なりあやの韓国シネマ留学記 -10ページ目

なりあやの韓国シネマ留学記

2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

急激にブログのアクセスが増えてびっくりしてます。

興味はやはり軍艦島なんでしょうか…

 

続きを書きたい気持ちはありつつ、アウトプットが続いて頭がすっからかんな感じがして、土日はお芝居見たり、友達とイルサンのホス(湖)公園を散歩したり、ゆるゆる過ごしました。

 

そして軽く熱中症になって今日もゆるゆる(笑)

しかも運転中にタイヤがパンクするという、平穏とは縁のない日々を送っとります。

 

今日のランチはウナギを食べました。장어。

味付きのもあるけど、今日は白いの。

 

 

タレにつけて野菜にくるんで食べます。ショウガとかニンニクとかと。熱中症もふっとびました。

 

やっと本題、29日(土)中央日報のコラムです。

 

http://news.joins.com/article/21800116

 

1997年のIMF経済危機から20年にからめて書きました。

 

もともとは全然違う話で書いてたのが、中央日報の担当記者とランチしながら雑談してるうちに、IMF20年の話の方がおもしろい、と。書き直しを求められました。

 

なにがおもしろいか。韓国の20年と日本の20年は感覚的に全然違うという点。変化の激しい韓国では20年はものすごく長い。だから、IMF20年の話を聞こうと思っても「そんな昔の話…」という反応。当事者はものすごく多いはずなのに、意外にまともに話してくれる人が見つからない。阪神大震災から20年の2015年、新聞社にいた人間として、大々的に報道したのを思い出し、違うな~と思ったという雑談。

 

書きながら、震災と経済危機を比べていいのか、とか、じゃあ日韓の歴史についてはどうなんだ、とか、色々突っ込みどころが見えてきましたが、でも、わたし個人の実感で書こうと思いました。結果、けっこう批判的な意見も。韓国の新聞で日本人が日韓の話を書くというだけで、とってもリスクがあるんですね。改めて実感。でも、書く場を与えてもらったからには、書かねば。

 

昨日一緒に公園を散歩した友達は、日本在住経験のある韓国人。外から自国を眺める経験って大事ですよね。友達いわく、「韓国は世代間で違う国と言ってもいいぐらい違う。日本は20代も80代もある程度共通の背景がある感じがするけど、韓国は全然」と。わたしもそう感じます。だからこそ、コラムを書く身として、普段からできるだけ幅広い世代、男女、職種の人に会って色んな話題をふってみる。韓国をできるだけ立体的に知りたい、と思ってます照れ

続きです。

公開初日で97万人を動員し「軍艦島」が色々話題になってますが、すみません、マイペースで。

 

シネコン最大手のCGVは配給社最大手CJE&Mの系列

 

2番手ロッテももちろん配給社ロッテエンターテインメントと、

 

MEGABOXはもとは配給社SHOWBOXの系列でしたが、今は中央日報の系列です。

 

ここで配給と上映を同じ系列でやるのは公正でない、と指摘されてるんですが、分離して解決する問題とも思えない…

 

「軍艦島」は、制作、投資、配給、上映のすべてが最大手のCJ系列で、特に問題視されてます。

 

 

公開初日、2027のスクリーンで上映。全国のスクリーン数は2016年のデータで2575。例えば、1つのスクリーンで「軍艦島」を3回、ほかの作品を3回とかいう上映の仕方もあるわけで、単純に2575分の2027というわけではないんですが、それにしても、の数ですよね。

 

総制作費は、純制作費+P&A(Print&Advertisement)なんだそうですが、P&Aは宣伝費かな。この宣伝費が膨らんでるそう。

 

「軍艦島」も、ものすごい宣伝していて、ここまでやったら、スクリーンも押さえられるだろうし、かなり観客数を伸ばせるだろうなと思うわけです。近年、規模が大きいほど投資が集まりやすくなってるのは、そういうことだと思うんですね。映画の中身うんぬんよりも、大規模=宣伝費があるという金の力がものを言ってる気が。

 

わたしの関心はここなわけです。

なんで最近の韓国映画は規模ばっかり大きくなって、内容がそれほどでなくてもヒットしちゃうんだろう、という。その分、中規模の作品ができにくくなっている。多様性がなくなるのが、映画ファンとしては悲しい。

 

来年予定されてるCJの作品はほとんど100億ウォンを超える規模なんだそうです。

 

「軍艦島」が内容的によくないと言ってるわけでなく、むしろわたしは好きだし、おすすめしますが、内容で勝負してるのか、という状況なんですよね。それはCJの責任ではなく、今の構造の問題。

 

この日の先生は、プログラマーとして大事なことをこう言っていました。

もちろん、観客の見たい映画を見たい時間に見られるようにするというのはそうなんですが、劇場がちょっと損をしても、多様性のある映画を上映して、観客に投げかける機能も大切と。観客を育てるという役割。

 

入るからって、どこもかしこも「軍艦島」ばっかりやってたんでは、観客の選ぶ目もなくなるし、ひいては、映画産業全体の地盤沈下につながると、わたしは思うんですね。韓国映画界はそういう局面に来ていると感じます。

 

なんでこういうことが起こってるかというと、フィルムがデジタルとなっていくらでもかけられるようになった。フィルムの頃にはここまでのスクリーン独占は起こりえなかった。

 

むしろ、人気作が上映されてる時には他の作品まで観客数が伸びるという効果まであったのが、今は人気作にあまりにもスクリーンを占められてしまうので、同時期の上映をみんな避けるんだそうです。現に、前週好調だった作品のスクリーンが「軍艦島」公開の影響で激減しました。だからますます人気作をやってる時期にほかに見る作品がない、あるいは時間帯が見にくい時間帯で、ますます人気作の観客数だけが伸びるという現象が起こるんですね。そうすると、以前だったらそこまで入る内容とは思えない作品が1000万人動員できちゃったりするわけです。

 

政権も変わり、何らかのメスが入るんだろうと思われますが、配給と上映を同系列で兼ねられないようにするという方向が予測されてます。兼ねてないSHOWBOXとかMEGABOXが、CJ(CGV)やロッテとどれほど違うのか、わたしにはよく分からない。

 

これは、わたしの案ですが、上映していいスクリーン数を全体のスクリーンの何割とかに制限したらどうでしょう。それでも内容として本当に受けてるなら、長い期間にわたってヒットして観客数を伸ばせるはずですし、そうでなければ、それだけの映画だということで、ほかの映画を見る機会、もっと言うと作る機会につながっていくんではという淡い期待。今のままでは悪循環。

 

ちなみに、この夏の期待作としては公開順に「軍艦島」、「タクシー運転士」、「青年警察」なんですが、「軍艦島」も「タクシー運転士」もテーマが重いということで、意外に「青年警察」がヒットするんではという予想も。

 

ここまでが、昨日の授業のメモ。

今日の分はまた後日~

 

おやすみなさい口笛

昨日の授業もおもしろかった。

これはすごいわ。区がこんなプログラムを組めるわけがないと思って、昨日ちょろっと取材しました。今日はあんまり時間がないので詳報は後日ということで、さらっと昨日のメモ。

 

昨日のテーマは「劇場の理解とプログラミング」

 

映画館でどの作品を上映するかを決めるプログラマーとして十数年務めたという女性が先生。

 

現在はMEGABOXというシネコンの投資配給チーム長という立場。

この立場になったのはつい2ヶ月前だそうなんですが、その最初の配給作品が「朴烈」だそうです。最初から当てちゃいましたね照れ

 

1998年度に最初に劇場の仕事を任されたそうで、その当時はプログラミングのことを「バングミ」と言ってたそうです。日本語の「番組」ですね。

 

昨日は、話題の「軍艦島」公開日。

月の最終水曜日は「文化の日」と言って午後5時から9時の上映は5千ウォンで見られるという日。通常5~10%観客数がのびると言われてます。その日でした。

 

日本では9月公開の「ダンケルク」が韓国ではすでに公開されていて、好調だったのですが、「軍艦島」にスクリーンを奪われました。

 

これは公開日の設定を失敗したというケース。

「軍艦島」を見据えて、もっと前に公開すべきだった、という。

 

韓国ではシネコンがものすごい勢いで増えたのですが、

マーケットシェアは、

①CGV ②ロッテ ③MEGABOX

で5:3:2

という感じ。昨日の先生は以前はCGVにいたそうで、ライバル社に移ってきたわけですね。

 

すみません、時間切れでまた明日以降続き。