韓国映画㊹アリラン(아리랑) | なりあやの韓国シネマ留学記

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2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

キム・ギドク(김기덕)監督の新作やってますよね。

近々観ようと思いながら、なんとなく、再び「アリラン」(2011 原題:아리랑)。

 

 

↑本人の足です。

 

自分自身を撮った作品。

世界的な監督の、人間的な葛藤が描かれてます。

でも、作品の中で、「ドキュメンタリーではなくドラマ」と言ってます。

 

実際に取材で何度かお会いしたキム・ギドク監督とは全然違う印象。

わたしがお会いしてるのは2013~14年なので、この映画より後ですが。

天真爛漫、少年みたいと思いました。

明るいし、よく笑うし。

 

「アリラン」を撮っていた当時は、相当苦しんでたようです。

オダギリジョー主演の「悲夢」(2008 原題:비몽)以来、映画が撮れなかった時期。

3年ぐらい撮れない(撮らない)監督はいっぱいいますが、それまでコンスタントに撮り続けていただけに……そして、「アリラン」以降、再び撮り続けてます。

間違いなく、この映画が転機になってますよね。

 

「영화를 찍고 싶다고(映画を撮りたいんだ)」

 

 

撮れない理由も、赤裸々に語ってます。

ここまでさらけ出すか、というぐらい。

 

登場するのはキム・ギドク監督一人ですが、キム・ギドクとキム・ギドクが対話する。

責め立てたり、励ましたり。弁解したり、泣き出したり。

さらにそのシーンの映像を見るキム・ギドクまで……びっくり

 

韓国の映画監督たちはかなり高学歴の方々が多いですが、キム・ギドク監督の経歴は異色。

小学校卒業後から、工場で働いていたそうです。

「アリラン」の中に、監督の生活ぶりも出てきますが、原始的。

なんでも自分で作っちゃう。

エスプレッソマシーンまで。

 

キム・ギドク監督作って、いつも手作り感あふれてる気がしますが、それが味ですよね。

洗練されないのが、いい。

 

わたしの、最初のキム・ギドク監督の記憶は、「悪い男」(2002 原題:나쁜 남자)のポスターでした。2002年の留学時、どっかのカフェのトイレに貼ってあった(笑)

 

 

衝撃でした。その後すぐに観たような。

そしてもっと衝撃を受ける(笑)

 

新作「The NET 網に囚われた男」(2016 原題:그물)楽しみやなぁ照れ