韓国映画⑰ハン・ゴンジュ 17歳の涙 | なりあやの韓国シネマ留学記

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2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

「ハン・ゴンジュ、見た? すごい映画でびっくりしちゃった!」


韓国映画含め、映画に超詳しい知人から、つい先日、興奮メールが来ました。


うわさには聞いていましたが、そこまで?と、さっそくDVD借りて見ました。


ハン・ゴンジュは主人公の女子高生の名前。

多数の男子高生から性的暴行を受け、その過去から立ち直ろうと、もがく女子高生。


正直、もっとえぐいと思って覚悟して見ましたが、描写自体はそれほどでもなく、でも、やりきれない余韻。


主人公を演じたのは、チョン・ウヒ。

この作品で一躍、注目を集めました。





「サニー」にも出ていた、と言われても、ピンとこないくらい、別人。

シンナー中毒で暴れる女子生徒役です。

これも名演でした。


やりきれない余韻は、周りの大人たちのせいです。

誰も積極的に助けようとしない。


ゴンジュ自身は、一生懸命、もがいているのに。

特に加害者の男子高生たちの親が、ひどい。


被害者なのにまるで加害者のように扱われる。

憤りを感じる一方、リアリティーを感じます。





イ・スジン監督はこれが、デビュー作。


同様の事件をニュースで見たのが、出発点。

遠くで見ていると、被害者がかわいそうで、なんとかしてあげたいと思うが、いざ自分の身近な人が被害者なら、避けたいという心理が働くと考えたそうです。


そういう意味で、とっても重い映画。

見る人それぞれに、つきつけられるものがある。


下が、イ・スジン監督の写真です。


ホ・ジノ監督の助監督だったそうです。

「彼、才能あるわ~」と話していたそう。


今後、注目ですキラキラ





ちなみに、ゴンジュという名前ですが、韓国語ではお姫様の意味です。


イ・チャンドン監督の「オアシス」でムン・ソリが演じた脳性まひの女性も、ゴンジュという名前でした。


偶然だそうですが、イ・スジン監督はこう語っています。


「イ・チャンドン監督の人を見る視線、話す観点が本当に好きです」


ですよね。

同じ感性を感じます。


いやー、いい映画が尽きない(≧▽≦)


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