授業が予想以上に忙しくて、韓国映画を観る時間があんまりないというのが悩み…
気になってたイ・ビョンホン(이병헌)主演の「シングルライダー(싱글라이더)」、観た人の評価はいいのに観客動員が伸び悩んで、どんどん上映時間も劇場も減ってきて、焦って一昨日観ました。
わたし好みの映画。
と思ったら、イ・チャンドン(이창동)監督がシナリオ執筆に参加してるんですね。なるほど。
イ・ビョンホン演じるカン・ジェフンは、証券会社の支店長。
息子の英語教育のため、妻と息子はオーストラリアで暮らす。
韓国でよくあるキロギアッパ(기러기아빠=海外の家族に仕送りをしながら単身韓国で働くお父さん)です。
不良債権事件ですべてを失ったジェフンはオーストラリアへ飛ぶが…
何より、イ・ビョンホンの繊細な演技。
悪役とか豪快な役が続いてたから、久々で新鮮。そしてやっぱりいいわ。
「自分が好きなタイプの映画。ものすごい事件が起こる『映画的』なのよりも、人物の心理や感情を非常に丁寧に追っていく映画」(シネ21より)
と本人が語ってるように、これでもかというぐらい本数の多い犯罪アクション系とは全然違う、落ち着いた作品です。
ただ、大体内容はわかってるようなつもりで観てたら、終盤の展開が「え、あれ、そういうこと??」という感じで、ショックで上映が終わってもしばらく立ち上がれませんでした…
イ・ビョンホンがオーストラリアに行くのに手ぶら?とか、細かく気になるところがあったのが、結末に向かってすーっと理解できる。
妻に男ができてて嫉妬するとか、そういうレベルの話じゃないんですよね。
韓国にいた時は施錠に神経質だった妻が、オーストラリアではドアを開けっ放しにして出ていく。のびのび幸せそうに、自分(ジェフン)の知らない世界で生きている。
妻を演じるコン・ヒョジン(공효진)も、地味な役ですが、絶妙でした。
イ・ビョンホンやし、日本でも公開されるよね。
にしても、韓国でのこの動員数(35万人弱)はちょっとひどいな…
全般的に、今、韓国では映画が低調です。
なぜなら「現実のほうが映画的だから」(笑)
