは香港島になる。

荷物をトラックが運んでくれるってシステム。

 

段々とスタート時間が近づき、緊張が高まっていく。

 

トイレにも行って、できる限り万全の態勢にした。

緊張の面々。

 

さて、ハーフマラソンコースはこんなです。

尖沙咀をスタートし、旺角までネイザンロードを北上。

Mei Fooらへんで折り返し、高速道路を10kmくらい南下する。

途中、ビクトリアハーバーをくぐるトンネルを抜け、

香港島に西から東へ。ゴールはコーズウェイベイ!

 

なんておもしろいコースなんだ!

 

ネイザンロードに入る。僕の泊まっている重慶マンションもこの通りにある。

 

左に見える建物はモスク。

 

スタート間近!

MCがランナーの士気を上げる!

皆、バシバシと写真を撮っていた。

日本のマラソン大会だと、写真をあまり撮るなって言うところが多い。

撮影のために急に止まると危ないから。

 

しかし、ここは香港。

そんなのはお構いなしだ!写真を撮りたきゃ撮れ!!!

こんな参加者いたのよ。

 

この写真を撮影した後、8:10になりスタート!

スタートのラインを追い越す時に両手を上げたり、

沿道で応援している大会関係者の方々へ皆が手を振る。

 

スタートすると皆真剣だ。

スタート前は写真をこれでもかと撮っていたのに、

そんな人はほとんどいなかった。

 

僕のペースはとにかく、怪我せずにゴールすることを目標にゆっくり。

ましてや朝が早いので、体は起きていない。

 

自転車旅をしていたからよくわかっているのが

朝は本当に体が動かない。

体が動くようになるまではじっくりと行こう。

 

Joyceは目が見えない男性の伴走をしていた。

スタートからある3kmくらいまで彼らの背中を追って走っていたのだが、

いつの間にか見失ってしまっていた。

 

しかし、人数が多いものだからずっと団子状態。

ネイザンロードが広くても腕がぶつかったり、

追い越してくる走者と接触するのは当たり前だった。

 

旺角の交差点を左に曲がり、高速道路の方へ向かう。

それで、日本でも高速道路って高い位置にあるじゃないですか。

上り坂なんです。

これが序盤のキツイところだった。

早速歩き出す人もいた。

 

僕はなんとか歩かずに上りきり、

マイペースを維持していた。

でもここで体調の異変を感じ始めていた。

 

右の尻がつりそう!

 

連日の睡眠不足がたたってか、走っていて感じたことがない部分の疲労。

うわ~。ここ痛めたら最悪だな。なんとか持たせなきゃ。

 

給水所での水分補給は当然として、

人何倍も汗をかく僕は、水の入ったペットボトルを片手に

所々で給水していた。

つることも水分不足から来ると思うので。

 

ここは7kmくらいかな。

体も走ることに慣れてきて、給水所でスピードを落とす時に写真を撮り始めた。

写真からもわかるようにずっと、このような密集していた。

途中からハーフマラソンとフルマラソンのコースは合流したため、

密集度は余計に高まっていた。

 

ここがビクトリアハーバーをくぐるトンネル。

立ち止まって、写真撮影してみた。

ここは一つの写真撮影スポットだった。

 

ここからがおもしろかったのが、

トンネルの中って暗いじゃないですか。

小学生の時に体育館で暗くなると、皆騒いだりしていませんでした?

それと同じようにトンネルに入ると叫びだす人がいるんですよね。

北京語か広東語かわからないのですが。

雰囲気的には「みんな頑張れ!」みたいな感じだった。

 

トンネルの中を走るって人生であまりない機会だったから、

僕もテンションが上がりました。

でも、暗くなると周りとの距離がわかりにくくなるから、

ぶつかったり、転んだりしていましたよ。

 

僕はここで転んだら絶対右尻がつって、走れなくなるから

それだけは避けるように走っていた。

 

トンネルは海の下をくぐるので当然下り坂。

下れば上る。

出口は香港島だ。

 

そして、高速道路の陸橋を走るのでさらに上る。

ここがかなりキツカッタ。

15kmくらいで上り。

 

歩き出す人が多数。さらに道が狭かった。

急に前の人が止まると後ろの人がぶつかってしまうから、

止まる時は道の端に行き、後ろを確認してからがマナーだと思うのだが、

そこは中華圏。

道の真ん中で急に止まりやがる!

※中国本土の人か香港人かはわかりません。

 

何度かぶつかりそうになった。

僕はかわしてあぶねーと思っていると、

50歳くらいの白人男性が止まる人に向かって、

「歩くなら片側に寄ってくれ!」

としきりに言っていた。

一人、二人に言っていたんじゃない。

少なくとも20人には言っていた。

 

この辺は日本の流す文化にはないよな~、と同じペースで走っていて思った。

マナーの悪い人たちを啓蒙しようなんて崇高な考えでなく、

単にムカついた

んだろな。

 

香港島のコース。

向こうに見える建物は九龍のビル群。

 

僕は10kmの半分を過ぎたあたりで、

エナジー補給ジェルを食べたんだけど、

これ、かなり効くんですね。

右尻がつりだったのがだいぶ回復した。

 

2024年に茨城県霞ケ浦のフルマラソンに参加したのですが、

その時は30kmくらいで脱水症状みたいになり、

体が岩のように重くなったのですが、補給ジェルを食べていたら

起こらなかったな。

 

15kmを過ぎたら残りは5km。

終わりが見えると頑張れるタチなので、

寝不足が嘘のように足が進んだ。

 

沿道には応援してくれる人たちであふれ、

「加油!」「加油!」と声援を送ってくれる。

 

走りながら、これがスポーツの本来の姿なんだよな~、

なんて思っていた。

 

ゴールに向かって頑張って走っている人に、

国境やら人種やら性別やら関係ないんだよな。

 

五輪などのナショナリズムむき出しになる場面、

出場している選手からはメダルが獲れる、色によって

その後の人生が変わってくる場面では

キレイ事なのだろうが、

アマチュアのイベントではキレイ事が通ってほしいと願う。

 

もうゴール間近。

もう少し進むと、走っている脇を路面電車が走っているところがあった。

そこで写真撮ればよかった!失敗。

 

ゴール直前。最後はビル群が迎えてくれた。

 

だーーーと言うわけでゴール!!!

怪我せずによく走りきれたわ。。。

タイムは2時間16分くらい。

 

完走のメダルもらった。

ハーフマラソンはシルバーメダル。

フルマラソンはゴールドだぞ!次はフルマラソン目指すか。

 

Joyceたちとゴール後に待ち合わせをしていた。

預けていた荷物を引き取り合流。

Joyceたちも2時間16分くらいだった様子。

盲目の彼も早いな!

 

早速、前モモが筋肉痛になり、歩くのがつらかった。

特に段差を降りる時に一苦労。

この時、誰かに突き飛ばされたら100%怪我したな。

 

 

ゴール近くの日本食レストランで食事をした。

ラーメン一杯をJoyceと分けたのだけど、

2000円以上していた。味は美味しくなかった。

 

 

それから地下鉄に乗って、重慶マンションに戻り、一休み。

Leoと晩御飯を食べようとなった。

 

重慶マンションにずっといても気が滅入るので、

遅い昼飯を食べることにした。

 

牛骨うどん。1300円くらい。

これは牛骨のダシが出ていて美味しかった。

 

それから香港と言えば!の「アベニュー・オブ・スターズ」を歩いた。

 

ビクトリアハーバー向こうの香港島を眺める。

さっきはあの辺を走っていたんだな~と物思いに耽る。

終わってしまうと夢の跡。

 

 

僕が前に香港に来た時は、この辺にこんなビルは建っていなかったと思う。

香港も次々に移り変わっていく。

 

ここはかの有名なジャッキー・チェンの手形がある場所。

撮影するのに列ができていた。

 

ジャッキーと言えば、

 

だな。

 

ブルース・リーの銅像が置かれている場所も

前回の香港旅から変わっていた。

前はアベニュー・オブ・スターズの通りにあった。

 

重慶マンションに戻ると、TVの撮影をしていた。

 

Leoとの待ち合わせは旺角だった。

時間があるし、歩いて旺角に向かった。

3kmくらいだろうか。さっきはネイザンロードを走っていたわけで。

 

1時間くらいだったか。旺角に到着。

待ち合わせの時間にはまだ早かったから、マッサージを受けた。

香港のマッサージは安くて、

足と肩だけなら45分で3000円くらい。

ハーフマラソンで受けたダメージが身に染みるぜ。

 

 

旺角はこんなナイトマーケットぽいところもあります。

全然買うものないけど。

 

そんで集合してから地元のレストランに連れて行ってもらった。

 

手前がLily、奥がJoyce。

 

左からマレーシア夫婦のアイビーとケン、一番右がLeo。

料理もお任せで頼んでもらった。

マラソンの疲れか、めっちゃビールが飲みたかった。

 

無事に終わって乾杯!!!

 

 

これはブタの血を固めた豆腐。

 

カモ肉と白身魚の焼き。

 

カキのかき揚げ。だったと思う。

 

会話の言語が広東語だったので、よくわからなかったのだけど、

Joyceとケン、アイビーに共通の親戚か知り合いがいるみたいな話が合って、

世の中狭いな~と。

 

マラソンの後の食事は美味しかった。

ローカルレストラン、いいものですね!!!

 

帰りに皆で撮った写真。

重慶マンションの一室で眠れぬ夜を過ごした。

 

前日の夜は空港泊で、全く眠れなかったのに二日連続は

さすがにつらかった。

 

気が付くと眠っていたようだ。

ピンクの色欲を体現したカーテンの隙間から

陽が差し込んでいた。7時くらいだったと思う。

 

南京虫は幸いにも出なかった。

いれば確実に僕の肌を這いつくばり、血を吸っているからだ。

体のところどころに痒みは帯びているが、南京虫に刺された痒みじゃない。

 

安心した僕は明るい中、二度寝をした。

 

部屋の明るさに睡眠が音を上げた。

腹も減ったし、飯を食いにいくか。

 

身支度を整え、重慶マンションを降りていく。

重慶マンションに宿泊している人はインド人やアラブ人が多く、

エレベーターに居合わせると、彼らから発せられるスパイシーな匂いが充満する。

これは日本では感じられない刺激だ。

 

寝不足により噛むのが面倒だったので、

麺類一択になった。

尖沙咀駅の近くをうろつき、ラーメン屋を見つけた。

 

薬膳スープらしい。

これで、1,600円くらいです。

日本だったら、ある店の特製ラーメン+大盛!ができる値段ですね。

 

味は薄味。少し漢方っぽい匂いがした。

 

尖沙咀駅、重慶マンションの前はいつも多くの人が行き来する。

ただし、多くの人は重慶マンションの中には入らない。

 

この日は、友人のLeoと会う約束があり、

九龍寨城を観光することになっていた。

午後1時頃に「Sun Wong Toi駅」で待ち合わせ。

前日にJoyceとハーフマラソンのゼッケン等を引き取りにいったところの隣駅。

 

地下鉄に乗り、「Sun Wong Toi駅」に到着した。

 

待ち合わせ場所で待っていると、

Leoと彼の友人のマレーシア人夫婦、ケンとアイビーがやってきた。

(ケンとアイビーは名前のスペルがわからない)

 

ケンとアイビーも10kmのマラソンに参加するらしく、

ゼッケンなどを取りに行っていたそうだ。

 

中華系(と言うか香港系?)マレーシア人の夫婦は、

広東語、北京語、マレー語、英語、片言の日本語を話す。

 

世界一周の旅でマレーシア人は英語上手だよな~と思っていたけど、

ここまで話せる人たちのいるのね、と舌を巻いた。

 

夫婦は自動車修理会社を一族経営していて、

顧客の話す言語に合わせて言語を変える。

「顧客の心を掴むため」と言うからとても勤勉だ。

 

Leoとケンとアイビーは広東語で話し、

僕とは英語で話すと言う会話形式になった。

 

 

九龍寨城へ歩いて向かう。

その前に昼食を食べよう!となった。

 

Leoから「朝飯食べた?」と聞かれ、

先ほど「麺食べたけど、食べられるよ!」と答えた。

 

ローカルの食堂に入り、

福建なんたら飯!これがなかなか旨かった!

 

僕たちは四人で食堂に入った。

すると、食堂のおねえさんが白湯の入ったコップを2杯持ってきてくれた。

 

睡眠不足の身に白湯が染みるわ~と飲んでいると、

2杯しか持ってきてくれない。

僕ら四人いるんだけどな~と不思議に思っていた。

 

Leoから

 

「それ、スプーンとか箸を洗うようだよ!前に言わなかったっけ?」

 

フィンガーボールの水をゴクゴク飲む人のようになった。

香港久しぶりだし、中華圏の習慣も忘れてたよ!

 

食後、九龍寨城に到着。

これが西門。

 

九龍寨城は前の旅の時にも来ているのだけど、

公園をただ歩いただけだったな。

 

九龍城へ歩いて行こうぜ(前編)

九龍城へ歩いて行こうぜ(後編)

 

ここは南門。

 

今回はLeoから九龍寨城の歴史を教えてもらいました。

九龍寨城はこんなビルが密集している地区だった。

簡単に言うと、重慶マンションの群れ。

香港マフィアの巣窟となっていたようだ。

1992年に取り壊され、現在は公園になっている。

 

映画「トワイライト・ウォリアーズ」

映画はまだ見ていない。

アマゾンプライムビデオで見られる!←今調べた。

 

 

入場料を払って、九龍寨城の生活模様を再現した展示品を見られる。

 

Leoと私。

 

アイビー。

 

 

九龍寨城は、外に出なくても寨城内で生活が完結していたみたい。

 

歯医者もあった。

 

靴屋。

 

当時の街の再現映像。

この時代は、空港が今の国際空港の場所でなく九龍半島にあった。

写真では写せなかったけど、映像に飛行機が着陸する寸前の画もあった。

 

九龍寨城の歴史。

1840年にイギリスと清国(当時の中国政府)の間で起きた、アヘン戦争。

戦争に勝ったイギリスは香港を渡せと清国へ要求。

最初は香港島だけだったようだけど、イギリスが占領地をもっと増やせと要求し、

段階的に現在の香港と深圳のボーダーまでになったそうな。

 

九龍寨城はイギリスに占領地となった香港で

清国政府の支部と言う位置づけになった。

だから、「城」と言う呼び方がされているのかな。

 

イギリス占領地の中で清国の管轄、清国から中華民国になっていく時代の流れで、

この場所は治外法権化、マフィアの巣窟になっていった。

 

そして、映画のようになると。

 

ビルの一部が保存されている。

 

それから旺角へ移動した。

これはドローカルの乗り合いバス。

 

香港の移動には便利な「オクトパスカード」と言うスイカみたいなカードがある。

それを持っているのが一番いいのだけど、僕は今回作らなかった。

それでもVISAのクレジットカードで地下鉄も、飲食店の支払いもほとんど済んでしまった。

でも、このローカルバスはカード支払い無理だった笑

 

旺角に到着。

 

Leoが旺角の街を案内してくれた。

ケンがお酒飲むの大好きらしく、隙を見つけてはビールを一緒に飲んでいた。

 

サッポロビールは中国内で作っている。

味は日本のビールより薄味に感じた。

たぶん、チンタオビールの薄味に合わせているんだと思う。

 

この串ゆで?屋さんは人気で、長蛇の列ができていた。

原宿の若者がバエる写真を撮るみたいな感じ?

ブタやタコを茹でたもの。甘酸っぱいタレがかかっている。

 

ケンがランニングシューズを見たい!ってことで

スポーツブランドの店を渡り歩いた。

旺角にはブランドショップ、電化製品の店が多かった。

 

尖沙咀は新宿。

旺角は渋谷+アキバみたいな感じ。

 

香港のランニングシューズは日本の価格より30~40%くらい高い。

さらに色などのレパートリーが少ない。

Leoが日本に来ると、シューズをよく買っていたんだけど、

安くて、デザインが良ければ日本に来た時に買うよねそりゃ。

 

それから香港の新幹線が離発着する駅、香港西駅へ。

 

カモが食べられるお店で、ミシュランガイドで4年連続★を獲得している店。

 

 

これが甘いソースとカモ肉がホロッとほぐれて美味しかった。

 

 

ただね~残念だったのは、

マラソンの前日だったことなんですよ。

僕とケンとアイビーはこの翌日走るから、あまり腹いっぱい食べると走れなくなる。

現に僕はこの一週間前に参加した地元の10kmマラソンで、

朝におでんを食べまくり、マラソン中死にそうになった。

 

僕のスタート時間は8:10だったんだけど、

ケンとアイビーは5時台のスタートらしい。

それ何時起きになるのよ?

 

僕の方は、一緒に参加するJoyceから

「6:40頃に尖沙咀のE出口集合ね」と言われている。

 

香港マラソンは僕が把握している限り、距離は

10km、ハーフ(21.5km)、フル(42.195km)とあって、

スタート時間が、

5時、7時、8時、9時のように分かれていた。

(時間はかなり適当で、とにかく4グループに分かれていた!)

 

ネットで調べると74,000人が参加したみたいで、

ハーフマラソンの参加には540香港ドル(約1万円)の参加費が必要。

 

しかし、僕は参加費を払っていない。

なんでだろ?と思っていたのだが、

翌日のマラソン当日にわかったのだった。