なりあやの韓国シネマ留学記 -64ページ目

なりあやの韓国シネマ留学記

2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

「ハン・ゴンジュ、見た? すごい映画でびっくりしちゃった!」


韓国映画含め、映画に超詳しい知人から、つい先日、興奮メールが来ました。


うわさには聞いていましたが、そこまで?と、さっそくDVD借りて見ました。


ハン・ゴンジュは主人公の女子高生の名前。

多数の男子高生から性的暴行を受け、その過去から立ち直ろうと、もがく女子高生。


正直、もっとえぐいと思って覚悟して見ましたが、描写自体はそれほどでもなく、でも、やりきれない余韻。


主人公を演じたのは、チョン・ウヒ。

この作品で一躍、注目を集めました。





「サニー」にも出ていた、と言われても、ピンとこないくらい、別人。

シンナー中毒で暴れる女子生徒役です。

これも名演でした。


やりきれない余韻は、周りの大人たちのせいです。

誰も積極的に助けようとしない。


ゴンジュ自身は、一生懸命、もがいているのに。

特に加害者の男子高生たちの親が、ひどい。


被害者なのにまるで加害者のように扱われる。

憤りを感じる一方、リアリティーを感じます。





イ・スジン監督はこれが、デビュー作。


同様の事件をニュースで見たのが、出発点。

遠くで見ていると、被害者がかわいそうで、なんとかしてあげたいと思うが、いざ自分の身近な人が被害者なら、避けたいという心理が働くと考えたそうです。


そういう意味で、とっても重い映画。

見る人それぞれに、つきつけられるものがある。


下が、イ・スジン監督の写真です。


ホ・ジノ監督の助監督だったそうです。

「彼、才能あるわ~」と話していたそう。


今後、注目ですキラキラ





ちなみに、ゴンジュという名前ですが、韓国語ではお姫様の意味です。


イ・チャンドン監督の「オアシス」でムン・ソリが演じた脳性まひの女性も、ゴンジュという名前でした。


偶然だそうですが、イ・スジン監督はこう語っています。


「イ・チャンドン監督の人を見る視線、話す観点が本当に好きです」


ですよね。

同じ感性を感じます。


いやー、いい映画が尽きない(≧▽≦)


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今日、『アン・ソンギ 韓国「国民俳優」の肖像』(岩波書店)の著者、村山俊夫さんにお会いしました(・∀・)


全然別件でお会いしたんですが、この本に触れずにはいられず。


村山さんご自身は、特別、韓国映画が大好きとかではないそうです。

ただ、通訳のお仕事をされる中で、アン・ソンギさんと知り合い、その人柄にほれたそう。


わたしも釜山国際映画祭でお会いして、少しお話もしましたが、本当に噂通り感じのとってもよい方でしたWハート

悪く言う人、いない気がします。


まったく偉ぶらない。


下の写真は、「映画で旅するソウル」という本に出ていたものですが、この記事でも「メイクもスタイリストも付けずに、そのままやってきて、そのままカメラにおさまる」と書かれています。





村山さんは、アン・ソンギさんの本を書いたもう一つの理由をこう語っていました。


「彼の人生を書くことで、韓国の現代史、そして韓国映画史が書けると思った」


読むと、まさにそうなんですね。


生まれたのが、1952年ですから、朝鮮戦争中。

1957年に5歳で俳優デビューしています。





一時は俳優をやめて、勉学に励みますが、ベトナム戦争の終結が、大きな転機となり、再びスクリーンに戻ります。


韓国外大のベトナム語科を首席で卒業したというので、かしこいんですね。

でも、ベトナム戦争が終わると、ベトナム語の使い道がなくなって就職先が見つからず、2年の就職浪人生活を送った末、俳優に戻ったそうです。


「国際市場で逢いましょう」でも出てきますが、韓国の現代史において、ベトナム戦争の存在って大きいんですね。

今まであんまり意識してなかったんですが、日本が朝鮮戦争の特需で戦後復興を遂げたように、韓国はベトナム戦争を経て経済発展した面があるようです。


村山さんが韓国に語学留学したのは1986~1987年。

民主化運動の激しかった時で、催涙弾も何度も経験したそうです。


わたしは最初に留学したのが2002年で、あまりその前の韓国って実感としてよくわからない部分があって。


でも、この本を読むと、たしかに時代の空気がよくわかる。


俳優アン・ソンギがすごいなと思うのは、こんな部分。


私は撮影の前日には決して走らないし、早足で歩くこともしません。

できるだけ大きな声も出さずに、静かに過ごすんです。

なぜなら翌日の撮影のために力を蓄えておきたいからです。

息の一つさえむだにするのは惜しいと思うのです。


撮影に入ると、ものすごい集中力を発揮するそうです。


全盛期は1980年代。見るぞ~キラキラ


ミナミの「韓日館」のランチ、行ってきました(・∀・)


パンチャン(おかず)はバイキング、追加でソルロンタン頼みましたキラキラ









宗右衛門町にあるこのお店、以前は「民俗村」という名前でした。


どでかい、内装も本当に韓国から持ってきた民俗村風です。


かつて、もう10年以上前ですが、毎日ここに通ってました。

バイトでヘ(゚∀゚*)ノ


1回目の留学後、韓国語の語学力を落としたくなくて、わざとネイティブ韓国人ばっかりのお店で働きました。


わたし以外のバイトはみんな留学生で、バイト終わってからも、休みの日も、よく一緒に遊びました。

サムギョプサル作って食べたり、韓流ドラマのビデオを回し見したり、楽しかったなぁWハート


残念ながら、2度目の留学中に民俗村はつぶれ、数年後に韓日館になったようです。建物は昔のまんまで、行くと韓服(ハンボク)姿で走り回っていたのを思い出します。


そして、今日一緒にランチした友達との出会いの場も、ここでした。


「あのー、韓国語教えてもらえませんか」


きれいなお客さんに、ナンパされました(笑)

韓国人留学生と思われたようで。


たった一人の日本人に間違って声をかけるところがステキおんぷ


仕事を始めて全然会ってなかったんですが、最近ご近所になったご縁で、ちょいちょいご飯行かせていただいてます~


そしてそして、もう一つ、


懐かしく民俗村のバイトを思い出していたら、バイト友達からメールが。


「あや、大阪来たから遊ぼう」


って。セブに住んでる友達なので、びっくり(ノ゚ο゚)ノ

あしたのランチに会うことにしましたキラキラ