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ってことでイスラエルを空路、飛行機で出国したときのお話です。
２０１３年５月２５日の早朝のこと。
イスラエルのテルアビブからトルコのイスタンブールへ向かう飛行機に乗るために午前３時くらいから活動した。
イブラヒムじいさんの家で働いている（当時）アーネストという素敵な笑顔のおじさんにお願いして、乗り合いタクシーのセルビスを手配してもらった。
アーネスト「ホテルオリーブ（確かこんな名前）の前にセルビスがくるから、そこの前で待っててくれ」
朝の３時だかで外は当然真っ暗だ。僕は一抹の不安を抱いていた。
イブラヒムじいさんの家はオリーブ山のパレスチナ人が住んでいるところで、某旅行ガイドブックには「行くときは気をつけれ！」と書かれている場所だ。
「そんな場所で夜待たされたくね～」
というのが正直な心境だった。
ビビっている僕を心配してくれていたのか、早朝にもかかわらずゆうきくんとひろみちゃんが起きてくれていた。
ゆうきくんと握手、ひろみちゃんとハグをしてお別れ。
その心遣いのおかげでホテルまでの暗い道のりを強く歩いていくことができた。
ホテルオリーブの前に到着し、しばらく待っているのにセルビスがやってこない。
ほんとにくるのかよ。。。
十数分待っていたかな。
やってきた！
よかった～。すっぽかされてなくて。わるいやつに襲われなくて！
セルビスには何人かの乗客がすでに乗っていた。朝早いためにみんな眠っている。
エルサレムからテルアビブまでは車でおよそ一時間。その間は僕も寝ることにした。
ちなみにエルサレムは歴史の詰まっている街で、テルアビブは政治の中枢を担っている街です。
ほぼ予定通りにテルアビブの空港に到着。
さてここからが
大変だった！
イスラエルの空路出国は厳しいと聞いていた。
理由はかんたんで、テロを防止するために厳重な検査がある。
何人かの査証官が旅行者のパスポートをチェックしながら
イスラエルではどこにいったの？
誰とあったの？
どのくらいいたの？
どこに泊まっていたの？
おみやげは買った？どこで買った？
などの質問がある。これにちゃんと答えられないとかなり面倒なことになるみたい。っというか普通に答えても面倒だった。質問は英語でしてきます。
上記のような質問に答えていると、
「あなた一年くらい前にインドネシア、マレーシアに行ってますね。誰にあったの？どうして行ったの？」
一年前のことなのに聞くのかい！！！
厳しいな～、ほんと。
一人目の査証官が代わって、二人目は男性の査証官になった。
この人の英語が
全然わからん！
僕でもわかるきれいな発音の人もいるんだけど、アクセントとかがめちゃくちゃでこの査証は何を話しているのかさっぱりわからない。
「は～？は～？は～？」
とやっていたら、キレられた！
俺のせいじゃねー！！！！
見かねた別の女性の査証官がやってきてくれた。その人の英語はわかった。
イスラエル人の一部の人って発音がおかしいみたいなんだけど、「なんで俺の英語がわかんねーんだ！」とわからない相手のせいにするってのはよくある話。
質問に答えていると、たまたまそこに日本人の女性がいらしてて僕に
「しぼられてますね～」
と一言話しかけてくれた。
すると査証官が
「なんで彼女と話したの？」
僕にもその女性にも質問してきた。単なる挨拶と答えたけど、本当に細かいです。
旅行者ひとりひとりにこんなやりとりを繰り返しやるので、そりゃ時間かかるよね。
でもね、
まだあるんですよ！
荷物チェック！！！
バックパックも当然やるし、電子機器を入念にやります。
X線スキャンで電子機器の持ち物全部です。
他の空港のようにやっつけ感は全くなく、何回も何回もやります。
僕も三、四回やってた。
無事に終了かと思ったら、、、
セキュリティベルト忘れてる！
検査官がうっかり僕に渡し忘れてた！おいおい頼むよ。一大事だよ。それを忘れちゃ。
ふー、もう終わり？
と思ったら、
「あなたこっちに来て」
別室行きモード突入
一人だけ連れていかれて、更衣室でパンツ一丁手前までいきました。
ドキドキした！
そこからもなぜかこっちに来て、と他の人とはちがう道を通ってイミグレーションを通過した。
気分はさながらVIP。
ようやく中に入ることができた。
安心の
フェラーリ！
あー長かった。寝ていないこともあって、不機嫌極まりない！
でも、査証官の人たちもテロを未然に防ぐためにやっているので目くじらを立てないようにしましょう。
イブラヒム爺さんの家からもらってきたパンみたいなので朝食をすませた。
※イスラエルから飛行機で出国するときは時間にこれでもかってくらい余裕をもちましょう。
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