「コンフェッション 友の告白」(2014 原題:좋은 친구들)
こんな映画やったんや……原題からして、もっと楽しいのを想像してた。

憎しみも裏切りもない友の間で、最悪の事態が起きることもある。
外から見れば、強盗、放火、殺人という極悪犯罪も、実は友のために良かれと思ってやったことが始まりだった……。
韓国映画の特に犯罪ものは裏切りがものすごく多いので、そういう意味で新鮮でした。
犯罪を肯定するつもりは毛頭ないけど、背景は様々ですよね。
記者としては、加害者側の事情にまでたどり着けないことが多かったけど、かつて法廷通訳や弁護士の接見通訳、警察の取り調べ通訳をやっていた頃は、切実に感じたことでした。
この犯罪は、この人一人の問題で片付けていいものなんやろか……と。
ヒョンテ(チソン)の母が経営するゲーム賭博店で強盗放火事件が起こるが、捜査は進まない。
賄賂を受けていた警察を含め、利害関係者がうようよ。
結果的に加害者となったインチョル(チュ・ジフン)とミンス(イ・グァンス)が悪いのかと言われると、どうでしょう。
いつも友の足手まといになるミンスなんか、ある意味一番かわいそう。
清潔すぎるチソンとの対比で、チュ・ジフンの汚れっぷりが際だって良かった。
たぶん観客の多くは、圧倒的被害者のヒョンテよりもインチョルに感情移入するんじゃないかな。
友情……そんな単純明快なもんではないですよね。
ほんの少しの疑心が歯車を狂わせていく。
その複雑さがよく出てた気がします。
その分、終わってしばらく気持ちよくないけど。