キム・ギドク(김기덕)監督の新作やってますよね。
近々観ようと思いながら、なんとなく、再び「アリラン」(2011 原題:아리랑)。
↑本人の足です。
自分自身を撮った作品。
世界的な監督の、人間的な葛藤が描かれてます。
でも、作品の中で、「ドキュメンタリーではなくドラマ」と言ってます。
実際に取材で何度かお会いしたキム・ギドク監督とは全然違う印象。
わたしがお会いしてるのは2013~14年なので、この映画より後ですが。
天真爛漫、少年みたいと思いました。
明るいし、よく笑うし。
「アリラン」を撮っていた当時は、相当苦しんでたようです。
オダギリジョー主演の「悲夢」(2008 原題:비몽)以来、映画が撮れなかった時期。
3年ぐらい撮れない(撮らない)監督はいっぱいいますが、それまでコンスタントに撮り続けていただけに……そして、「アリラン」以降、再び撮り続けてます。
間違いなく、この映画が転機になってますよね。
「영화를 찍고 싶다고(映画を撮りたいんだ)」
撮れない理由も、赤裸々に語ってます。
ここまでさらけ出すか、というぐらい。
登場するのはキム・ギドク監督一人ですが、キム・ギドクとキム・ギドクが対話する。
責め立てたり、励ましたり。弁解したり、泣き出したり。
さらにそのシーンの映像を見るキム・ギドクまで……![]()
韓国の映画監督たちはかなり高学歴の方々が多いですが、キム・ギドク監督の経歴は異色。
小学校卒業後から、工場で働いていたそうです。
「アリラン」の中に、監督の生活ぶりも出てきますが、原始的。
なんでも自分で作っちゃう。
エスプレッソマシーンまで。
キム・ギドク監督作って、いつも手作り感あふれてる気がしますが、それが味ですよね。
洗練されないのが、いい。
わたしの、最初のキム・ギドク監督の記憶は、「悪い男」(2002 原題:나쁜 남자)のポスターでした。2002年の留学時、どっかのカフェのトイレに貼ってあった(笑)
衝撃でした。その後すぐに観たような。
そしてもっと衝撃を受ける(笑)
新作「The NET 網に囚われた男」(2016 原題:그물)楽しみやなぁ![]()


