なりあやの韓国シネマ留学記 -42ページ目

なりあやの韓国シネマ留学記

2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

今回の旅の目的の一つは、ブックカフェめぐり(´∀`)

最近人気でいーっぱいできてるということで。

確かに探さなくても、街を歩いてるだけで目に入ってくるぐらい。

 

お目当ては、홍대(ホンデ)駅前の카페콤마(カフェコンマ)。

でしたが、行ってみたらまあまあ広い店内、ぎっしり座っててなかなか空きそうもない。

 

 

壁中に本が並んでて、高いところはハシゴで。

ホンデ(弘益大学がある)だけあって、大学生ぐらいの若い人であふれてました。

 

 

そしてなぜか益田ミリさんの翻訳本がずらり。

人気なんですね。

 

いっこうに席が空く気配がないので、写真だけ撮って移動~

 

こちらもブックカフェでは有名店。

隣の합정(ハプチョン)駅から歩いてちょっと、빨간책방Cafe(赤い本屋カフェ)。

 

 

店内1階は本はそんなになくて、普通のカフェ風ですが2階はいっぱいありました。

 

 

といって、結局、ホンデからハプチョンまで一駅歩くのに疲れた(ほんまに暑かった……)われわれは、フレッシュジュースでのどをうるおし、本をちょっと物色したらそのまま本を背景におしゃべりタイムに。

 

まあまあ、雰囲気さえ分かりゃいいんですよ。

キウイのフレッシュジュース、おいしい~

韓国のカフェはけっこうフレッシュジュースが充実してます。

生き返る!

 

 

旅ブログはちょっと中断。

昨日は、新大久保の趙善玉料理研究院の勉強会&懇親会の日でした。

 

今回の講師は大桃美代子さんでした~爆  笑

 

 

「韓国と私の人生」というテーマでお話しいただきました。

さすがプロです。

この日のために50ページ近いパワーポイントも作っていただき、写真たっぷりで分かりやすく、楽しませていただきました。

 

大桃さんは、ななんとこれまで120回以上韓国に行かれているそう。

 

興味を持ったきっかけは映画「シュリ」。

その後「冬のソナタ」からの韓流ブームで韓国関連のお仕事が増えていったそうです。

 

転機は2004年の中越地震。

新潟県出身の大桃さんは「もしかしたら被災していたかもしれない。もしここで人生が終わるなら何がしたい?」と考えた時に、韓国留学が思い浮かんだそう。

 

2005年にソウルの延世大学へ。

平日は韓国で授業、土日は日本で仕事というハードな留学生活で、それもやはり4カ月が限界だったようです。その間、宿題が多いのもあって韓国滞在中は勉強だけ。

その反動で、帰国後は頻繁に渡韓しては全国を旅するようになりました。

時に仕事で、時にプライベートで。

 

韓国関連のお仕事で印象に残るのはNHKの「日本と朝鮮半島2000年」シリーズ。

10回中4回に出演されて、白村江の戦い、豊臣秀吉の朝鮮侵略、江華島事件など日韓の歴史をたどりました。

大桃さんいわく「なぜか戦いばっかり。もっと朝鮮通信使の回とかも担当したかった!」んだそうです(笑)たしかに……

 

そのほか米作り、井戸茶碗、パワースポットなどなど、色んな切り口で韓国をご紹介いただきました。

びっくりしたんですが、大桃さんの手元は資料なし。

すべて頭の中にインプットされてるんですね。

固有名詞もばんばん出てきましたが。

さすがテレビの方だと思いました。新聞の人間としては……

 

最も印象に残ったのが、韓国という共通項で色んな人とつながれたことへの感謝のことばでした。

それは本当にわたしもそうで、こうやって単身赴任で東京に来てたった1年で、かけがえのないご縁をたくさんいただいて公私ともに充実した毎日が過ごせるのも、韓国という共通項でつながれるからです。

 

もちろん、大桃さんとも。

今回の講師役も、即答でOKいただきました。

お引き受けいただき、ありがとうございました!!!

 

そしてもちろんトークの後は、趙善玉先生の料理を囲んで懇親会~

いつもチャーミングな善玉先生です。

料理しながら即興で歌ってらっしゃいました。

 

 

ミュージカルからの、映画という幸せな一日( ´艸`)

楽しみにしすぎていた「徳恵翁主(トッケオンジュ)」です。

 

 

楽しみにしすぎたせいか、ちょっとがっかりではありました。

でも、今ネットで調べたら500万人以上動員してるみたいなので、興行的にはまあまあ成功したみたいですね~

 

徳恵翁主は、大韓帝国最後の皇女。

実在の人物です。

 

チラシのあらすじをざっくり訳すと、

 

「高宗皇帝の一人娘として生まれ、大韓帝国の愛を一身に受けた徳恵翁主(ソン・イェジン)。

日本帝国は13歳の徳恵翁主を強制的に日本に留学させる。毎日のように祖国に思いをはせる徳恵翁主の前に、幼い頃の友、ジャンハン(パク・ヘイル)が現れ、英親王(※徳恵翁主の兄)亡命作戦に巻き込まれ……」

 

小説を土台にしてるので、史実と違う部分もかなりあるんですが、個人的には史実かどうかはあんまり気にならなくて。

徳恵翁主その人を描ききれてないような気がしてなりませんでした。

えらそうでごめんなさい。

なぜ期待したかというと、ホ・ジノ監督作で、しかも監督がかなり長期にわたって撮りたいと言っていた作品だったので。

 

日韓のセンシティブな題材なだけに、色んな意見を聞きすぎたのかな~と推察します。

 

とはいえ、ソン・イェジン、パク・ヘイルの演技はやっぱり見応えあるし、徳恵翁主の映画を作ったというだけで、ものすごく意味があると思ってます。

 

ホ・ジノ監督が徳恵翁主の映画を考え始めたのは、2007年ごろ。KBSのドキュメンタリーがきっかけだったそうです。

 

映画雑誌「CINE21」のインタビュー抜粋。

 

「高宗が還暦の時に生まれた娘で、非常にかわいがった。新聞社がどんどんできてきた時期でもあり、徳恵翁主がどんな服を着て、何を食べたのか、一挙一動が記事になるくらい、今で言うアイドルのような存在だった。それが、父が毒殺されたと信じたまま日本に連れて行かれ、日本人と結婚して精神病院に入院し、娘は自殺するという、悲劇的な人生に。ドキュメンタリーで最も記憶に残ったのは、空港の場面だった。王朝の復活を拒みたい政権のために祖国に戻れなかった徳恵翁主が、1962年、ついに帰国し……」

 

実際はともかく、少なくともこの映画で最も悲劇に感じられたのは、日本に連れて行かれたことよりも、日本人と結婚させられたことよりも、戦後、祖国に戻ることを祖国に拒まれたことでした。あまり深く考えたことなかったんですが、王朝復活を拒みたい人たち、もちろんいたでしょうね。ホ・ジノ監督の視点が見えた気がします。

 

言いたいことは尽きないけど、この映画を見た後、深夜というより早朝まで映画談義盛り上がりました。それが一番楽しかった!

 

この日の晩ご飯は、プルコギ~

 

 

乙支路入口の南浦麺屋(ナンポミョノッ、남포면옥)でいただきました。

おいしいとしか言いようがない。